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北欧3ヵ国を訪ねて 39: 車窓からの眺め

2018年11月15日 | 連載 北欧3ヵ国を訪ねて

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今回はストックホルムからカールスタッドまでの車窓の風景を紹介します。
スカンジナビア半島の雄大な自然の中を走り抜けます。
広大な森林と湖、草原が続き、時折、地方都市と農家が現れます。




< 2. 鉄道のルート >

上の地図: 上が北。列車の走行ルートを示す。
右端がストックホルム中央駅で、左端がカールスタッド中央駅、その間は約330kmです。
ストックホルムを発車したのは6月4日月曜日、定刻の13:25で、到着予定時刻は16:09です。
S、K、H、D、Kは途中の駅名の頭文字です。
赤い星印は世界遺産のエンゲルスバーリ製鉄所です。
写真は撮影順に並んでいます。

中央と下の写真: 出発してから20分も経つと、ほとんど民家を見かけない大自然の中を走るようになります。



< 3. Södertälje Kanal  >

上の写真:  Södertälje Kanal(運河)の下流を望む。
出発してから26分のところです。
ここを下るとバルト海に出る。
河口の西側に観光地で有名な海岸の町トローサがあり、東側に私が行けなかったNynäshamnの港がある。

中央の写真: 同じ運河の上流を望む。
ここを遡上するとメラーレン湖に至る。
ここは工業都市で港湾施設を有する国際都市でもあり、移民の割合が40%に迫る。
千年前、この運河は自然の川であり、ヴァイキングがメラーレン湖からバルト海に出るには最短コースでした。
しかし後に氷河の重みの反動で地盤隆起が進み、15世紀には掘削を始め、やがて運河が出来た。
私はここを経由してトローサまで行きたかったのですが、時間的に無理だったのでNynäshamnに行先を変更した。

下の写真: このような荒らしい岩肌がストックホルム南部の路線では頻繁に見られた。
この光景はロシア北部からバルト三国、ポーランドまでの車窓では見られなかった。
かつて同じように氷河で覆われた地形、起伏の少ない地形、多い湿原、似た植生でありながら、この違いはなぜなのだろうか?



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< 6. Katrineholm 駅 >

出発してから1時間10分ほどの所です。
カールスタッドまでの駅では大きさが1、2番でしょうか。




< 7. 広大な農地 >

出発してから1時間36分ほどの所です。



< 8. Hallsberg 駅 >

出発してから1時間40分ほどの所です。
町としては大きくはないが、駅舎が巨大で古く、大きな操車場もあります。
この駅でストックホルムを発った列車はオスロ方面とヨーテボリ方面に分かれる。
ヨーテボリはデンマークの対岸にある港湾都市で、スウェーデン第二の都市です。
ここも行きたかったのですが、オスロの途中に寄ることが出来ないので諦めました。


< 9.SJ国際特急列車の路線 >

この地図でストックホルム、ハルスベリ、カールスタッド、ヨーテボリ、そしてオスロ、コペンハーゲンの位置関係が良くわかります。



< 10. のどかな暮らし >

上の写真: たまたま撮った写真を良く見ると、湖岸で水着姿の人々が多数写っていた。
この日時は月曜日の15:10でした。
これは北欧の人々が短い夏を謳歌しようとしているのか、それともあくせく働かずゆったりと暮らしを楽しむからでしょうか。



< 11. Degerfors 駅 >

上の写真: 小さな駅です。
この町は製鉄所で成り立っているようです。
この北部に世界遺産のエンゲルスバーリ製鉄所があります。
この一帯は古くは鉄鋼業が盛んで貿易と経済を支えた歴史を持つのです。



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< 13. Kristinehamn 駅 >

ここは比較的大きな町であり駅でした。
カールスタッドまであと20分ぐらいの距離です。


次回に続きます。




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