チョキで殴るぞ!

自分のことは棚に上げ、他人には一言つっこまずにはいられない、 わがまま“びっきい”によるツッコミ短歌ブログです。

やっつけでやった仕事をほめられてその気になるな中堅社員

2007-02-23 05:54:35 | びっきいの突撃訪問!
びっきいの突撃訪問! あの店この店

今日、訪問しましたのは、
東京一のビジネス街・丸の内に
先ごろオープンした喫茶室《得意先》。
入口の自動ドアが開くと、
まず出迎えてくれるのは、べっぴんの受付嬢。
「今日はアポなしなんですけど…」と素直に告げても、
「いえいえ、お得意様ですから」と、
受付嬢はにっこり笑って応接室に通してくれます。
この店にメニューはありません。
革張りのソファーでくつろいでいると、
お茶くみ一筋7年の熟練OLさんが、
給湯室で淹れたコーヒーをお盆に乗せて登場。
「あいにく担当は外出しておりますので、
 申し訳ありませんがしばらくお待ちください」
というセリフを残して退室します。
さあ、あとは自由な時間を満喫するだけ!
書棚に置かれた『臨死!! 江古田ちゃん』を読んだり、
無線LANでエッチなサイトめぐりをしたり、
会社秘蔵のジャコウジカの剥製と戯れたり。
そろそろ仕事に戻ろうかな…という時は、
帰り際に受付嬢へこんなふうに話しかけてください。
「あ~、すみません。
 次の用事がありますんで、
 また日を改めておじゃましますね」
「そうですか…それは申し訳ありませんでした」
「いえいえ、こちらこそ長居してすみません。
 これ、心付けです」
そう言いながら、
30分間の利用料金500円を支払いましょう。
なお、以降30分延長するごとに
300円ずつ追加されていくシステムとなってます。
店長の猿渡幸雄さんに
このユニークな店名の由来を尋ねました。
「いや~、ほら、ビジネスマンが
 『《得意先》行ってきます!』って言って、
 ウチの店に来てくれたらいいなと思ってね。
 いやいや、ウソはついてないでしょ?
 ちゃんと《得意先》に行ってるんだから。
 サラリーマンならぬサボリーマン。
 そんな怠け者のみなさんを大歓迎しますよ!」
周囲からの批判など、どこ吹く風。
猿渡さんは 屈託ない笑顔で話してくれました。
いずれは全国へチェーン展開していきたいとのこと。
猿渡さんのユニークなアイデアが
日本中を席巻する日は近いかもしれません。

※この記事はフィクションです。


小明の秘話@膨張中へ久々にトラバします。
メガネっ子と逢い引き中…と聞いて
おぎやはぎしか思い浮かばなかった私は、
脳外科でも受診した方がよろしいでしょうか?


