猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2011/07/12 夏休み第1弾 渡嘉敷島 初日

2011-07-23 13:58:43 | 沖縄
2011年夏休みが来ました。

体調が最低でした。

仕事が充実し過ぎたのです。
夏休み直前の20日間ほどがかなりハードでした。

18日間に6回の当直業務が集中した上、当直中に緊急業務が入りまくりました。

普通、当直や夜勤業務につく場合、その当日は夕方出勤、当直業務をこなし、その翌日は遅くとも昼までに帰るのが世の常識かと思います。

しかし、私がいる業界はかなり独特な業務体系で、当直のある日も朝一番から出てきて通常通り業務をこなし、夕方から当直業務に入り、翌朝になると通常業務にそのまま移行し、通常通り夕方まで働きます。

いわゆる36時間労働(正確には33時間程度ですが。)というやつです。
当直中に緊急業務が入ると、下手をすると一睡もできないまま、次の日の通常業務につくことになります。

まあ、そこまでひどい日は今回なかったのですが、それでも真夜中に叩き起こされ、3時間前後働いてから寝ると、疲れはなかなかとれないものです。

直近の土曜日が3回連続で日勤当直(土曜の朝に出勤して、日曜日の朝に帰る)だったため、沖縄行きまでの3週間、まともな休日が一日もありませんでした。

敢えて説明を追加するなら、この業界のもう一つの独特性として「代休が存在しない」というのがあります。
休日に出勤したからと言って、代休がもらえる可能性はゼロなのです。
そもそも、この職種の大多数の人は「代休」という単語自体を知らないと思います。



疲労が蓄積し、夏休み10日ほど前から不眠が始まりました。
本当に疲れていると、仕事の緊張がなかなか抜けず、全身ぐったり疲れているのに、眠れない、もしくは眠りが浅くなるんです。
家にいる分には眠剤を使えばいい話なのですが、当直中となると飲むわけにもいきません。
どのみち、緊急が入りまくって、寝ている場合ではありませんでしたが。
疲れている上に眠れないとなると、疲労の雪だるまは急激に、対数的に増大します。


沖縄へ出発する前日の当直明けには、バイト業務中に迷走神経反射を起こし、帰宅途中に嘔吐して血圧が下がり、倒れて1時間ほど動けなくなりました。

完全なる過労でした。

沖縄への出発当日は通常通り業務をこなし、夜出発しました。
スカイマークの深夜便です。
片道8800円の超格安!!

んがしかし、那覇空港につくのはAM3:15。
ついたら友達に迎えにきてもらい、ファミレスで旧交を温め、そのまま「とまりん」こと泊港へ。
一睡もせずに渡嘉敷への高速船マリンライナーとかしきに乗り込み、渡嘉敷へ。

疲労困憊での渡嘉敷到着でした。

スマートフォンで天気図を確認すると、昨日「怪しい」と感じていた南方の低気圧が、熱帯低気圧に変わっていました。
来るものが来てしまうのでしょう。
残り時間が限られるかもしれません。


で・す・が!!

渡嘉敷です!!!
2007年以来の渡嘉敷です(^o^)/

渡嘉敷港ですぐさまレンタカーに飛び乗り、着いたキャンプ場は、この前来たままのキャンプ場でした!!!
キャンプ場から海に走り、(心の中で)

「やったー! おれは渡嘉敷にまた来たぞー!!」

と絶叫しました。
↓↓キャンプ場から見た阿波連ビーチ!


この碧さこそ、僕が夢にまで見た渡嘉敷です!!


阿波連ビーチ遠景。


パナリ。
パナリよ、お前に会いにきたぞ!!


でもまずは、渡嘉志久ビーチです。
沖縄屈指の美しいビーチです!!
前回会った海亀にも再会したい!!


ぬおぉぉぉー!
夢にまで見たビーチがそのままの姿で!!!
興奮絶頂です!!


おぉぉぉぉぉぉ!!!
これだ!
これだよ!!
(言葉にならないので、写真で気持ちを汲んでください)


横でも縦でも絵になります。


早速ウェットスーツに身を包み、海へレッツゴーです!!

