ようこそ里山へ 茨城笠間・青葉って永遠

茨城県笠間市。観光と陶芸の町の知られざる宝。穏やかな里山と田園は心の原風景。庭と山川草木、体感する旬の言の葉たち。

笠間の魅力は、笠の字にあり

2011-08-09 05:22:09 | 里山に捧ぐ
 有名なようで無名な観光地・笠間。
されど、訪ねた方は、何かありそうだと感じるといいます。
その何かとは、魅力なのだと思いますが、その魅力とは何でしょう。
今の時代の今の人にとって、何が観光になるのでしょうか。
清々しいけれど誰も居ない、観光ではなく閑古鳥の森の道で思いました。

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 茨城県笠間市は、観光地と言われております。
少なくとも県内では、そのように言われております。
しかし、県外に行きますと、知名度は低いです。

笠間を知らないし、聞いたことも無いという人は、実は多いのです。
笠間って何県ですか?東京では、そう聞かれることもあります。
観光地たるもの、せめて名前くらいは知られる必要があると思います。

 笠間以前に、まず、茨城県の印象が薄いですね。
水戸黄門さんのドラマが中止になったということは、そろそろ自分で考えなさいという、天の声と感じます。
何がこの土地の魅力なのでしょうか。

毎日毎日、生活とは続くものですから、楽しみは豊かな方が幸せです。
楽しみとは与えられるものではなく、自分で育てるものです。
毎日同じ窓から、同じ山を眺めていても、眺める心は人それぞれです。
山も、山を囲む空気も、刻一刻と変ります。
それを面白いと感じ、味わう心の人の輪を広げていきたいものです。

 と、ここまで書いたら、ヒグラシのカナカナが始まりました。
里山の麓から、どんどんこちらに、合唱の波が迫ってきます。
朝のヒグラシが素晴らしく荘厳なのは、雑音が混じらないからかもしれません。
と、ここまで書いたら「デデッポーポー!」キジバトさんも参加したようです。

ただの蝉、単なるヒグラシかも知れませんが、こういう当たり前のこともまた、地域の宝だと思います。
ヒグラシさんの合唱というものは、カナカナ大好きな早起きの人にとりましては、至福のコンサート。
そういう人は百人に一人かもしれませんが、その一人さんにとりましては、天女の琴なのです。

 笠間というところは、その名の通り笠の間です。
笠とは山、つまりは山の間です。
一説によりますと、笠はリュウとも読みますから、隆に通じるとか。
隆という字は、たかし、高し、隆起に通じ、笠に符合するというわけです。
そして実際に、笠間を囲む山々は、おおむね、笠を伏せたようなタイプであります。

余談ですが、若い頃、恥ずかしながら、名優・笠智衆さんを、カサチシュウと読んだりしていた私です。
ちなみに、米倉斉加年さんは、ようやく最近読めるようになりました。
そういえば、小林稔侍さんを、勝手にネンジと読んでいましたので、今調べてみたら、これは正解だったようです。
和歌山県立・笠田高等学校卒業とあり、有難い笠の字のご縁を感じ、恥ずかしいやら嬉しいやら。

 話がそれました。
ここは、笠間湖・飯田ダムです。
あまたある笠間の笠のその一つのふところに、湖水があり、この遊歩道もあります。
朝7時、サイクリングのお二人にお会いしたのみで、ほぼ貸切状態です。
マメにこちらで走られるシブ面親父さんも、ブログにて「今日も貸切」のランニング姿を拝見します。

何事にも時間はかかるものですが、毎日少しづつ前進したいものです。
しばらく休眠していたミクシーに、このブログを外部リンクしました。
まだ、何も発信してませんが、「水戸・笠間を世界一にしよう」というようなコミュに参加しました。
実は、笠間は既に世界一かも知れません。
イタリアの大学の景観工学の教授さんが、笠間の里山を「世界で唯一」と絶賛されているとか。
あくまでも、個人的な立場でのご感想ですが、それだけ喜んでいただける何かが、この笠間に実在するのです。

 まさかさま!

でもこれは、本当の話なのです。
世界で唯一とは、とても刺激的な表現ですね。
と、ここまで書いたら、コジュケイが「チョットコイチョットコイ」と鳴きはじめました。
そうですね、里山にちょっと来い恋!笠間です。
地元に住む私と致しましても、自分の足で地元の魅力を掘り起こしていきたいと感じます。

 飯田ダム周辺の道の様子です。
ダムサイトには、田んぼでも見かけるかなり大型の鷺・アオサギが休んでいました。
森の道を歩けば、いろいろな感動に出会えます。
ダムサイトのあずまやとトイレもご利用できます。





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