猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2017年2月下旬のやんばる

2017-03-05 17:44:33 | 沖縄

4年ぶりに沖縄に行って参りました。
友だちが結婚式に呼んでくれたのです。


飛行機はいつでも気持ちがいい。



久々の国際通り。
学生時代は見向きもしなかったけど、観光客の立場で来ると、どうにも便利で。



話に聴いてはいました。
那覇のバスターミナル、建て替えするそうですね。
前のは昭和の香りがするバスターミナルでしたが、老朽化して不便だったのでしょう。




式場近くの場末の宿に宿泊しました。
前払いしたら、

「部屋に行けばカギ、置いてあるから。
出ていくときはカギを置いてってくれればいいよ。
こっちに顔出す必要ないから。
領収書?
作ることはできますよ。」

てぇーげぇ。
廊下にはこんな貼り紙。
蚊取り線香じゃ煙いから、リキッドタイプにしてほしい。
50円払うから。



部屋に入るとタバコ臭い 。゚(゚´Д`゚)゚。
窓全開にして出かけて戻ったら、ちょっとマシになったけど、やっぱヤなので、昨夜は窓全開のまま寝ました。
寒くはなかったけど、カーテンがないから隣のアパートの灯りが明るくて。
いやぁ、なかなかローカルな宿でした。
まあ、予約の段階でほぼほぼ予想がついてたことだけど、これで一泊4,400円は詐欺だなぁ。


友達が泊ってた宿の、懐かしの沖縄シャワートイレ。
こちらも普通のアパートを民宿に転用した(民宿の方が儲かるのでしょう)ものでしたが、こちらは快適だった。
これで一泊3000円とは。
くっそー、選択を誤った。





なんと、まだカンヒザクラが咲いていました。
2月下旬に咲いていることなんてあるんだ?
それとも、違う種類?
詳しくはないですが、カンヒザクラに見えるのですが。。。




結婚式では、懐かしの面々に会ってきました。
この機会でないと、もう二度と会う機会もないかもしれないメンバーとも会ってきました。
うれしかったなぁ。

式が終わったらヤンバル行きです。

やんばるですが、いつの間にか国立公園となっていました。
で、友だちに聞いたのが、夜間に林道を出入りする場合は、許可の申請が必要だ、と。
国頭村のホームページを当たると、書類をダウンロードできた。
しかし、自動車の登録番号を書く必要がある。
レンタカーなので、番号は当日にならないとわからない。
困ってしまって、ダメ元で、役場に直接電話して聞いてみました。
すると、自動車の登録番号がレンタカーでわからなければ、「レンタカー」と書いて申請すればいいですよ、とのことでした。
なので、郵送で事務処理をすませてました。
僕も成長したもんだ。
そんなに敷居が高い申請ではなさそうでしたが、許可証が来るまではなんとなくそわそわして待ってました。
万が一にも許可が降りなかったら、困るじゃないですか。
でも、幸い、届いてくれたのでした。




この終末は雨の予報でした。
ハナサキガエルが産卵を控えているはずです。

4年ぶりのヤンバルです。
体がフィールドを完全に忘れていないか?
まだ明かりがあるうちに現地到着。
軽く沢まで降りてみました。









学生時代と比較して(誰がやったのか)アプローチの山道の下草刈りがしっかりしてあって、歩きやすい。
道を進むと、すべて覚えてました。

あ、次はあれだよな。みたいな。

この段階で、イシカワガエル、ハナサキガエルの鳴き声を多数確認。
これは期待できるわい。


車に戻り、弁当を食べて、夜に備えます。

21時に出発。
すでに車の外でイシカワガエルの鳴き声が聞こえてます。

ものすごく蒸す。
これは期待できるなぁ。
ヤンバルヤマナメクジもきっと出てきているに違いない。
と、思ったが、この夜はヤンバルヤマナメクジに一匹も会えず。

期待を裏切らず出てきてくれたのは、ベッコウマイマイ






沢に降りて、イシカワガエルがよく鳴いています。
赤色LEDで近づいていきます。
みつけた!
ペアです!






続いて、いつものスポットでイボイモリを確認。
でも、こいつはすぐに穴の奥に入ってしまって、写真を撮らせてくれず。

そうそう、書き忘れないうちに書いておこう。
赤色LEDと、白色LEDでのアプローチで、あまり差を感じませんでした。
赤色LEDでアプローチしても、イシカワガエルどもは僕の存在をよくわかってました。
赤色LEDが見えているのか?(なんせ、むっちゃ明るい赤色LEDだったから。赤色LEDにする場合、よっぽど明るくないと、周囲の状況がみえません)
それとも、赤色LEDは見えていないけど、僕の気配が大きすぎるために、僕の存在がよくわかったのか?
どちらでしょうか。
どちらであっても、結局、白色LEDと赤色LEDによるアプローチで、特別差を見いだすことが、少なくともこの夜は、できませんでした。
もう少し使い込まないと、差が出て来ないのかもしれません。


岩場のイシカワガエル。






沢の脇で鳴いてたヤツ。




懐かしのハナサキガエル。




いつもの小さな滝で、鳴きまくってました。
ハナサキガエルの鳴き声を聞けるだけで超ラッキー!




