雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

木目込の雛人形の製作・殿冠

2009-02-07 18:22:51 | 節句人形 雛人形
木目込の雛人形には、たくさんの部品が必要です。
画像の立雛の殿の頭には、本金箔押の冠(かんむり)が被されています。
 雛人形の殿に付ける、本金箔押の冠(かんむり)を作っているところです。

しっかりとした下塗を施した紙製の冠に、箔押し用のワニスを塗ります。

すぐに箔をはる事はできません。
ワニスが完全に乾く寸前が勝負です。

 まさに吹けば飛ぶ金箔です。竹製の道具を使います。

 きれいに、丁寧に箔を置きます。

 本金箔押しの冠が仕上がりです。

私の木目込人形の工房では、その時期その時期でまとまった作業をしています。
1体仕上げてまた次の1体…というような手順ではありません。1週間通してヤスリがけをしたり、また別の日には、胡粉がけをしたり、などなど…。

当然の事ながら、今の時期は、すべてが完成するような作業になります。
このように木目込人形は大変手間がかかるので、追加の製作が間に合わない事もあります。

ですから、人気のある商品はどんどん先に売れていきます。
私の工房では、最後までいい作品が飾れるように工夫しております。どうぞ、木目込のお雛様にご興味ある方は、直接お越しください。 私の工房には、ここでしか見られないお雛様が飾ってあります。

http://kimekomi.blog8.fc2.com/
http://arai-kimekomi.co.jp/
http://ameblo.jp/dog-bell/

岩槻の人形業界の仲間たちと

2009-02-07 01:18:23 | Weblog
またしても、伊太利家さんです。岩槻の人形業界の仲間たちとの飲み会がありました。ロゼやら、赤やら、おいしいワインをたらふく頂きました。

今日は、浅草橋に最後の雛人形の納品があり、その後、渋谷で「芹川英子」一門の桐彩会の作品展会を見にいきました。

さらに、池袋の伝統工芸会館に搬入をしいに行き、何とも充実した一日でした。

ホームページ
も画像を更新いたしましたのでご覧ください。

この時期は、体が不思議と動きます。3月3日が過ぎると、こうは行かないのですが…。

伝統工芸士 新井久夫のホームページ