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雀庵の「常在戦場/33 対中有志連合をリードせよ」

2021-06-14 09:41:07 | 日記
雀庵の「常在戦場/33 対中有志連合をリードせよ」
“シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/319(2021/6/13/日】支那の伝統的な処世訓は「上に政策あれば下に対策あり」だろう。習近平が己の妄想的「世界制覇の夢」のために14億の民をがんじがらめにしようとやたらと法律を作っているが、その裏で民は「対策」を練っているに違いない。タフである。


ベトナムも実にタフだ。最強の米軍を叩き出し、最後に米軍ヘリがサイゴンの米国大使館から大慌てで逃げる映像は実に感動的だった(1975/4/30)。梅田邦夫・日本経済研究所上席研究主幹「こんなに違う中国とベトナム 日越関係さらに強化を」WEDGE 2021/5/10から。


<ベトナムの歴史は中国への「抵抗の歴史」であり、歴史上の英雄はほぼ全員が中国との戦いに勝利した指導者である。


この半世紀の間にも、中国の侵略を3回経験している。1974年、79年、88年である。中国は他国の影響力の及ばない「力の空白」が発生した地域に触手を伸ばすことが好きであり、また、強力な後ろ盾のない相手に対しては躊躇なく武力を使う。


歴史的背景もあって、ベトナムでは政府指導者のみならず、多くの国民が強い「対中警戒感」と「国防意識」を有している。そして平時には友好関係の維持に努めるものの、主権侵犯に対しては断固として戦うと明言し、これまでも中国の武力攻撃に対しては行動で示してきている。2018年末にベトナム人の友人が私に次のように語った。


「中国の盛衰はベトナム自身の存亡に大きく影響する。中国が弱体化した時にベトナムは平穏な時代を迎えるが、中国が強国になるとベトナムに災いがやってくる。今や災いがくる時代になった。どの国においても、対外政策は国内政策の延長でもある。中国におけるチベット、新疆ウイグルなどの少数民族に対する同化対策と弾圧、また、国内の徹底した監視、“自由”の弾圧など習近平支配下の中国は“全体主義国家”である。万が一にも中国が覇権を有する世界になると、それは人類の不幸の始まりとなる」


昨年10月、菅義偉首相が就任後、初の外国訪問地としてベトナムを選んだ理由の1つは、今やベトナムが安全保障上、日本にとって最も信頼できる東アジアのパートナーになったことである。習近平体制の下、全体主義的傾向を強める中国は、南シナ海や東シナ海において国際法を無視して拡張主義的な動きを展開している。また、中国は嫌がらせや資金協力、ワクチン提供等を通じASEANの分断工作も進めているが、ベトナムはASEAN10カ国の中で対中警戒感を緩めず、厳しい対中姿勢を一貫して維持してきた唯一の国である。


日越両国は、航行の自由、法の支配、紛争の平和的解決、米軍のプレゼンスなどの戦略的利益を共有しており、「自然の同盟関係」にあるといえる。また、昨年10月時点で、日本で働く外国人労働者約172万人の内、ベトナム人は約44万人であり、中国人を抜いて初めて1位となった。ベトナムの若者達が人口減少と労働力不足に苦しむ日本を支えてくれている。


更に歴史を振り返ると日本はベトナムに2度助けられている。1度目は13世紀の「元寇」である。日本は「蒙古」の攻撃を2回受けたが、3回目はなかった。蒙古は再攻撃の準備を整えていたが、ベトナムの抵抗が強くなったことから、海軍を急遽南部へ派遣せざるを得なくなった。そして1288年、現在のハイフォン近郊の入り江(白藤江)で、チャン・フン・ダオ将軍の指揮の下、ベトナム軍が蒙古海軍をほぼ壊滅させた。その結果、3回目の日本攻撃はなくなったのである。ベトナムでは同将軍は「救国の神」として祀られている。


2度目は20世紀初頭の日露戦争時である。40隻からなる「バルチック艦隊」は、日本海海戦に臨む前に最後の寄港地としてベトナム中部の「カムラン湾」に寄港した。ベトナム人が補給などでサボタージュを図るとともに、燃料の石炭に泥を混ぜたことが、日本海海戦における日本勝利の一因であったとも言われている。当時、ベトナムはフランスの植民地であったが、独立運動が活発化しつつあった。


