ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

『俺たちフィギュアスケーター』を観てきました。

2008-03-07 | 観るものにまつわる日々のあれこれ
  
乱闘騒ぎで、シングルから永久追放された元・チャンピオンたちがペアを組む!
史上初男子ペアのフィギュア・スケート!

1週間だけの上映です。
満員にはならないのを承知で上映してくれているのだろう映画館に敬意を表して、今回も期間ぎりぎりに滑り込み。(観にいかないと、上映してくれなくなっちゃう…。)
私の行った日は、『タロットカード殺人事件』と同じくらいのお客さんが入っていました。

俺たちフィギュアスケーター 公式サイトへ
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スケートの才能を買われて孤児院から富豪の養子になったジミー(青い方)。
成長した彼はアイドル並みの人気スケーターに成長し、その人気はストーカー(男)もはりつくほどです。
さて、そのジミー、国際大会で金メダルを目前にしていましたが、ライバルのチャズ(赤い方)と同点、優勝を分けあうことになってしまいました。
けれど、見た目も、演技の質もまったく違う二人は犬猿の仲。
授与式で乱闘を起こして、メダルは剥奪。挙句、男子シングル界から永久追放されてしまいます。
養子縁組も解消され、華やかな舞台から遠ざかることを余儀なくされるジミー。
失意の3年間が過ぎるころ、彼の元にあのストーカーが現れ、入れ知恵。
「男子シングル以外は禁じられていない。ペアなら。」
俄然やる気になったジミーですが、パートナーを探しにいった先で、ジミー以上にうらぶれていたチャズに鉢合わせて、またも大乱闘。
それをみていたコーチが二人の動きに目をつけます。これはペアの技?
コーチはある野望を抱いて二人にペアを組ませようとします。
なんだかんだといいつつ、スケートへの思いを断ち切れない二人は、コーチの口車にうまく乗せられ、世界大会を目指すことに。

若干悪ノリ系のギャグコメディです。
おすぎさんも爆笑…とどこかで見たような気もします。
爆笑とまではいきませんが、いろいろな種類の笑いのタネがありました。
苦笑、嘲笑、失笑ふくめて。
会場からももちろん笑い声が。

オバカな子はオバカ。
イジワルな子はイジワル。
ひねりはなく、とにかくわかりやすいつくりです。
あえてひねったかと思われたのは、一番まともそうに見えたコーチが実は一番イってしまっている人だったこと?

下の画像の2人は、世界大会のマスコット。
右側の子の頭にボーガンの矢が刺さっています。
あるシーンで突き刺さるのですが、その時の、彼のうつろ~な感じが可笑しくてたまりませんでした。
このデザイン、妙に目に残ります。

俺たちフィギュアスケーター公式サイトへ
 ← 受難のマスコットたち。


あ~、よくやるねぇという映画ではあったのですが、一番の衝撃は、チャズのパンツを振り回して絶叫するサーシャ・コーエン。
すごかったです。
いいのかなぁ、まるで悪魔のように綺麗なのに、男のパンツ振り回してて。
他にブライアン・ボイタノも出ていました。
ボイタノとオーサーのWブライアンのペアなら、本気で観たいかも。
…って、いい加減古いですよねぇ、ワタシも。
20年も前ですよ…。

それと、この映画は最後のテロップの間も、陰の立役者のひとり芝居シーンがありますから、途中で退出すると観損ねてしまいます。
それが惜しいことかどうかは、う~む…。





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6 コメント

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エエッ? (S・M夫人)
2008-03-07 16:40:06
パンツ振り回して絶叫するサーシャ・コーエン!
それはぜひとも観たいなぁ。
前々からアメリカ人に見えないよね、ってきしちゃんとも言っていたけど、そのノリはやっぱり彼女もアメリカ人なのね…。
返信する
ね。 (きし)
2008-03-08 00:13:26
驚くでしょ?
そんなことしそうもないと思っていたのに。
観た瞬間、椅子から身を乗り出してしまいましたわ。
我が目を疑って…。
返信する
しくじったー!! (るい)
2008-03-08 00:18:55
や~ん!観ようと思ってたのに忘れてたよー。
一週間だけなんだもんね…。これ、いつかテレビでやるかなぁ?
返信する
あ~。 (きし)
2008-03-08 13:27:44
やらないねぇ、たぶん。
少なくとも民放の週末の21時台にってことはないだろうなぁ。
ちょっと障りがあると思う…。
返信する
Unknown (snowy;yukino)
2008-03-09 15:13:58
ウィル・ファレルは好きな俳優でつ、、

馬鹿らしいであろう、とは想像できながら
映画館で見ました。うう!

小説家が書く小説の主人公になってしまう、、、
みたいな映画が
あったのですが、、日本では上映されたので
あろうか?

彼の一番新しい 映画のタイトルは
セミ・プロ、、
バスケットボールのティームのオウナーにして
プレイヤーな男を演じていまつ。
どうなのだろう、、悪くないような
事が書いてあったやに。

こういう映画を見るとハリウッド映画も
悪くないかも、、と思うのでござりまつ。

良い映画と本を我らに。
xx
返信する
yukinoさま (きし)
2008-03-10 01:21:51
当然、そちらの映画館ですよね。
爆笑でしたか?

チャズのウィル・フェレル。
酔っ払って電話に向かって歌う声が、妙にいい声で、わけもわからず聴き入ってしまいました。

ところで、小説家の書いている小説の主人公になってしまうという映画。
日本では『主人公は僕だった』(たぶん)というタイトルで公開されたと思います。
予告を観た気がするのですが、結局行けなかった作品。
同じ俳優さんとは全然思い至りませんでしたわ。
そのバスケットの映画、日本で公開されるとしても、ここではどうかな~。
「俺たちフィギュアスケーター」を上映したくらいだから、これもやってくれるかしら。う~む。
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