たつた良子のページ

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熊本から帰りました

2016年08月19日 | 日記
4日間のうち、行き帰りに2日かかり、活動は2日という日程でしたが、熊本地震の様子の一部ですが、実際に見聞きすることができました。

4月14日、震度7に襲われ、また16日にもさらに震度7、マグニチュード7.3という本震で大被害となりましたが、8月1日までの統計で、震度1以上が1943回も揺れたといいます。
熊本県内で関連死を含み死者81名、建物の全壊は熊本8543棟、大分6棟
テレビや新聞などで、聞いていたつもりでしたが、実際に現地に行ってみて、すさまじい被害状況に、地震の恐ろしさを実感しました。
このたびは、熊本市内にある「熊本地震被災者支援共同センター」のお世話で、ボランティア活動にかかわることができました。

8月16日
被害ごみの分別作業
 りっぱな日本建築の住宅で、頑丈なつくりだったので、倒壊はしなかったものの、屋根瓦が落ち、壁、天井など粉々になり、解体しなければならなくなったというお宅です。

家の中は壁土が落ち、壁ボードも粉々に砕けて落ちていました。

解体作業までに二年も待たなければならないということでした。

 被害が出た日本家屋のがれき類から、「もえるごみ」を分別しました。山田県議ご夫妻と現地のボランティアさんで作業。



仮設住宅へ物資を持って
 
支援センターには、全国から様々な物資が送られていました。
私たちは、徳島県阿南市内で製造されたと思われるトイレットペーパーを持って行きました。
ペーパーを仕分けする山田県議と私


仮設のみなさんは、ほんの少しのお米やトイレットペーパーにものすごく喜んでくれました。
仮設住宅は交通の便の悪い田園地帯にあるので、高齢者など車に乗れない方は、買い物に行きたくても行かれないということでした。また、車に乗れる人でも、衣類収納ケースなど日用品が品不足で手に入らないということでした。

約3ヶ月も農業用のビニールハウスで暮らしていたという方、避難所や倒壊を免れた倉庫で暮らしていたという方など、この間のくらしについて話していただきましたが、みなさん、「仮設に入れて本当に良かった」とほっとした表情の方が多かったのが印象的でした。
徳島からわざわざ来てくれた!と感動してくださり、こちらが大いに励まされました。


大量の住宅を作らなければならないため、仮設住宅は田園地域とか、どうしても不便な場所に作られています。
みなさんの生活の不便が続く以上、支援活動は必要だと感じました。

8月17日
被害を受けた熊本城
 支援センターの方から「熊本城の被害は見ておいてください」と言われ、行ってきました。
熊本県のみなさんの誇りであるりっぱなお城が、屋根瓦をはじめ、石垣の崩れなど大きな被害を受けていました。

櫓の下の石垣がえぐれて崩れ、見るからに危うい状態でした。昔の築城当時の石垣ではなく、最近補修した石垣のほうが多く崩れているということでした。

ほとんどの区域が立ち入り禁止になっていますが、熊本城を一目見たいという方、被害の様子を見ておきたいという方、一般の国内外の観光客の方々など、大勢の見学者がいました。みなさんが熊本のシンボル復旧を願いながら眺めているようでした。

大被害の益城町へ
 行けども行けども、町全体が壊れてつぶれてしまっているのです。最初は、重機でつぶしたのかと思えたほど、ぺしゃんこに、崩れてしまっている住宅街。活断層が動く地震というのはこれほどの威力なのだということを、大きな驚きとともにみてきました。
 新日本婦人の会熊本県本部会長さんが、ちょうど益城町の方で、被災地を案内してくださいました。


鳥居も崩れて…


想定外の災害が次々とおきています。
いつどこで大地震が発生するかわからない状況だと思います。我が町の防災対策について参考にしていかなくてはならないと思います。
同時に、熊本など被災地支援はまだまだ必要だと感じました