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淡路島の春 : イカナゴ漁とともに

2013年03月18日 | 旅行
< くぎ煮と釜揚げ >

梅の花が咲き、イカナゴ漁が始まり、終わると花もやがて散る。

この1ヶ月間ほど、漁港は賑わい、各家庭では「くぎ煮」が作られる。

今日は、イカナゴ漁に賑わう漁港を中心に紹介します。


くぎ煮はイカナゴの稚魚、体長3~7cmを大量の醤油と砂糖で煮て作られる。

お酒と生姜が加えられ、水気が完全に飛ぶまで煮続けると、照りのある飴色になる。

これをご飯に載せて食べると実にうまい。

釜揚げは他の料理に和えて使う。



< 朝、最初の漁船が帰って来た >

イカナゴ漁は2隻の漁船が大きな網を引き、海を駆けめぐる。

そして別の1隻がその収穫物を港に急いで持ち帰る。


< 着岸し、船倉からイカナゴが荷揚げされる >

船の漁師と埠頭の荷揚げ者が協力して、いくつものコンテナにイカナゴを移す。

漁師達は男や息子であるが、荷揚げ者は婦人や娘達である。家族、皆が協力しての漁である。


< 並べられたイカナゴ >


< 競りの始まり >

奥の船で競りが終わった仲買人達は手前の船に移動して来る。

一人の仲買人がイカナゴのコンテナに手を入れ、品定めをする。

やがて競りが始まる。

荷揚げを終えた船は、またすぐ出港する。


< 集まってくるカモメ達 >

荷揚げでこぼれる魚を狙って、カモメが徐々に集まってくる。


< サギが高みの見物 >

サギは遠くから漁港の様子を見下ろしている。


< 紅梅と白梅 >

もうすぐこの花も散ることになる。

もう春が来た。











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