青森風土記

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野辺地サントリー工場(注文の多い料理店か?)

2006-06-16 23:18:52 | 下北半島
国道4号線を走っていて野辺地のあたりでいつも気になっている看板「"歓迎"サントリー野辺地工場」



「歓迎」と書いてある以上、サントリーが「歓迎」してくれるのではないかと、2月19日に勇気を出して4号線を右折して進んでいくと・・・

道は突然スタックしそうな雪深い道に。そして、「サントリー野辺地蔵置場」のモニュメントから先の並木道は轍すらなく「工場」に向かう道ではない。
その後調べてみると、1980年にサントリー第3の工場として野辺地町に建設が決定され、造成工事等が行われ、地元はかなり期待していたようです。確かに野辺地町は下北の周辺自治体に比較して、大きな事業所がありません。そして、サントリーは貯蔵庫2棟を建て、原酒の貯蔵・熟成に使っていましたが、消費の冷え込みに伴い貯蔵庫を閉鎖するようです。
「歓迎」は「通りがかりの私」に対してではなく、青森県や野辺地町が「サントリー」に対してだったのですね・・・ガッカリ。宮沢賢治の「注文の多い料理店」みたいな話でした。
雪が溶けて再び訪れました。

4月22日に見に行ったときは門から先には入る事ができませんでしたが、大きなせせらぎのある立派な庭の奥に工場があるようでした。

6月3日の段階でも外から見える景色は同じでしたが、水は流れていませんでした。
これほどの景観のある施設ですから開放されて公園として使われてもいいのではないかと思いますが、中に入った事がないので判りません。
どなたか御覧になった方はいらっしゃいますか?

2月にこの看板に釣られてふらふらと行ったときに発見したのですが、4号線に平行した農道の入り口でもあります。信号もなく、夜越山から一直線と言う感じです。最近はしょっちゅう使っています。気をつけてどうぞ。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
^^; (みちのく温泉マン)
2006-06-17 09:27:41
サントリー誘致までは上手くいったのですが

工場稼動時の排水問題で漁業関係者ともめてるうちに

景気が冷えてしまったようですネ^^;

・・・樽置場も移転の予定では?・・・



工場稼動していれば、「ウィスキーの香り漂うホタテ」

なんてのがウケテいたりして・・・



夜越山からのストレートでカモシカと御対面したときは

ほんとビックリしましたヨ(~_~;)





閉鎖は残念ですね (reev)
2006-06-17 09:33:24
おはようございます。



”温泉マン”さんもコメントされていましたが、内水面漁協の猛烈で長期にわたる反対があったため、結局工場は出来なかったと聞いています。サントリー自身は、ココにボトリング工場を建設したいという強い希望を持っていたと聞いています。



野辺地は、核となる大きな工場のないところ。もしサントリーが進出していたら、変わってたろうなー、多分。
さびしげな工場 (おはまろ)
2006-06-17 23:06:43
以前野辺地に探検に行った時に発見しましたが、これが工場かと見間違いくらい閑散としていました。



一つのことにこだわり、先の事を考えない野辺地町の行く末が案じられます・・・
みちのく温泉マンさま: (青森風土記)
2006-06-18 00:19:04
周辺の町村の原燃や原発と同様の補償金を要望されていたのかもしれない、とか、サントリーは国策事業ではなかったから無理だったのでしょう、などと勝手に推論してしまいそうです。

夜越山からのストレートは信号もなく民家もなく、カモシカ、熊、何でも出てきそうですね。
reevさま: (青森風土記)
2006-06-18 00:23:58
水質がネックだったとは・・・敷地の入り口に清流を設けている事が皮肉のようですね。

漁業補償はホタテと思いきや内水面漁協ということは鮭などの遡上などが問題だったのでしょうか。

野辺地の知人にも聞きましたが、「野辺地には小向納豆店ぐらいの工場しかない」と冗談を言っていました。
おはまろさま: (青森風土記)
2006-06-18 00:38:07
工場と言うよりは樽置き場として使っていたと聞いております。その樽置き場も既に樽の搬出が済んでおり、廃止されてしまいました。

野辺地には大きな工場はありませんが六ヶ所の方に働きに行かれている方も多いようです。