ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

春雨に濡れつつ庭石のお話を

2016-03-22 07:23:37 | 石の仕事誌
 ネコヤナギさんも、春雨に似合いますね。
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画像は、連休初日でしたが。
現場の片隅で、咲いておりました。
雨が降るたびに地は落ち着きますから、雨もまた有り難いもの。



もちろん、土いじりには不適ですの、この日は石運び。
移植もだいぶ進みましたので、今週は大谷石で園路づくりです。



関係者の方がご用意されたものを、有り難く運ばせて頂きました。
この石はシンプルで四角い短冊形ですが、温かみのある石肌が魅力。
再利用の庭園では、ちょっと一工夫して、軟らかい曲線を目指したいもの。



だいぶ、庭らしくはなってきましたが。
その中心に、水鉢の大石さんが据わりました。



こんなふうに、春雨さんも湛えつつ。
改修前は、90度横向きだったようですが。
やはり、せっかくの個性ですから、据え直しました。



向こうに据えた石との相性も、なかなか。
向こうは、以前は裏側だったようですが。
こちらの石との間に、ある種の歴史を伝える空気が生まれるような。



いずれにしましても、お任せ頂きましたので、どんどん進めましたが。
やはり一度きりの人生、ご縁に感謝の石配りが、お庭の基本と感じます。



お陰様で、皆さんそれぞれに、適所に納まったようです。
左側の石は、完全な三角定規フォルムでしたが、なんとか古式に納まり。



つなぎの間奏曲さんも、雨に濡れて本来の色に。
石庭の心は、雨の恵みがあってこそ、確かに伝わります。



濡れて見れば、本当に、日本庭園の石というものは。
生きているようでもあり、何かを生み出す力が、確かに宿るようでもあり。
濡れつつ撮りつつ、お庭の初心を思い出しております(→現場関連記事
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