明日の葉っぱ(8×8)=69

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防人の詩 琴音  cover

2021-01-21 06:04:00 | 僕の音楽日記
1980年7月10日発売の
さだまさしさんの
シングル曲
前作 道化師のソネット から
ガラリと変わった雰囲気の
それも、
映画 「二百三高地」の挿入歌だった。

当時 ベストテン番組で歌われていたこの歌。
物議を醸していたのを
記憶する。
右翼だ、戦争賛美だと
バッシングも受けていたとか

その歌のもつ真意が伝わらず
いわゆる
そうなると
聴く側もややこしくなり、
避けていた
そんなことを思い出す。
当時の記憶だと

(また、さだまさし、ややこしい歌つくっちゃって…山は死にますか、海は死にますかなんて…難しい歌だし)
そんな事を思っていた僕だ

歌詞は万葉集第16巻第3852番に
もとずいて
作られているという。


まぁ、そこのところは
インテリっぽい
さださんらしいっちゃぁ
らしいんだけど…
なんて
斜に構えて
聴いていたけれど
やはり
あの頃の僕は
さだまさし音楽とは
距離があった。

理解までおよばなかった
もめていたり、何やら言われている
ものも、対岸の火事だったように
感じていた。

ある意味触れてはならない
デリケートな部分を
あえて戦争という
日本人の傷口に触れた
感覚だった 
それでも終戦からまだ
35年しか経ってなかった。
「もう」だったのか?
「まだ」だったのか?
戦後において、戦争をしらない
子供たちが
あふれかえってきていた
時代でもあった。


この歌が歌われていた1980年頃は
紛争もなくなり
本当に平和な日本の到来時期だった
その時に
投げかけられた
メッセージソングだったと思う
さだまさしさん歌唱の
「防人の詩」

あえて僕は
さださん歌唱のものでなく
最近coverされて注目を浴びてる
琴音さんの
歌われてる
「防人の詩」を押したい。
さだまさしさんご本人よりも
彼女の方が
この歌のもつ
真意は
僕には伝わってきた
あの時期、あの時代
騒がした関係上
本来歌のもつ
真意、メッセージが
棚上げされて
ある意味さぞかし
作品をつくられた
さだまさしさんも
遺憾に思われていただろうと
思う。

周りの雑音でその作品に
泥をぬられた感覚だったに違いない。

怨念めいた感情で歌う
さだまさしさんが僕の目に
そんな風に映ったのだ

だから
ご本人歌唱のものより
フィルターも
なにもかかってない
新たな解釈で
歌われているのだろうと
思われる
琴音さんの歌われる
「防人の詩」が
より
新鮮で、クリアで
また、彼女の歌唱力のよさ
表現力の良さが際立って
見事なまでに
……
沁みたのだ。







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