猫五郎の写真日記

なんか、写真よりも文章がメインになってます。しかも、くどい。要改善。でもなかなかねぇ。

2015/11/01 Nagamitsu 60 maxi で日中撮影してみた

2015-11-08 11:51:13 | 天体望遠鏡

以前、SD-80ALで白いサギを撮影してみたら、色収差でボワボワな写真が撮れた。
色収差の少ないNagamitsu 60 maxiならどう写るか。
気になってました。

同じ白いサギを探して遊水池に行きましたが、あいにくとサギを見つけられませんでした。

仕方がないので、釣り人に被写体となってもらいました。

まずはiPhone5sで撮影したもの。
フルサイズ換算で30mm相当程度の画角だと思われます。
黒い矢印の先に釣り人がいます。





Nagamitsu 60 maxi + EOS 6D
焦点距離1200mm
やはりケラレますね。
なんか、ぼやっとした画像です。
でも、色収差でぼやっとしているわけではなさそう。




Nagamitsu 60 maxi + EOS kiss X3で撮影。
撮って出し。
1920mm相当の画角。




続いて、Nagamitsu + Pentax Q7
撮って出し。
5520mm相当の画角。




ものすごい拡大っぷりです(^^)
しっかり写ってます。
でも、シャープさに欠けます。
よくみると、桟橋も釣り竿もくにゃくにゃ曲がってます。
水面から上がる水蒸気で光がゆらゆら歪んだのでしょう。

これではNagamitsuの性能評価ができません。
もう少し近い被写体がよいかもしれません。


結局、家に戻って、近くの家の柿の木を狙ってみました。
iPhoneで撮影。
画角は30mm相当。




PENTAX Q7で撮影。






柿の実は、風に揺れていて、ついでにNagamitsuも風でグラグラして、被写体も望遠鏡もどっちも落ち着かない中で撮影しました。
いつものごとく、焦点距離33メートル相当の画角でピント合わせをしているので、被写体に動かれるとまともにピントが合いません。
でも、画面内のどこかにはピントが来ているので、語れることはあります。

葉の葉脈がしっかり解像しています。

ムッチャ、被写体深度が浅い。



風に揺れる柿の実は厳しい被写体だったので、望遠鏡の向きを変えて、今度はとなりのセブンイレブンの看板を撮影。

まずはiPhone。




続いて、Nagamitsu 60 maxi + Pentax Q7。
看板ですので、風で揺れたりしません。
Nagamitsuは風とピント合わせ操作でグラグラしましたが、なんとかピント合わせができました。




シャープとは言い兼ねます。
眠い画像です。
でも、焦点距離1200mm、口径60mmであることを考えれば、すばらしい絵だと言えるのではないでしょうか。
木の幹に止まったセミとか、揺れない絵だに止まった鳥などはいい被写体になるのではないでしょうか。

あと、鳥の巣の観察とかには十分使えるレベルだと、僕的には思います。

ただ、ちょっと心配に思ったのは、使い方を誤ると犯罪になりそうですね。
まあ、なんでもそうなんでしょうけど、道具は使い方次第ですね。。。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015/10/18 EOS 6Dで地球照再挑戦

2015-11-08 09:03:19 | 天体観測

前回の地球照撮影(2015/10/10)で、天候の影響もあって、不本意な結果となりました。
しかし、もし、高感度に強いフルサイズで撮影していたら、少しは違う結果だったかもしれない、との想いがありました。


EOS 60Daはとにかくノイズがひどい。
長時間露光の場合、一枚撮りで作品を得ようとしても無理(例外はあるでしょうが。)
コンポジットすることを前提に撮影しないと。

その点、フルサイズならどうでしょう?
嘘かまことか、ISO 6400まで普通に使えるという記載をネット上で散見します。
長時間露光となるとまた話が違ってくるのかもしれませんが。