しばしライトを消して、ハナサキガエルの大合唱の中に身を置きました。
すばらしい時間でした。




ただ、この夜、僕は一匹たりともメスを見ませんでした。
沢でスタンバっているのはオスばかり。
あとはメスさえ降りてくれば、産卵は一瞬で終わることでしょう。




ハナサキガエルのオスがスタンバっているということは、ヒメハブもスタンバっているということです。
毎年、ほぼほぼ同じ場所でスタンバってます。





ナミエガエルのちっこいやつも出てきてました。








ナミエガエルを相手にしていた辺りで全身を悪寒が襲いました。
ものすごく熱が上がっていくのがわかりました。
このときは、ひどい風邪だと思いました。
あとからわかったことですが、インフルエンザでした。


通称、砂場に到着。

いい感じ。

シリケンイモリ。
雑魚だけど、好き。




リュウキュウアカガエルのオタマジャクシ。
たくさんいましたが、卵からオタマジャクシになった直後からは激減しているはずです。
おそらく、今、砂場でちょろちょろ泳いでる数の10倍以上がすでに死んだのでしょう。
がんばって大きく育つんだぞ!
オタマジャクシを踏まないようにできるかぎり気をつけて歩きました。




奥で鳴いてたオキナワアオガエル。
この期に及んで、オキナワアオガエルの鳴き声まで聞けてしまうなんて、僕はなんてラッキーな男なんだか。




ここまでが限界でした。
これ以上、がんばると本気で森から出られなくなりそうでした。
本来、真っ暗闇の沢降りは全身の5感をフルに使って行うものですが、この夜は悪寒でそれどころではなかった。
転倒もしました。
怖かった。
体調が悪いときに山に入るもんではない。
(つーか、今回は、山に入っていて体調が急変したのですが。。。)

周囲に目もくれず歩いたつもりでしたが、ハナサキガエルやら、アオガエルやら、ヒメハブやら、いつもだったらじっくり時間をかけたい相手がたくさん出てきてくれていました。

またいずれ会おう。

しかし、この沢、人の気配がたくさん。
特に繁殖期は人の出入りがありそう。
こいつら、ちょっとかわいそう。
(って、かわいそうな立場に追い込んでいる一人が僕なんですが。。。)

今後は、できたら他の沢に入るようにしようかな。。。できる範囲で。。。

ぼろぼろになって、なんとか家にたどり着いて、体温を測ると40度でした。
モノが口をなかなか通らず、3日間後には体重が4kg近く落ち、一週間仕事を休むことになったのでした。。。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 2016/11/25 再び栃木北部へ | トップ | 2017/03/20 春の野花で深度合... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
★( ・o・)大丈夫?★ ((^0^)コメト)
2017-03-06 21:29:07
おやおや沖縄行って発熱ですか。。(∼0∼;
、、これは活躍し過ぎ。。いんや無理が祟ってますネ。
どうも週休2日でもなく、年中職場の近くにいなくてはいけないとは厳しい環境でつ。

各地で友人の結婚式があるようで、人生で一番忙しい時期かもしれません。(^0^;
思い出すと(^0^)もそうでしたが、中年過ぎになると不幸ばかりが増え、面白くありません。

沖縄は懐かしく拝見もし、金環食を見に行きましたが、同時に国体もあり、
やはりお宿が取れませんで苦労しました。
幸いにツアーに潜り込んで泊まれましたが、以後の出張でも時々学会とかが
あるとホテルはどうしようもなくなるのでした。(^0^8

まぁ、ヤンバルの自然にも巡り合えて思い出も出来たのですから、良しとしませう。(^0^v
返信する
なんとか (^_^;) (猫五郎)
2017-03-11 18:50:59
よりによって、沖縄での発熱でした (>_<)
あと半日、熱発が遅れてくれたらベストでした。
でもまあ、ここに載せたように、一応、最低限楽しむことができただけでよしとします。
4年ぶりのヤンバルの森が僕を迎えてくれた感じがしただけで、うれしかったです。
そうですねぇ、結婚式もそろそろ少なくなってきました。
こんなに結婚式があるのは、今だけなんだなぁ、確かに。

沖縄はローシーズンに行くに限ります。
ただ、子どもが小学生に上がるとなかなかそうも言ってられないのが困ったものです。
夏休みシーズンだと家族三人の航空券代だけで15万覚悟ですから。。。
返信する

コメントを投稿

沖縄」カテゴリの最新記事