ゆっくりと世界が沈む水辺で

きしの字間漫遊記。読んでも読んでも、まだ読みたい。

山尾悠子【増補 夢の遠近法: 初期作品選】

2015-03-22 | 筑摩書房
『夢の遠近法』。 嬉しい文庫化です。 作家自身の解説付きですから、単行本を持っていても、これは買いの1冊。 . . . 本文を読む
コメント (4)

筒井康隆編【70年代日本SFベスト集成1: 1971年度版】

2014-11-16 | 筑摩書房
70年代というと、私が本を読むことを意識する前…というか、自分のお金で本を買い始める前の時期。 1971年に限れば、本を読める歳じゃありませんが。 . . . 本文を読む
コメント

吉村 昭【事物はじまりの物語/旅行鞄のなか】

2014-03-26 | 筑摩書房
抑制が効いた文章から、実直で謙虚なお人柄があふれてくるようです。 寛いだ姿勢で読みながらも、気分は「お話を拝聴」。 . . . 本文を読む
コメント (2)

高峰秀子【おいしいおはなし:台所のエッセイ集】

2014-03-22 | 筑摩書房
おなかがすいている時に読んではいけない本…かと思いきや、意外にそうでもなかったのは、食べ物そのものよりも、それにまつわる出来事を語る人がぐっと迫ってくるような気がしたからだと思います。 . . . 本文を読む
コメント

辰巳芳子【味覚日乗】

2013-07-22 | 筑摩書房
美味しい家庭の食卓を語る1冊。 . . . 本文を読む
コメント (3)

梨木香歩【水辺にて on the water/off the water】

2013-06-12 | 筑摩書房
各地の湖や河川に静かに漕ぎ入ってゆくカヤック。 水面近く、あるいは水際からみた世界が、著者独特の感性の深さで描かれるエッセイです。 . . . 本文を読む
コメント

イサク・ディーネセン【バベットの晩餐会】

2013-05-28 | 筑摩書房
「映画、観たなぁ、テレビでだけど」と思って手にした1冊。 . . . 本文を読む
コメント

内堀 弘【ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影】

2013-02-27 | 筑摩書房
ボン書店とは1930年代にあった詩集を出版していた小さな出版社です。 …というのは、この本で知りました。 . . . 本文を読む
コメント

大竹伸朗【ネオンと絵具箱】

2013-02-03 | 筑摩書房
たぶん、わかりすぎるものも、わからなすぎるものも、おもしろいとは思えなくて、その間にあるものがその人の興味をひくのだ。 と、そんな気持ちになるエッセイ集。 . . . 本文を読む
コメント

トーベ・ヤンソン【トーベ・ヤンソン短篇集 黒と白】

2012-11-05 | 筑摩書房
トーベ・ヤンソンはムーミンシリーズの著者で、没年は2001年。 『誠実な詐欺師』、『トーベ・ヤンソン短篇集』に続いて、ちくま文庫から出版された本です。 . . . 本文を読む
コメント

梨木香歩【ピスタチオ】

2012-08-29 | 筑摩書房
ものすごい、やられた感でした。 一種の三題話? 不思議な感じと思っていましたが、読み終えてみれば書名の『ピスタチオ』はやっぱりこれだよねぇというもの。 . . . 本文を読む
コメント (2)

島田裕巳【映画は父を殺すためにある: 通過儀礼という見方】

2012-08-03 | 筑摩書房
いくつかの映画を「通過儀礼」という視点から語った評論です。とりあげられているのは有名作がほどんどなので、とてもわかりやすいです。 . . . 本文を読む
コメント

フージンは、うぱぱぱ、と笑う。吉田篤弘【モナ・リザの背中】

2012-07-19 | 筑摩書房
ドンテン先生の冒険の物語。 ドンテンは曇天。これは先生の雅号で落款のためだけにあるもので、書道家でもない先生には落款を押すような作品はないのです。 でも、そういうのが欲しい気持ち、よーくわかります。 . . . 本文を読む
コメント

『こゝろ』を取り戻せるか? 小路幸也【話虫干】

2012-07-05 | 筑摩書房
名作が「話虫」によって改変されてしまうのを防ぐため、本の世界へ入って虫退治。 それが「話虫干」。馬場横丁市立図書館の職員さんたちの大切な「仕事」です。この本を手にとらせたツボは、その作品が『こゝろ』だというところ。 . . . 本文を読む
コメント (2)

クラフト・エヴィング商會【らくだこぶ書房21世紀古書目録】

2012-06-11 | 筑摩書房
いかにもクラフト・エヴィング商會!という印象です。 . . . 本文を読む
コメント