お庭の岩戸が開いております

　お庭にも時々、暗闇の世界がございます。



そんな時、日本人なら、お神楽です。



お陰様で、岩戸開きのアカマツさんです。
こちらのお庭にて、今年から剪定作業をご用命頂きましたが、まずは不要の枝抜きです。
再度お出ましの、お天道様に感謝です。

ちなみに、画像右側の枝が作業前。
左の枝が作業後です。



おそらくは、苦節ウン十年の岩戸さんかと思われます。
担当者のイメージ次第で、庭木さんのお姿は、一変するものです。
いたわりと感謝の心で、迷わず奏でるお神楽でございます。



心機一転、未来の庭園美を、樹上を護る青葉に託して。
感謝の心で、お片づけです。



再び、光が差し込みまして。
鶴さんがとまるような、風雅な大アカマツさんであるということ。
今後、その理想を徐々に取り戻すべく、地道につとめてまいります。



　ところで、こちらは、お盆前の画像ですが、別の現場のモチノキさんの根元です。
下ろした枝葉さんが、てんこ盛りですが。
上記のアカマツさん同様、初めての担当です。



完璧な緑の塊でしたが、思い切りほぐさせていただきました。
それぞれの枝葉の間には、風の通り道が、絶対に必要です。
樹種に応じて、それぞれの理想、あるべき姿がございます。



お陰様で、今秋は、お伊勢さんの式年遷宮です。
日本の理想を照らす、お天道様とともに。
お庭の闇を、開いてまいります。
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