5月7日
アレルギー対応の学校給食をすべての小中学校に。
阿南市教育長に要望書提出
アレルギー疾患を持つ子どもさんが市内の小学校に入学された〇〇さん。保育所の時は「除去食」を行ってくれていましたが、この小学校ではアレルギー対応がありません。「やってない」のではなく「詳しい献立表を渡すことでアレルギー対応としている」というのです。乳・乳製品を除去しなければならないので、ほぼ毎日お弁当を作って持たせていると言います。
詳しい献立表を渡しているということは結局「アレルゲンになる材料が入っていたら、お弁当を作ってきなさいよ」ということです。
しかし、阿南市中央給食センターはアレルギー対応の調理室があり、ここでは対応できているといいます。同じ市民なのに、設備がないために対応出来ないのはどうも納得できません。
このたび、橋本幸子市議にお世話になり、坂本教育長宛に要望書を提出することが出来ました。教育長と学校給食課の担当者が対応してくださいました。〇〇さんから毎日のご苦労が話されました。私も橋本市議と共に要望しました。
設備・人員が必要な事案ですが、すべての学校でアレルギー対応が実施されるよう、今後も求めて行きたいと思っています。
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要望書の内容
すべての小中学校でアレルギー対応の給食実施を求める要望書
日頃は、阿南市の教育充実のためご尽力をいただいております。
さて、私の子どもが今年、小学校に入学しました。この子は食物アレルギー体質(牛乳・乳製品)を持っています。それら対象食品が体内に入ると体調を崩してしまいます。これまで通っていた保育所の給食では、幸いアレルギー対応を行ってくださり、見た目は他の子どもたちと変わらない献立の給食をいただいていました。
しかし、小学校の給食では、アレルギー対応がされていないため、毎月の給食献立表から乳・乳製品を除くものを家庭で調理し、弁当に持たせるということを行っています。
学校給食は、大切な教育の一環として取り組まれていますが、給食時間には、他の子どもたちと、見た目は同じようなものを食べて楽しく学校生活を送ってもらいたいと願っています。
現在、阿南市には、約50名の食物アレルギー疾患の子どもさんがいるそうですが、そのうち中央学校給食センター管轄の12名にはアレルギー対応の給食が提供されていると聞きました。
食物の安全性が問われる現在、アレルギー疾患の子どもは今後も増加していくのではないかと思われ、学校給食でのアレルギー除去食の取り組みを強めていただきたいと切に願うものです。
つきましては、第一給食センターをはじめ、取り組みがされていない学校において、アレルギー対応の学校給食を実施してくださるよう、お願い致します。
