2011年夏休みが来ました。
体調が最低でした。
仕事が充実し過ぎたのです。
夏休み直前の20日間ほどがかなりハードでした。
18日間に6回の当直業務が集中した上、当直中に緊急業務が入りまくりました。
普通、当直や夜勤業務につく場合、その当日は夕方出勤、当直業務をこなし、その翌日は遅くとも昼までに帰るのが世の常識かと思います。
しかし、私がいる業界はかなり独特な業務体系で、当直のある日も朝一番から出てきて通常通り業務をこなし、夕方から当直業務に入り、翌朝になると通常業務にそのまま移行し、通常通り夕方まで働きます。
いわゆる36時間労働(正確には33時間程度ですが。)というやつです。
当直中に緊急業務が入ると、下手をすると一睡もできないまま、次の日の通常業務につくことになります。
まあ、そこまでひどい日は今回なかったのですが、それでも真夜中に叩き起こされ、3時間前後働いてから寝ると、疲れはなかなかとれないものです。
直近の土曜日が3回連続で日勤当直(土曜の朝に出勤して、日曜日の朝に帰る)だったため、沖縄行きまでの3週間、まともな休日が一日もありませんでした。
敢えて説明を追加するなら、この業界のもう一つの独特性として「代休が存在しない」というのがあります。
休日に出勤したからと言って、代休がもらえる可能性はゼロなのです。
そもそも、この職種の大多数の人は「代休」という単語自体を知らないと思います。
疲労が蓄積し、夏休み10日ほど前から不眠が始まりました。
本当に疲れていると、仕事の緊張がなかなか抜けず、全身ぐったり疲れているのに、眠れない、もしくは眠りが浅くなるんです。
家にいる分には眠剤を使えばいい話なのですが、当直中となると飲むわけにもいきません。
どのみち、緊急が入りまくって、寝ている場合ではありませんでしたが。
疲れている上に眠れないとなると、疲労の雪だるまは急激に、対数的に増大します。
沖縄へ出発する前日の当直明けには、バイト業務中に迷走神経反射を起こし、帰宅途中に嘔吐して血圧が下がり、倒れて1時間ほど動けなくなりました。
完全なる過労でした。
沖縄への出発当日は通常通り業務をこなし、夜出発しました。
スカイマークの深夜便です。
片道8800円の超格安!!
んがしかし、那覇空港につくのはAM3:15。
ついたら友達に迎えにきてもらい、ファミレスで旧交を温め、そのまま「とまりん」こと泊港へ。
一睡もせずに渡嘉敷への高速船マリンライナーとかしきに乗り込み、渡嘉敷へ。
疲労困憊での渡嘉敷到着でした。
スマートフォンで天気図を確認すると、昨日「怪しい」と感じていた南方の低気圧が、熱帯低気圧に変わっていました。
来るものが来てしまうのでしょう。
残り時間が限られるかもしれません。
で・す・が!!
渡嘉敷です!!!
2007年以来の渡嘉敷です(^o^)/
渡嘉敷港ですぐさまレンタカーに飛び乗り、着いたキャンプ場は、この前来たままのキャンプ場でした!!!
キャンプ場から海に走り、(心の中で)
「やったー! おれは渡嘉敷にまた来たぞー!!」
と絶叫しました。
↓↓キャンプ場から見た阿波連ビーチ!
この碧さこそ、僕が夢にまで見た渡嘉敷です!!
阿波連ビーチ遠景。
パナリ。
パナリよ、お前に会いにきたぞ!!
でもまずは、渡嘉志久ビーチです。
沖縄屈指の美しいビーチです!!
前回会った海亀にも再会したい!!
ぬおぉぉぉー!
夢にまで見たビーチがそのままの姿で!!!
興奮絶頂です!!
おぉぉぉぉぉぉ!!!
これだ!
これだよ!!
(言葉にならないので、写真で気持ちを汲んでください)
横でも縦でも絵になります。
早速ウェットスーツに身を包み、海へレッツゴーです!!
