猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

ランニングするためには、膝周囲の筋肉を鍛える必要がある

2022-09-09 20:37:39 | 健康・身体

7月下旬に足の小指をぶつけて骨折しました。

骨折といってもぽっきり折れたわけではなく、ひびが入っただけです。

ひびが入っただけでも立派な骨折らしく、修復過程はポッキリいった場合と同じで、治癒には6-8週間つまり、2か月弱かかるそうです

実際、受傷4週後に走ってもまだ痛かったし、走った後は腫れあがりました。

走るのは無理、と諦めました。

でも、何もしないわけにはいかない。

代わりにプールで週4-5km泳いでました。

プールで泳ぐのは3年ぶりくらいかもしれません。

五十肩は幸い、治ってました。

これ以外にも、毎朝出勤前のカールアップ70回、スクワット100回は、足の小指に負担がなかったので続けてました。

 

受傷後6週間が経過しました。

恐る恐る走ってみると、痛くない。

喜び勇んでいつもの池の周りを走りに行きました。

プールで泳いでいたので、息切れはありませんでした。

1周2.8㎞を走ってみて、まだまだ余裕があったので、久しぶりに6㎞走ってみようと思いました。

ところが、です。

3㎞を過ぎたあたりで、右の腸脛靭帯が右膝の外側でこすれて痛くなりました。

4㎞を超えたあたりで、左の腸脛靭帯が左膝の外側でこすれて痛くなりました。

4.3㎞過ぎでたまらず、止まりました。

両膝がグラグラと安定しない感じがしました。

 

ランニングをすると、着地時に足にかかる衝撃は体重の2.4倍ほどに及ぶそうです。

つまり、体重60kgの人がランニングすると、着地時の足には144kg程度の力が加わっているということです。

 

泳いだりスクワットしたりして筋肉の維持に努めたつもりですが、足にこれほど大きな負荷は加えていない。。。

股関節や足首の関節は蝶番のような構造をしているので比較的安定しています。

しかし、膝関節は、骨のかみ合わせがない。

膝関節は、骨の平面と平面の関節なので非常に不安定。

図を描くのが面倒なので、適当なリンクを貼っておきますので、参照して下さい。

膝関節は横方向に不安定。

どうやって膝関節の安定を図っているかというと、膝の周囲を靭帯と筋肉で固めて安定させているわけです。

ランニングの着地で膝にかかる力も、足とほぼ同じと考えてよいでしょう。

下腿の影響を差し引いただけでしょうから、先ほどの144kgが110~120kgになる程度の違いでしょう。

プールで少々泳いだり、自重のみのスクワットを100回やったくらいでは、体重の2倍の力が膝関節にかかったときに、膝関節を安定させるために必要な筋力を得ることはできなかった。

走るための肉体は、走りながら作るのが一番だし、走ること以外ではなかなか作れない、ということなんだと思います。

なんとも当たり前の結論ですが、骨折をして走れなくなったことで得た気づきでした。

 

膝周りの筋肉がだいぶ筋力が落ちてしまいました。

元に戻すのにもしかしたら3か月くらいかかるのかもしれません。

また気長にコツコツと走って、身体を作り上げようと思います。

足の骨折は高くつきました。

健康のありがたさ、怪我・病気のダメージの大きさを認識させられた出来事でした。

 

 

ランニングの際に足にかかる負荷についてのデータは、Foot strike patterns and collision forces in habitually barefoot versus shod runnersという論文を参照してください。

 

ネットに図があったので、リンクを貼っておきます。

Figure 1 Vertical ground reaction forces and foot kinematics for three foot strikes at 3.5 ms-1 in th same runner

コメント (2)
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