ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

男の生涯しかと拝見しました

2017-01-04 08:40:15 | 里山の言の葉
 ガマの穂さんが、輝いておりました。



拙宅脇の、休耕田さんにて、まっすぐに伸びて。
その先端はとんがっておりました。
とんがりながらも、綿毛はふわふわで。



こんなふうに、老翁さんの白鬚でございますが。
昨日観た映画・海賊と呼ばれた男の、ラスト直前シーンのようです。
そのヒーローは、まっすぐに生きて、とんがって天に向かい、96年の生涯を貫きました。



ふと、亡父を思い出しました。
主人公のエピソードを、生前はしばしば語っておりました。
仕事をする男の、あるべき姿として。



 映画には、帰還船の場面もあり。
長い間、亡父と同年代の皆様の胸に詰まっていたものが、一気に噴き出すようでもあり。


 
苦難の航海に臨む、決死の船員さんにおかれましては。
帰還かなわなかった皆様の、深い思いも宿るかに感じました。

ブログ主的には、少年の頃。
世界の常識を覆す巨大タンカー建造に、胸躍らせた記憶があります。
そこに至るには、幾度もの困難な壁があり、果敢な行動の連続でありました。



しかしながら、主人公の終戦の後の第一声は、平凡な日常の言葉。
愚痴を言うな、という一言。



目の前の休耕田さんに、愚痴を言う前に。
有り難い、百の田んぼが持続する里で、戦後メンバーも動かねばと。
なぜかわが里と主人公さんとは、鎮守さんつながりのご縁もございますので。



劇中静かに去っていったヒロインさんも、やがては再び。
光も出るように、船の舳先でほほ笑んでおり。
前進あるのみの海の道でした。
☆ブログランキングポチッと↓オン願い申し上げます。
茨城県 ブログランキングへ
にほんブログ村 環境ブログ 里地里山へにほんブログ村



最新の画像もっと見る

コメントを投稿