海に足をつけた瞬間、
「冷たいッ!」
と、一瞬、たじろぎました。
が、それ以上気にせず、海に突入です。
泳ぎ始めて僕は体の違和感を覚えました。
「体が重い」
異常に体が重いんです。
確かに、ここ数ヶ月忙しすぎてプールに泳ぎに行けていません。
行けてもせいぜい月に1-2回です。
「それでもこれは重すぎだろ」
と思いました。
僕は自転車通勤をしていて、往復100分自転車をこいでます。
使う筋肉は泳ぐものと異なりますし、心肺にかける負荷の種類も異なりますが、それでも運動不足ではないです。
で・も・。
おぉぉぉぉおぉぉぉぉ!
この青さです!僕が求めていたのは!!
潜水しようとして、僕は再び体の異変に気づきました。
「ぜんぜん潜れない」
自分の身長ほども潜れなくなっているんです!!
「おかしい」
でも事実でした。
耳抜きがぜんぜんできない。
ショックでした。
まさか、自分は泳げないし、潜れない体になってしまったのか?!
馬鹿な!
馬鹿な!
意地でも潜ろうとしましたが、海に弾かれました。
それでも根性で、少しずつ潜って行きます。
30cmおきに耳抜きのために停止するくらいのペースで、少しずつ、少しずつ潜って行きます。
気持ちが「がーん」「がーん」と動揺しているのがわかります。
僕はここに泳ぎにきたんです。
僕はここに潜りにきたんです。
それを海に拒否されたのです。
心理的衝撃があまりにも大きすぎます。
ハマクマノミ、久しぶりです。
ま、雑魚ですが、記念に一枚・・・と思って撮り始めるとなかなかハマるんです。
やはり、結局会心作は一作もとれず。
このあと僕には、さらなる試練が待っていたのでした。
全身に寒気が駆け抜けました。
尋常ではない寒気でした。
でも、渡嘉敷の海に感激していた僕は、それ以上気にせず、前回見つけた美しい珊瑚の島を探し続けました。
ところが、目的の島が見つからない。
「まさか、白化現象でなくなってしまったのか?」
不安がよぎります。
そのうち、体がどんどん重さを増して行きます。
浅めの、不本意な潜水を繰り返して、中途半端な作品を重ねます。
まあ、それでも気分は爽快なのですが。
バキッ!
右足が吊りました。
なにぃッ!
泳ぎ始めてまだ一時間半ほどしか経過していません。
こんなに短時間に足が吊るなんて!
心理的衝撃がさらに積み重なります。
僕はもはや、沖縄の海を諦めなければならないのかもしれない。。。。
沖縄の海を楽しめる肉体を永遠に失ったのかもしれない。。。。
体が重い。
足は吊った。
傷心の僕は、ひとまず岸へ戻る決心をしました。
この時点で沖500mほどにいました。
愕然としながら岸まで150mほどのところまで来たときのことでしょうか。
目の前にイラブー(ウミヘビ)が現れました。
水面で空気を吸って、再び潜り、中途半端に岩陰に隠れました。
「これは撮らないわけにはいかない」
潜りました。
バキッ!
