1978年
前作のドラマ「俺たちの祭り」
俺たちシリーズの結果的最後の作品を受けて
ゆうひが丘の総理大臣
までのつなぎの
久々の学園青春ドラマの登板と
主題歌 作曲に吉田拓郎さん起用に
期待して見ていたドラマだ。
俺たちの旅
が
ことの他 良かったし、大ヒットしたドラマだっただけに、
その後の「俺たちの朝」
もイマイチ、イマニ
だったし、
ましてや
「俺たちの祭り」はドラマすら見なかった。
そりゃあ打ち切られると思うよ。
視聴者も馬鹿じゃない、あの番組時間帯に
あぐらをかきすぎたそんな局側も起死回生、
名誉挽回を狙って打って出たドラマが
少し稚拙な設定だけど……
許せる範囲 (笑)
バクダン こと中原俊介は
俺たちの旅 でいう、カースケそのものだったし、
ぐす六 役の へーさんもそのまま
オメダ 役に該当する ボーヤ 役の
神田正輝さん
修学館高校も
俺たちの旅の修学館大学の流用。
この後「ゆうひが丘の総理大臣」へと流れる
キャストは
このドラマで前倒しで出演されてた。
井上純一
藤谷美和子
草川祐馬
斉藤とも子
らが
いわゆる青春ドラマに欠かせない役者さんたち
だった。
もういまは、あまり「青春」というワードは
使われないけれど……
あの頃は
ドラマと現実の中で
模索しながらの毎日だった僕ら……
明日を夢見ながら
今を一生懸命生きていた時代だったなぁ
青春ドラマを試行錯誤しながら
挿入歌も「青春試考」というタイトルも
また、粋だったね。
作詞家 松本隆さんも、
吉田拓郎さんとのコンビに
馴染んできた
感触のある歌となってました。
青春に裁かれる日が来る……
確かに青春ドラマとしての
ドラマ性は視聴者から裁かれはじめていたわけだ
青春ドラマ全盛の時代の終焉のはじまり……
それが
「青春ど真ん中」だったのか?
あくまでタイトルはど真ん中だったけど、
むしろ 「青春の尻尾」
とした方が良かったのか?
その後はドラマタイトルに青春は使われなく
なっていったわけだ。
