正やんのファルセットがきける

唯一の曲で、
「風」での
活動の滑り出しで
1stアルバムでは
色んな挑戦を試み、いわばおもちゃ箱のような
賑わいをみせながら
つづいて出した2ndアルバム
「時は流れて…」は
ややフォーク時代への
揺り戻し。
原点回帰的
そっちも
わすれちゃあいないよ!!
とでも言いたげな
正やん、久保やんの
アルバムからの
メッセージ。
忘れゆく歴史
作詞 作曲 伊勢正三
小雨が窓をたたく日曜日の朝は
一人になったことを また思い出す
君のいない朝は
こんなにもさみしいものですか
いつも君と二人の朝は
踏切の音をかぞえながら
すこしずつ 明けていったのに
君を忘れるために 街へ出てみたけれど
君の思い出に 出会ってしまう
電車道に沿って
咲いてる名も知らぬ花の色は
あの日の君の口紅と同じ
淡いオレンジ色してる
日に焼けた 君に似合ってた
あの日から毎日のなにげない出来事も
君を忘れてゆく 歴史の一つ
夏のにわか雨が
かわいた砂にしみこむように
秋はすぐに通りすぎて
君のいないこの冬は
どこまで 寒くなるのだろう
一人になったことを また思い出す
君のいない朝は
こんなにもさみしいものですか
いつも君と二人の朝は
踏切の音をかぞえながら
すこしずつ 明けていったのに
君を忘れるために 街へ出てみたけれど
君の思い出に 出会ってしまう
電車道に沿って
咲いてる名も知らぬ花の色は
あの日の君の口紅と同じ
淡いオレンジ色してる
日に焼けた 君に似合ってた
あの日から毎日のなにげない出来事も
君を忘れてゆく 歴史の一つ
夏のにわか雨が
かわいた砂にしみこむように
秋はすぐに通りすぎて
君のいないこの冬は
どこまで 寒くなるのだろう
二番の初めの歌詩がいい!
君を忘れるために街に出てみたけれど
君の思い出に出会ってしまう
………
あるよ!あります、あります。
こうゆうのって…
あ、あそこはあの時
ここはあの時の…とか
別れの傷がまだ浅く
傷口が綺麗になってない状態
無理に早めに治そうと焦ってみれば
見るほど
滑稽な自分がみえたり、
いっそのこと綺麗に忘れてしまえば
楽なのに
忘れる事と長い冬に君がいない事と重なり
身体ばかりか、心まで寒い冬を
乗り切ることができるだろうか?
と不安に襲われる
なんとも弱々しい男の心情だろう。
忘れようと決意するその気持ちに
覆いかぶさってくる。
ひとりの冬への不安。
凍えて死んでしまうんではないか?
と思えるくらい
君の暖かさを、温もりを恋しいと思う。
何かで代替えできれば良いのだろうが
君でなければ…君以外考えられないほど…

しっかりと刻まれた
君という大きな存在は
歴史の中で忘れていかなければならない
存在になってしまったということ…
別のことわざで
「歴史は繰り返す」ということもある
もし、もしも…
忘れる事ができなければ
また、君と一緒になれる事が
あればいいのに…