ベトナムは日本にとって歴史的な同盟国であり、国難を共に乗り越えた同士である。現在ともに東シナ海と南シナ海で中国の脅威に対峙している。中国は尖閣諸島だけでなく、沖縄も狙っているが、残念ながら日本国民の危機意識や国防意識は非常に弱い。今こそ日本は対中警戒感と主権や領土を守る覚悟をベトナムから学ぶべきだ>


知らなかったなあ、凄い頭脳だ。危機の時代には傑物が登場するというが、本物の知性という感じ。梅田邦夫氏・・・何者か?


<1954/昭和29年3月生、日本の元外交官。1977/昭和52年10月京都大学法学部在学中に外務公務員採用上級試験に合格する・・・外務省国際協力局長を経て、2014/平成26年1月からブラジル駐箚特命全権大使、2016/平成28年10月からベトナム駐箚特命全権大使を歴任した後、2020年に外務省を退職>


外務省は加藤紘一/チャイナスクールや佐藤優みたいな胡散臭い変人奇人狂人、あるいは太鼓持ちばかりと思っていたが、優秀な外交官も稀にいるようだ。外務省出身(現役?)みたいな草野徹氏(外交評論家)も実に切れ味がいい。朝雲2021/6/10「米外交の変貌 今や世界が“弱さ”目撃」から。


<米国の現政権を見ていると、トランプ前政権の外交政策を骨抜きか、転換することが最優先という軌跡が残っている。既に重要な影響も出ていて、気掛かりである。


イスラエルと、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの軍事衝突は5月10日から激化。やっと21日未明に停戦合意が発効した。ハマスがテルアビブに4000発以上のロケット弾を浴びせている間、米政府は攻撃を非難し、イスラエルの自衛権支持を表明はした。


しかし、緊密な関係にある同盟国(米)がトランプ前政権とは“本気度”が違う。その実例が、国務省近東局のアマー副次官補(イスラエル・パレスチナ問題担当)の現地派遣。戦争の瀬戸際に「アマー、who?」みたいな人物を送ってどうするのだろう。


米ニュースを長期スパンで拾うと、同氏は何度か出てくる。同時多発テロの後、「イスラエルの占領に反対するパレスチナのインティファーダ(民衆蜂起)に感激した」と述べた。その後「イスラエルは民族浄化政策を取っている」とも批判した。これで中立・公平な和平仲介が可能だろうか?


ハマスのロケット弾の資金源はイラン。同国の狙いの一つは、イスラエルが昨年、アラブ諸国と国交正常化に向け締結した「アブラハム合意」を破壊することだ。同合意が、イランの狙う中東覇権を阻止する統一戦線になる可能性があるためで、多くのテロ組織に資金を提供し、地域の混乱を図ってきた。


上院の共和党議員団が13日、政府に書簡で、復帰を目指している「イラン核交渉」に関し、ハマスの資金源であることなどを挙げて、同国への経済制裁を緩和しないよう迫った理由もそれである。


しかし、23日にABC-TVの報道番組「ザ・ウィーク」に出演したブリンケン国務長官の“及び腰”のほどには呆れた。


司会「イランがハマスに資金を出していると思うか? 出しているなら、経済制裁は維持すべきか?」
ブリンケン長官「イランは多くの活動に関与している。過激集団への資金供与やテロリズムの支援、中東を不安定にする活動をしている極めて危険な代理人の支援、兵器の拡散などだ」


後生大事な「イラン核交渉」が弱みになって、イラン刺激を避けるため、明々白々な事実を認められない。停戦発表の数時間後、パレスチナの政治家でハマスの指導者ハニーヤは「資金、兵器、技術支援を続けてくれたイランに感謝する」と表明した。当のハマスが事実を隠さないから、稽滑さが一層増してくるのだ>


世界秩序を破壊しようとする中共やイランに寄り添うような米民主党政権。その民主党政権に「絶対、私を守ってよ、約束なんだからね!」とすがる菅ジャパン。ジャポンと溺死しそうな・・・ベトナムとイスラエルから軍事顧問団を派遣してもらい、「厄介な隣人の退治法」を学んではどうか。


