世の中が平和であればこそ

アメリカの金融会社、ゴールドマン・サックスの今年度4～6月期、最終利益が、前年比で65％増加したそうです。

4半期ベースでは、過去最高の水準だそうです。

何とか景気の底割れが回避されたかと思いきや、日経新聞の「中小企業経営者調査」によると、国内景気が半年前比べ、「悪化」あるいは「悪化の兆し」と答えた企業が41％に達し、「改善」の26％を大きく上回ったようです。

私たち、伝統工芸や節句人形（雛人形や武者人形）に関わっている人間は、とっても先々が心配です。

世の中が平和であればこそ、より良き文化が育まれるもので、とりわけ人形業界は、世の中の動きや生活習慣に深い影響を受けてきました。

幸い、かわいい大事な赤ちゃんが元気で健やかに育って欲しいという、ごくごく自然で、当たり前の気持ちがある限り、人形業界は不滅であるとは思いますが…。

しかしながら、生活環境が変化し、出生率が大幅に改善されない現実の中、我々人形業界人、人形職人はしっかりと世の中の動きに敏感でなければならないと思います。

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