海に足をつけた瞬間、
「冷たいッ!」
と、一瞬、たじろぎました。

が、それ以上気にせず、海に突入です。

泳ぎ始めて僕は体の違和感を覚えました。
「体が重い」
異常に体が重いんです。

確かに、ここ数ヶ月忙しすぎてプールに泳ぎに行けていません。
行けてもせいぜい月に1-2回です。

「それでもこれは重すぎだろ」

と思いました。
僕は自転車通勤をしていて、往復100分自転車をこいでます。
使う筋肉は泳ぐものと異なりますし、心肺にかける負荷の種類も異なりますが、それでも運動不足ではないです。

で・も・。
おぉぉぉぉおぉぉぉぉ!
この青さです!僕が求めていたのは!!


潜水しようとして、僕は再び体の異変に気づきました。

「ぜんぜん潜れない」

自分の身長ほども潜れなくなっているんです!!

「おかしい」

でも事実でした。
耳抜きがぜんぜんできない。

ショックでした。
まさか、自分は泳げないし、潜れない体になってしまったのか?!

馬鹿な!
馬鹿な!

意地でも潜ろうとしましたが、海に弾かれました。

それでも根性で、少しずつ潜って行きます。
30cmおきに耳抜きのために停止するくらいのペースで、少しずつ、少しずつ潜って行きます。

気持ちが「がーん」「がーん」と動揺しているのがわかります。

僕はここに泳ぎにきたんです。
僕はここに潜りにきたんです。
それを海に拒否されたのです。

心理的衝撃があまりにも大きすぎます。

ハマクマノミ、久しぶりです。
ま、雑魚ですが、記念に一枚・・・と思って撮り始めるとなかなかハマるんです。


やはり、結局会心作は一作もとれず。


このあと僕には、さらなる試練が待っていたのでした。

全身に寒気が駆け抜けました。

尋常ではない寒気でした。
でも、渡嘉敷の海に感激していた僕は、それ以上気にせず、前回見つけた美しい珊瑚の島を探し続けました。

ところが、目的の島が見つからない。

「まさか、白化現象でなくなってしまったのか?」

不安がよぎります。

そのうち、体がどんどん重さを増して行きます。

浅めの、不本意な潜水を繰り返して、中途半端な作品を重ねます。
まあ、それでも気分は爽快なのですが。


バキッ!
右足が吊りました。

なにぃッ!
泳ぎ始めてまだ一時間半ほどしか経過していません。
こんなに短時間に足が吊るなんて!
心理的衝撃がさらに積み重なります。

僕はもはや、沖縄の海を諦めなければならないのかもしれない。。。。
沖縄の海を楽しめる肉体を永遠に失ったのかもしれない。。。。

体が重い。
足は吊った。

傷心の僕は、ひとまず岸へ戻る決心をしました。

この時点で沖500mほどにいました。

愕然としながら岸まで150mほどのところまで来たときのことでしょうか。
目の前にイラブー(ウミヘビ)が現れました。
水面で空気を吸って、再び潜り、中途半端に岩陰に隠れました。

「これは撮らないわけにはいかない」

潜りました。

バキッ!
左足が吊りました。

右足をかばって泳いでいたことはあるでしょう。

でも、泳ぎ始めて2時間経っていないのです。

おかしい。
いくらなんでもおかしい。

両足に力が入りません。

この上、腕まで吊ったら、もはや岸に戻れないでしょう。

しかたがないので、イラブーは放置して岸に戻ることに専念しました。

岸に戻り、砂地で立ち上がってまたびっくり。

体が、半端なく重い。

立ち上がったところでまた右足が吊り、そのまま凝固。
しばらく動けませんでした。

死にそうになりながらウェットスーツを脱ぎ、車に戻った頃には・・・体が炎のように熱い・・・。

気温は32℃。

沖縄の灼熱の太陽光線が降り注いでいます。

が、僕の体の方が圧倒的に熱いんです。

39℃前後あったのではないでしょうか。

フラフラになりながら阿波連ビーチのキャンプ場に戻り、テントの中に倒れ込み、そのまま動けませんでした。

とんだ初日でした。
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2 コメント

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ひさびさの沖縄ですね~ (obata-j)
2011-07-27 16:27:53
猫五郎さん、お久しぶりです。
ブログの更新もおひさしぶりですね。楽しみにしていました。
仕事のハードさは半端じゃないですね(;;)
渡嘉敷いいですね~私も2回ほど行きましたが、ここでお目にかかれるとはうれしいです♪
返信する
obata-jさん? (猫五郎)
2011-07-29 20:36:47
もしかして学生担当だったobataさん?
どうもお久しぶりです。
今週二度目の当直明けにコメントに気づきました。

渡嘉敷、2回も行ったことがあるんですね!
いいところですよね~(^^)
返信する

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