ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

さらに修行は続く芸の道です

2016-09-11 07:04:48 | 里の歳時記
 昨夜が、聞き納めでした。



毎年秋に恒例でした、出前講談の最終回。
振り返れば早いもので30年の間、40回を重ねてまいりました。
すべては、宝井琴梅師匠御一門の皆様のお陰様でございますが。



会場はこちら、水戸市の植木問屋さんの特設高座にて。
社長御一門の皆様の全面協力により、年々参加者が増えておりました。



が、ご協力の皆様の高齢化もあり、惜しまれつつも今年が区切り。
名講釈にコラボされる虫さんの音にもまた、愛惜の響きあり。



さらにまた、高座下にてモクモクと陰徳を積んでいた、蚊取り線香さんですが。
ささやかな蚊取り線香でも、やはり。
最後のご奉仕となりますと、感無量でございます。



天上のお月さんも。
荒天続きだった茨城も、この日は晴れて。
最後の出前を機に、さらに好天に好転しますように。



 さて、話は進んでいよいよトリの段。
師匠の特別演題で、座は最高潮に。
なんと申しましても、今回は予定を変更して、木戸銭は無料。



高座の下にぽつりと、小さな投げ銭函がありましたが。
打ち出しの後でもしばらくの間、押すな押すなで。
ブログ主青葉もまた、薄いながら封筒握りしめて猪突いたしました。



本当に、有り難い御縁でありました。
社長ご夫妻主催の、打ち上げの宴もまた。



地産地消による、季節の手造り料理の数々こそは。
さまざまの、講談の名場面さながらに。
有り難い、日本国のお宝でございます。



ありがたや、ありがたや。
投げ銭函が満杯で、師匠の胸ポケットめがけて、ご祝儀ねじ込むファンもあり。
いずれにしても初心忘れぬ師匠のお姿、若者の記憶にも刻まれたはず。

 人柄と申し上げてしまえば、簡単ではございますが。
新潟の地で実際に、汗水流して田んぼを耕す師匠なればこそ。
年々歳々積み重ねる営みの大切を、身をもって体現されたと感じます。



今なお講談の原点、辻講釈の活動を休まず持続される師匠(→こちら
修行の道に、終わりは無いという合言葉を結びとして。
辻での再会を誓い、御一門の皆様を感謝でお送りいたしました。
☆ブログランキングポチッとオン願い申し上げます。
茨城県 ブログランキングへ
にほんブログ村 環境ブログ 里地里山へにほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