昔も今も心臓さんに感謝です

　お初に、お目にかかりました。
昼下がり、笠間の北隣、城里町の現場にて。



ムカシヤンマさんが、舞い降りたのでした。



普通のトンボさんとは、明らかに別世界の住人さんです。
ガス欠ではありませんが、舞い降りたまんま、離陸せず。
記憶をたぐって調べたら、やはりムカシヤンマさんでした。

一族一種。
同じ仲間は、北米に一種のみとか。
古代のお仲間の形質や生態を今に伝える、地球史の証人さんです。



確かに、背中には、昔々の空気さえもよみがえるような。
物静かな、存在感が漂います。
現場を気に入っていただけたようで、何よりです。



それにしても、動かないトンボさんです。
トンボさんというよりも、頓悟さんか。
忽然と大悟されるほどの、不動の禅定ですが、心臓さんは動いております。



笠間盆地さんも、毎日動いております。
動かざるお山も、本当は、動いております。
地球さんと、ご一緒に。



麦の穂さんは、さらに細かく動いております。
こちらの二条大麦さんは、六条大麦さんよりも、さらに繊細に。



お空も、お天道様も。
動き続けるからこそ、夕暮れ時なのですね。



この麦畑のどこかに、幼いヒバリの心臓さんも、動き続けているはず。



エゴノキさんのハートも、満開になりました。



ガマズミさんも、満開の心。
同じ空の下で、動き続けております。
全てを生かす宇宙の心臓さんに、心より感謝申し上げます。
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