左足が吊りました。
右足をかばって泳いでいたことはあるでしょう。
でも、泳ぎ始めて2時間経っていないのです。
おかしい。
いくらなんでもおかしい。
両足に力が入りません。
この上、腕まで吊ったら、もはや岸に戻れないでしょう。
しかたがないので、イラブーは放置して岸に戻ることに専念しました。
岸に戻り、砂地で立ち上がってまたびっくり。
体が、半端なく重い。
立ち上がったところでまた右足が吊り、そのまま凝固。
しばらく動けませんでした。
死にそうになりながらウェットスーツを脱ぎ、車に戻った頃には・・・体が炎のように熱い・・・。
気温は32℃。
沖縄の灼熱の太陽光線が降り注いでいます。
が、僕の体の方が圧倒的に熱いんです。
39℃前後あったのではないでしょうか。
フラフラになりながら阿波連ビーチのキャンプ場に戻り、テントの中に倒れ込み、そのまま動けませんでした。
とんだ初日でした。
体調が最低でした。
仕事が充実し過ぎたのです。
夏休み直前の20日間ほどがかなりハードでした。
18日間に6回の当直業務が集中した上、当直中に緊急業務が入りまくりました。
普通、当直や夜勤業務につく場合、その当日は夕方出勤、当直業務をこなし、その翌日は遅くとも昼までに帰るのが世の常識かと思います。
しかし、私がいる業界はかなり独特な業務体系で、当直のある日も朝一番から出てきて通常通り業務をこなし、夕方から当直業務に入り、翌朝になると通常業務にそのまま移行し、通常通り夕方まで働きます。
いわゆる36時間労働(正確には33時間程度ですが。)というやつです。
当直中に緊急業務が入ると、下手をすると一睡もできないまま、次の日の通常業務につくことになります。
まあ、そこまでひどい日は今回なかったのですが、それでも真夜中に叩き起こされ、3時間前後働いてから寝ると、疲れはなかなかとれないものです。
直近の土曜日が3回連続で日勤当直(土曜の朝に出勤して、日曜日の朝に帰る)だったため、沖縄行きまでの3週間、まともな休日が一日もありませんでした。
敢えて説明を追加するなら、この業界のもう一つの独特性として「代休が存在しない」というのがあります。
休日に出勤したからと言って、代休がもらえる可能性はゼロなのです。
そもそも、この職種の大多数の人は「代休」という単語自体を知らないと思います。
疲労が蓄積し、夏休み10日ほど前から不眠が始まりました。
本当に疲れていると、仕事の緊張がなかなか抜けず、全身ぐったり疲れているのに、眠れない、もしくは眠りが浅くなるんです。
家にいる分には眠剤を使えばいい話なのですが、当直中となると飲むわけにもいきません。
どのみち、緊急が入りまくって、寝ている場合ではありませんでしたが。
疲れている上に眠れないとなると、疲労の雪だるまは急激に、対数的に増大します。
沖縄へ出発する前日の当直明けには、バイト業務中に迷走神経反射を起こし、帰宅途中に嘔吐して血圧が下がり、倒れて1時間ほど動けなくなりました。
完全なる過労でした。
沖縄への出発当日は通常通り業務をこなし、夜出発しました。
スカイマークの深夜便です。
片道8800円の超格安!!
んがしかし、那覇空港につくのはAM3:15。
ついたら友達に迎えにきてもらい、ファミレスで旧交を温め、そのまま「とまりん」こと泊港へ。
一睡もせずに渡嘉敷への高速船マリンライナーとかしきに乗り込み、渡嘉敷へ。
疲労困憊での渡嘉敷到着でした。
スマートフォンで天気図を確認すると、昨日「怪しい」と感じていた南方の低気圧が、熱帯低気圧に変わっていました。
来るものが来てしまうのでしょう。
残り時間が限られるかもしれません。
で・す・が!!
渡嘉敷です!!!
2007年以来の渡嘉敷です(^o^)/
渡嘉敷港ですぐさまレンタカーに飛び乗り、着いたキャンプ場は、この前来たままのキャンプ場でした!!!
キャンプ場から海に走り、(心の中で)
「やったー! おれは渡嘉敷にまた来たぞー!!」
と絶叫しました。
↓↓キャンプ場から見た阿波連ビーチ!
この碧さこそ、僕が夢にまで見た渡嘉敷です!!
阿波連ビーチ遠景。
パナリ。
パナリよ、お前に会いにきたぞ!!
でもまずは、渡嘉志久ビーチです。
沖縄屈指の美しいビーチです!!
前回会った海亀にも再会したい!!
ぬおぉぉぉー!
夢にまで見たビーチがそのままの姿で!!!
興奮絶頂です!!
おぉぉぉぉぉぉ!!!
これだ!
これだよ!!
(言葉にならないので、写真で気持ちを汲んでください)
横でも縦でも絵になります。
早速ウェットスーツに身を包み、海へレッツゴーです!!
海に足をつけた瞬間、
「冷たいッ!」
と、一瞬、たじろぎました。
が、それ以上気にせず、海に突入です。
泳ぎ始めて僕は体の違和感を覚えました。
「体が重い」
異常に体が重いんです。
確かに、ここ数ヶ月忙しすぎてプールに泳ぎに行けていません。
行けてもせいぜい月に1-2回です。
「それでもこれは重すぎだろ」
と思いました。
僕は自転車通勤をしていて、往復100分自転車をこいでます。
使う筋肉は泳ぐものと異なりますし、心肺にかける負荷の種類も異なりますが、それでも運動不足ではないです。
で・も・。
おぉぉぉぉおぉぉぉぉ!
