ひな祭りまで、あと１ヶ月

ひな祭りまで、あと１ヶ月です。雛人形を作っている職人にとって、最後の頑張りどころです。卸や小売サイドでは、そろそろ人形売り場で購入された皆さんのお宅へのお届が始まります。その中には完納しておらず、倉庫に未だない商品もあります。人形業界では「カラウリ」といいますが、これらの雛人形が納品順位の上位になります。

一方、これから売るべき商品についても、ここ数日中に納めなければキャンセルになってしまいます。

毎月、毎月ひな祭りがあればいいのですが…。雛人形は年に一度の、３月３日のひな祭り用に商品が動きます。この事実を想像すれば、特殊な業界である事がご理解いただけると思います。

職人（メーカー）や卸のバイヤー、小売りやさんの仕入の担当者、雛人形に関係するすべての人々達の一年間の成果が発揮され、結果が出る時まで、あとわずかであります。


ご覧の画像のように、木目込人形の製作は大変手間がかかります。


初節句をお迎えになるご家庭や、そのお宅のかわいいお子様の事を想い、決して手を抜く事無く、心を込めて最後の一品まで完納したいと思います。
私、新井久夫の作品の一部ですが、ご覧ください。
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