苦痛なポジショニングケアをしないために(下肢編)
膝の裏にポジショニングピローをいれていませんか?
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※ よく現場でみる膝裏へのポジショニング
安楽姿勢時に膝の裏は床面に触れおらず隙間が空いています。
そこへ枕を入れると
①骨盤の後けいしてしまう。
②臀部や踵部に褥瘡のリスクが高くなる
③拘縮進行
の恐れがあります。
まずは膝裏ではなくお尻の付け根を支えてあげましょう。
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※ 膝裏ではなくお尻の付け根にポジショニングピローをセッティングする
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※ 腸骨を包むようにするとGood
ポジショニングケア時足底はどうなっていますか?
上肢や下肢はピローがセッティングされていますが、足底部はフリーになっていることが多いです‼️
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※ 足底がフリーの状態だと踵部の褥瘡や移動、移乗に問題がうまれる可能性がある
しっかりセッティングされていると、安心感が生まれ、筋緊張がゆるみます。
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※ タオルを使用するバージョン。刺激と安定感を伝える
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/00/5dea0de4df8c95d30610bae0cccfabb7.jpg?1592099832)
※ ピロー使用するバージョン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/be/adc919bcf191f8d0cfdd89f38e27d3ef.jpg?1592099831)
※ 背中に良く活用されている三角形のピローを足底に活用するバージョン。ちょうど良い角度になる
足関節が底屈位になると座位や立位、移乗動作に影響が出ます。
身体の体内時計を作るために、日中は足底に刺激をいれ、夜間には刺激をしないことでメリハリをつけることも良いと思います。
背臥位での足部の刺激は非常に重要ですので意識してやってください。
今回は下肢編でしたが、利用者様をしっかり観察し、表情や身体状況をしっかり確認し、ポジショニングケアを実践してください。
間違えても作業的なポジショニングケアにならないように気をつけてください。
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