この青さです!僕が求めていたのは!!
潜水しようとして、僕は再び体の異変に気づきました。
「ぜんぜん潜れない」
自分の身長ほども潜れなくなっているんです!!
「おかしい」
でも事実でした。
耳抜きがぜんぜんできない。
ショックでした。
まさか、自分は泳げないし、潜れない体になってしまったのか?!
馬鹿な!
馬鹿な!
意地でも潜ろうとしましたが、海に弾かれました。
それでも根性で、少しずつ潜って行きます。
30cmおきに耳抜きのために停止するくらいのペースで、少しずつ、少しずつ潜って行きます。
気持ちが「がーん」「がーん」と動揺しているのがわかります。
僕はここに泳ぎにきたんです。
僕はここに潜りにきたんです。
それを海に拒否されたのです。
心理的衝撃があまりにも大きすぎます。
ハマクマノミ、久しぶりです。
ま、雑魚ですが、記念に一枚・・・と思って撮り始めるとなかなかハマるんです。
やはり、結局会心作は一作もとれず。
このあと僕には、さらなる試練が待っていたのでした。
全身に寒気が駆け抜けました。
尋常ではない寒気でした。
でも、渡嘉敷の海に感激していた僕は、それ以上気にせず、前回見つけた美しい珊瑚の島を探し続けました。
ところが、目的の島が見つからない。
「まさか、白化現象でなくなってしまったのか?」
不安がよぎります。
そのうち、体がどんどん重さを増して行きます。
浅めの、不本意な潜水を繰り返して、中途半端な作品を重ねます。
まあ、それでも気分は爽快なのですが。
バキッ!
右足が吊りました。
なにぃッ!
泳ぎ始めてまだ一時間半ほどしか経過していません。
こんなに短時間に足が吊るなんて!
心理的衝撃がさらに積み重なります。
僕はもはや、沖縄の海を諦めなければならないのかもしれない。。。。
沖縄の海を楽しめる肉体を永遠に失ったのかもしれない。。。。
体が重い。
足は吊った。
傷心の僕は、ひとまず岸へ戻る決心をしました。
この時点で沖500mほどにいました。
愕然としながら岸まで150mほどのところまで来たときのことでしょうか。
目の前にイラブー(ウミヘビ)が現れました。
水面で空気を吸って、再び潜り、中途半端に岩陰に隠れました。
「これは撮らないわけにはいかない」
潜りました。
バキッ!
左足が吊りました。
右足をかばって泳いでいたことはあるでしょう。
でも、泳ぎ始めて2時間経っていないのです。
おかしい。
いくらなんでもおかしい。
両足に力が入りません。
この上、腕まで吊ったら、もはや岸に戻れないでしょう。
しかたがないので、イラブーは放置して岸に戻ることに専念しました。
岸に戻り、砂地で立ち上がってまたびっくり。
体が、半端なく重い。
立ち上がったところでまた右足が吊り、そのまま凝固。
しばらく動けませんでした。
死にそうになりながらウェットスーツを脱ぎ、車に戻った頃には・・・体が炎のように熱い・・・。
気温は32℃。
沖縄の灼熱の太陽光線が降り注いでいます。
が、僕の体の方が圧倒的に熱いんです。
39℃前後あったのではないでしょうか。
フラフラになりながら阿波連ビーチのキャンプ場に戻り、テントの中に倒れ込み、そのまま動けませんでした。
とんだ初日でした。
ブログの更新もおひさしぶりですね。楽しみにしていました。
仕事のハードさは半端じゃないですね(;;)
渡嘉敷いいですね~私も2回ほど行きましたが、ここでお目にかかれるとはうれしいです♪
どうもお久しぶりです。
今週二度目の当直明けにコメントに気づきました。
渡嘉敷、2回も行ったことがあるんですね!
いいところですよね~(^^)