で、買ってしまいました。
EOS 6D


高感度に強いとの評価を耳にします。
その代わりと言ってはなんですが、オートフォーカスが中心のクロス測距点以外は使い物にならないとの評価も散見します。
普通の撮影には腕が求められそうですが、天体撮影となるとオートフォーカスは関係ありません。
バリアングルではないですが、WiFiでスマホを使ってピント合わせをできると、同好会員からの情報があり。


実は、ニコンのD750と迷ってました。
キャノンのCMOSセンサーは、「DxOMark.comでかなり低い評価になっている」、「ダイナミックレンジでニコン採用のCMOSにだいぶ劣る」とのうわさをネット記事で読んだことがキッカケです。
EOS 6Dは2012年発売。
比較対象になっているニコンは2013年発売だったり、D750に至っては2014年発売ですから、ある程度しかたがないのかもしれません。
D750の高感度特性はかなり優れものらしい。


6DとD750で、迷いました。


決着は、フルサイズセンサー以外の要素でつきました。


天体撮影用のフィルターって、ほとんどキャノン向けなんですね。
ニコン向けが少ない。
また、レンズマウントの口径がキャノンの方が明らかに大きいんですね。
天体撮影において周辺減光はできるだけ避けたい。

そういうことを考えていると、キャノンになったと。
天体撮影カメラで、ニコンより圧倒的にキャノンが支持されるのは、理由あってのことだったんですね。



もう一つ理由があります。
EOS 6Dと60Daって、重さが同じなんです。

天体撮影において、これってけっこう使い勝手に関わるんです。
天体望遠鏡のバランスを正確にとることが、正確な天体追尾に必要な要素なので、カメラを交換したらバランスが変わってしまうのは困るんです。
(EOS 60Daのローパスフィルターは、Hα輝線の透過率が高いモノになっているので、6Dを手にしたからと言って、出番がなくなるわけではないのです。対象によって使い分けることになります。)
その場合、重い方にあわせて、軽いカメラにその分の「重し」をつければいいんですが、めんどくさいですよね (^_^;)

地球照撮影のチャンスを待ちました。

実家近くの荒川の土手で、Nagamitsu 60 maxiをEQ6に乗せました。

ISO 800, 20sec




「月が小さい!」というのがファーストインプレッション。
「やはりノイズが少ない」が、セカンドインプレッション。

地球照撮影に限っていえば、「月が小さい!」>「ノイズが少ない」です。

うーむ、いかにノイズが少なくてキレイとはいえ、こんなに小さくてはなぁ。

トリミングしてみます。




やはり解像感が落ちます。
この画角だと、だいたい850万画素になります。
まあ、一昔前のことを思い出せば十分な画素数ですが、一度高画素に慣れてしまうと、「うーむ、眠い」と思ってしまいます。
やはり、せめて1200万画素はほしいところでしょう。


で、続いてEOS 60Daで撮影。
今回は天気が安定していたので、4枚コンポジットすることができました。

ISO 800, 15sec, 4枚コンポジット




うーむ、追尾がうまく行かなかったこともあるでしょうし、月に関してはコンポジットすると眠い画像になる傾向はあるのですが、またしても会心の出来ではありません。
でも、解像感はこちらの方がよい。

どうしたものでしょうかねぇ。

なかなかうまく行きませんねぇ。

あと、60Daの方が露出時間が短いにも関わらず、6Dでは見られないフレアが映り込んでいます。
このフレアは2015/10/10の地球照でも映り込んでいました。
6Dで写っていないのに、60Daで写るのは、なんでなんでしょうね?


最後に、EOS 60Daで普通に撮影したのがこれ。








家に帰って、6Dのもう一つ落とし穴が見つかりました。


なんと、RAW現像できない。
古いOSを使い続けているので、Digital Photo Professional ver.3.14がインストールできない。
普段使いの画像処理ソフトも、60DaのRAWは大丈夫でも、6DのRAWは受け付けない。
同じ拡張子なのに、なんで?!
意味不明です。
「新しいソフトに更新しろ」という企業の圧力を感じます。

さて、どうしましょうかねぇ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする