「カラオケの十八番は『伊勢佐木町ブルース』です」と新入社員

歌手の青江三奈さん。
数年前までは、
紅白歌合戦でお見かけしましたけど、
このところはちょっと…
と、思っていたら、
６年前に他界されていたんですね。
まったく記憶にありませんでした。

あの鼻にかかった独特のかすれ声。
私が“ハスキーボイス”という
キテレツなものに接したのは、
青江さんが最初だったと思います。
まだクソガキのころでしたけど、
ものすごい衝撃を受けましたし、
とてつもない色気を感じましたね。

よくマネして歌ったもんですよ。
大ヒット曲『伊勢佐木町ブルース』を。
　
　♪だらっだだららだっだだ　
　　ハ～ン　ハ～ン　
　
肝心の歌詞は全然知らないのに、
イントロだけをエンドレスで繰り返してました。
幼稚園のさくら組のみんなも、
バカの一つ覚えみたいに歌マネしてましたね。

ハスキーボイスには、ほんの少し憧れます。
もんたよしのりさんや、
元・憂歌団の木村充揮さんの声も好きですし。
やっぱりブルースを歌うなら、
ハスキーボイスがよく合います。
スピリタス飲んで、両切りピース吸って、
カラオケでのどから血が出るまで歌ったら、
あんなイカした声になれるんでしょうか？

《ブルースの女王》という称号を手に、
天国へ旅立った青江三奈さん。
今でもたくさんの聴衆を前に、
素敵な歌声を披露していることでしょう。