コギャルらで毎夜にぎわうダーツバー 狙いの的はイケメン店長

2006-04-28 05:50:33 | びっきいの突撃訪問!
びっきいの突撃訪問! あの店この店

今日、びっきいがやって来たのは、
先ごろ、ファッションの街・代官山に
オープンしたばかりのお店《YOICHI》。
オーナーのケンジさんは、
確固たるビジョンを持った24歳の若者。
「ダーツバーはもう古い。
 これからはやぶさめバーだ!」と、
忘年会に酔った勢いで話したのが、
この店を作ることになった発端です。
早速、開店準備に取りかかったものの、
本物の馬を店内で飼うことは、
保健所からの許可が下りず断念。
そこで知恵を絞ったケンジさんは、
テキサス州の某会社からロデオマシーンを購入。
高専時代にロボコン出場経験もある
ケンジさんが自らの手でこれを改造し、
疾駆する馬をそのままに再現した
“やぶさめマシーン”を完成させました。
挑戦してみたいお客さんは、
まずカウンターで弓と矢(3本)をレンタル。
オプションのコスプレサービスでは、
陣笠、射小手、鎧直垂を装着することが可能。
あなたもたちまち戦国時代にタイムスリップできます。
さて、用意が整ったら、
やぶさめマシーンにまたがってゲーム開始。
全長20メートルのコースを駆けながら、
3つの的を次々に射るのですが、
これが意外と難しい!
上下動と水平動が組み合わさった複雑な動きは、
まさしく未体験の世界。
見事にすべての的を射ぬいた方には、
無料で特大の祝杯が振る舞われます。
『東京ウォーカー』の夜遊びスポット特集を見て、
友人と訪れたというフリーターのカオルさんは、
「すっごい、コレ! チョーウケる!
 気分はもう、ナスノヨイチみたいな(笑)」
と、興奮気味に語ってくれました。
やぶさめばかりに目が行ってしまいますが、
《YOICHI》はもちろんバーとしても超一流。
ドリンクの種類が豊富で、特にオススメなのが、
オリジナルカクテル“Blood of Samurai”。
日本酒+トマトジュースによる鮮紅の色合いは、
“熱く燃えたぎる武将の血”を表現しているそうです。
ケンジさんの夢は、ニューヨークに
《YOICHI》2号店をオープンさせること。
このにぎわいぶりを見ていると、
もうすぐその夢もかなうだろう…そんな気がいたしました。

※この記事はフィクションです。
 ゴールデンウィーク中の更新は、
 不定期となるかもしれません。
 みなさまの一週間が黄金色でありますように


強姦で訴えられた元力士 得意な技は「押し倒し」だね

2006-04-06 05:58:19 | びっきいの突撃訪問!
びっきいの突撃訪問! あの店この店

元小結・若白髪さん。
幕内で一度、優勝の栄誉に輝いた名力士は、
引退後のある日、ふと立ち寄ったメイド喫茶で、
ニュービジネスのヒントを得ました。
2か月前、両国にオープンした相撲喫茶。
その名も《どすこいCafe》。
従業員は全員、元力士です。
まず、店内に入ると、
「お帰りなさいませ、親方!」
(女性客の場合は「~おかみさん!」)
という、野太い声が響き渡ります。
座敷に上がり、待つこと30秒。
まわしを締めた巨体の力士(針ノ山関)が、
水を汲んだひしゃくを運んできてくれました。
なるほど、力水ですね。
板に毛筆で書かれたメニュー。
品数こそ多くありませんが、温もりを感じます。
さっそくアイスコーヒーを注文すると、
コーヒーを詰めた一升瓶を抱えた力士(土用波関)が、
どんぶりになみなみと注いでくれました。
この豪快さが人気の秘密のようです。
ここの売りはなんといっても、豊富なオプション。
張り手は一発100円。
すくい投げは一回500円。
本物のド迫力がワンコインで楽しめるのだから、
とてもお手頃ですね。
さらに、店内に併設したリラクゼーションルームでは、
最高級のびんづけ油をたっぷり使い、
床山さんにちょんまげを結ってもらうことができます。
値段は30分2000円とちょっと高めですが、
お時間にゆとりのある方は試してみる価値はあります。
店内を一歩出れば「あっ、お相撲さんだ!」と、
お子さまに指をさされること請け合いです。
なお、《どすこいCafe》のお会計には
「懸賞金システム」が採用されており、
お気に入りの力士を指名してお金を渡すと、
手刀を切り「ごっつぁんです」と受け取ってくれます。
これまた心憎いサービスですね。
いざ、出口へ向かうと、
「親方様のお出かけです」という若白髪さんのかけ声。
すると、力士がいっせいに振り返り、
「いってらっしゃいませ、親方!」
と、実に威勢よく見送ってくれます。
私の口からも思わず
「ごっつぁんでした」という言葉が漏れました。
若白髪さんの斬新な発想は、
店内のすみずみまで活かされており、
新たなムーブメントを生み出しそうな予感がします。
ただし、若白髪さんに一つアドバイスを。
店を出る際に、力士が塩をまくのだけは
やめた方がいいかと思われます。

※この記事はフィクションです。