路傍のプログラマ

只のプログラマが綴る愚痴と備忘録

「ずーっとこのやり方でやってきたんだ」症候群

2007-11-01 13:07:31 | その他
次世代DVDといわれるHD DVDもBDも、仲良くプロテクトが破られてしまった昨今。

何タラちょさくけん(or ほうそう)何タラ、みたいな人たちの頭の固さというか変わりたくなさ、というのには、ちょっと理解を超えるものがあります。

20インチのテレビも、100インチのテレビも同じソースを映すことのばかばかしさに気づかない。デジタル放送に移行するという千載一遇のチャンスを使えば、同じ電波でも何倍も自由度が増しただろうに、完全にスルー。

いずれ破られてしまうことが自明な暗号でプロテクトしなくても、「場」を作り出せば誰もコピーなんかできなくなることに気づかない。オンラインゲームやニコニコ動画を目の当たりにしてさえ。

新聞を読む人口が減った、雑誌が売れなくなった、って騒いでる。単に紙媒体がネットに移行しただけの話なのに。しかも、ネットで不足している(=必要とされている)のは「権威」だという分析すらあるのに。

でもまあ、昔は、小説は高級、映画は低級(テレビはさらにその下)、なんて時代もあったんだそうだから、単にそのへんの業界の人に、昔のやり方をありがたがる人が多いってことなんでしょう。

と、のんきにそう結論したいところです。