もっとも我がボンクラ議員は「隣国の不快感や警戒心を招きかねないし、同盟国の米国との信頼関係を損なう恐れもあり、友党との調整もあり、拙速を戒め、慎重な判断が必要で、まずは作業部会で十分な議論を踏まえることが望ましい」とかで、あっという間に2、3年。その頃には中華人民共和国東海省になっているだろう。


世界人口の20%、14億人という大市場に目が眩んでグズグズしていると、取り返しのつかないことになる。蒋介石は(刺客を恐れたのだろう)毛沢東の「共通の敵である日本を駆逐すべし」という人民戦線術=国共合作に同意し、日本が米国に敗れると、毛沢東はスターリンの支援で日本の武器を手に入れ、蒋介石を台湾へ追放、建国した。


蒋介石はボスの孫文同様に共産主義者の美味しそうな提案を受け入れたために失敗した。蒋介石は日本が撤収した満洲を視察し、そこに世界の最先端工業国家を見て「俺は何をしていたのか」とショックを受けたという。「歴史に“if”はない」とは言うけれど、彼が日本との協調を進めた汪兆銘・南京国民政府と手を組んで共産軍を潰していれば、今頃は立派な国家になっていたろうに。


「いい予感はすべて外れる、悪い予感はよく当たる」と古人は言った。「いくらなんでも自国経済を壊すようなバカなことはしまい」と世界の為政者や財界人が習近平=毛沢東信者に油断していれば、その代償は凄まじいことになる。文化大革命で経済がガタガタになっても毛沢東は屁の河童だった。毛沢東は「毛沢東主義」という自分の主義思想、地位と名誉が大事であり、国民の安寧なんてどうでもいいのである。習近平はそれを目標としているのだ。


毛沢東は「建国の父」となり、習近平は「興国の父」となり、永遠に歴史に名を刻むことが習近平の夢なのだ。


遠くで雷鳴がゴロゴロしているが、こちらに来ることはないだろう、洗濯物を取り入れなくても大丈夫だろう・・・とタイムセールに合わせて買い物に出かけたら急にバリバリ! やがて激しい雷雨、慌てて傘を広げたら横なぐりの強風と豪雨で傘は飛ぶは目は開いてもいられない、どうにか家にたどり着いたが、洗濯物はビショビショ、ベランダの窓を開けておいたので雨が吹き込んで床もビショビショ、泣きたい気分で床を拭いていたら子供がずぶ濡れで帰ってきて風呂場でシャワーを浴びせていると、「こちらは防災川崎センターです、多摩川の水位が危険水域を越えました、直ちに最寄りの小学校、中学校へ避難してください」、ああ、こんなずぶ濡れのまま避難できないし、ああ、必要なものをバッグに入れなくてはいけないし・・・あっ、ワンコがいない! 玄関開けっ放し! ちゃんと閉めなさいって言ってるのに・・・あっ、子供・・・何してるの! 早く出てきなさい、あっ、着替えを出さなくては・・・あっ、ワンコ、探さないと・・・あっ、床下浸水! どうしよう、箪笥の下のものはテーブルの上に避難させなくては・・・あっ、下駄箱の靴も! どうしよう、どうしよう、パパに電話しないと・・・あれっ? スマホ、私のスマホ、ない、どうしよう・・・


油断大敵、しっかり備えておかないと泣きを見る、パニックになる、右往左往のダッチロール、やがて日本沈没。ビジネスを国防より上位に置く銭ゲバが国を誤る。在中日系企業はせめて持ち株を目立たないように処分したり、他国への移転計画を準備しておくべきだ。


習近平は“暴君イワン雷帝中共バージョン”、ゴロゴロ、ピカピカと雲行きは怪しくなってきた。文革2.0で14億の民を抑圧し、インド大平洋へ押し出す機会を狙っている習近平が1日生きれば1日の禍。この期に及んでイルカを豪州大使に検討しているらしい米国民主党≒アカは脳軟化症で当てにはできない。日本が有志連合をリードして習近平を封じ込めるしかないだろう。戦わずして逃げたら日本は永遠に“終わった国”になる。これは確かだ。
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