ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

炎一歩づつ再生の笠間です

2012-01-22 07:07:24 | 里山に捧ぐ
 昨日の当ブログの記事は氷さんでした。
そして、大寒でしたね。
パソコンさんも寒そうでしたから、本日は熱く熱く、炎の笠間のご案内です。


常磐線の笠間の玄関口・友部駅の炎さんに続いて、畑の冬の炎・サニーレタスさんです。
では、道草はほどほどに、一路、里山へ向かいましょう。



炎を求めて、陶芸の佐藤泰正さんの工房へ伺いました。
震災で三つの窯が壊れましたが、まず夏に、ガス窯を造り、制作を再開しました。



自力にて、鉄工作家さんとのコラボで造った窯を拝見。
内側に張る耐火煉瓦を一緒に運んだのは、夏、里山にコウゾの実がみのる頃でした。
ただ今は、窯出し前、かすかに余熱があります。



主役の薪窯の再興は、これからです。
崩れかけたまま静かに横たわる窯ですが、今なお炎の精が語りかけてくるような、聖なる領域。
拝した後に、礼にのっとり、中心線を外して、一枚撮影させて頂きました。

煉瓦を取り外して、ひとつひとつ丹念に点検と掃除をして。
一歩づつ、その日に向かって歩んでいきます。



再生した展示室も拝見。
ガス窯で生まれた磁器も、新しい空気とともに、棚に並びます。



窯出しほやほやの新作を、記念に頂きました。
拙宅の座卓の上で、座りは完璧です。
白く澄む影に、作家の心を見ます。

器は、立体ですから、まず形ですね。
特に白であればこそ。
形と触覚の追求が、今の泰正さんのテーマと、新作は語りかけます。



泰正さんは、宮城県石巻の出身。
震災後、少し揺れが収まった頃にに伺った時には、帰省中でした。
留守を預かっていた愛犬さんの傍らから、東北の空を仰ぎました。



再度、新作に注目すれば、左のあたりに、あるイノベーションの萌芽が拝見できます。
技術革新の核心は、今週木曜からの、水戸の個展会場さんにて、明らかになるとカク信します。
一点の小さなざらつきの工夫。

ざらついた種一粒が、心まで和らげてしまうという、ざらつきと触覚の幸せな関係。
震災後の泰正さんの進化に、意表を突かれた青葉です。
この柔らかな白い器にて、温かい甘酒を触覚と味覚で頂く有難さを思います。



甘酒を思ったらば、おなかがすきました。
おいしいお蕎麦屋さんから観る風景です。
寒の雨は豊穣の兆し、甘露の雨で蘇える大地に感謝です。
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