習近平はオーラ喪失の末期症状
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」226/通算657 2023(令和5)年9/29/金】このところ加齢による呆けなのだろう、記憶力が低下して同じことを何度も書くようになった気がする。いわゆる「老人の繰り言」。そういう記事を見たらハハハと笑ってくれ。寄せては返す波の如し。ま、歴史は繰り返すというから人間とか生物はそういうものなのだ。それなりに精一杯生きれば御の字、大往生。「精一杯生きる」、これまた難しいことだが・・・
1962年、小学5年生の頃、南北ベトナム戦争が始まり、NHKテレビの特派員報告を見て「大人になったら特派員になろう」と思った。2月の早生まれのせいか、5段階評価の通信簿は2と3ばかり、これではとても特派員にはなれないので、どうしようと思っていたら、中学になって英語の授業が始まった。できる子もできない子も同じスタートライン、それなら「英語でトップを目指そう」となり、勉強したり考えるのが苦手だったから英語の教科書を丸暗記することにした。瓢箪から駒、これで英語だけはトップクラスになれた。
ただ、読書の習慣がなかったから国語の「文章理解」は最低だった。21歳で千葉刑務所の独房に招待され読書と物書きを学んでいったが、かなり遅過ぎ。慙愧の念があるものの、今更悔やんでも仕方がないが・・・ただ、こうは言っておきたい。「18歳までにそこそこ世間のことや良識を知っていないと、アカや邪教、偏向メディアや似非学者、ルフィなど強盗・詐欺師などに洗脳されやすいから気をつけよ」と。
ところで近年、かつて子供の小生を刺激したベトナムは共産主義独裁国ながら「反中」の姿勢が西側陣営から好感されるようになった。昨日の敵は今日の友? 米国がベトナムの南北戦争に本格的に介入したのは1964年から。派兵された米軍は18万人に及んだが、北ベトナムは強烈な空襲に耐えた。
<1975年春の攻勢で北ベトナム軍が南ベトナムの首都サイゴンを占領、最後のアメリカ兵がヘリコプターでサイゴンを脱出し、戦争は終結した。その時北の指導者ホーチミン死後6年を経過していた。北ベトナム及び民族解放戦線(南の反政府勢力)は、膨大な犠牲者と荒廃した国土を引き換えに、勝利者として国際社会から認定され、翌年には南北ベトナムが統一された>(WIKI)
日本は大東亜戦争で欧米列強に収奪されていた植民地の解放を目指した。植民地の被抑圧人民の協力を得なければとても欧米列強に勝てないというリアルな現実があるし、誰もが認める「大義」がなければ日本国民の戦意が高揚することもないからだ。戦争は「大義」を振りかざし、平和は「カネ」を鳴らす、チャリーン、チャリーン・・・カネの力は偉大なり? 日経2023/9/12「社説 米国とベトナムの連携を地域安定に生かせ」から。
<バイデン米大統領はインドでのG20首脳会議後、ベトナム(越)に立ち寄り、グエン・フー・チョン書記長との会談に臨んだ。ベトナムが米国との外交関係を一気に2段階引き上げ、中国やロシアと同格に位置づけた。歴史的に中露と関係が深いベトナムが、複雑な地政学の下で大国とのバランスをとろうとする動きだ。
かつてベトナム戦争を戦った米越の急接近は、中露の覇権主義的な動きを抑止するうえで日本にとっても望ましい。緊張を高めるのではなく、地域の安定に生かしてほしい。
米越は1995年に国交を正常化し、2013年に「包括的」パートナーシップを結んだ。通常なら次の段階は「戦略的」だが、今回はいきなり最上位の「包括的戦略的」に格上げし、「広範な戦略的」である日越関係を上回った。合意した経済や安全保障などの連携強化は双方に利点がある。
ベトナムにとって米国は輸出の3割を占める最大の相手国だ。米主導の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」にも参画済みで、米企業の投資誘致が見込める。安保面でも中国と領有権を争う南シナ海問題での後ろ盾や、従来はロシアに依存してきた兵器の調達先の多様化が期待できる。
一方、米国にとりベトナムは、同盟国のフィリピンと共に中国の海洋進出に対峙する最前線だ。半導体や重要鉱物の対中依存を見直し、友好国で供給網を再編する「フレンドショアリング」を進めるうえで有力な受け皿になる>(以上)
日経ビジネス2023/9/26「ベトナムが米国との外交関係を最高ランクに 対中にらみ接近」では――
<バイデン大統領は、米国とベトナムの外交関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へと引き上げる合意を取り付けた。これは米国との外交関係を2段階格上げするもので、ベトナムでは最上位のものとなる。長年にわたり、米国はベトナムに格上げを求めてきた。それだけに、変更は象徴的かつ重要な出来事となった。
ベトナムが今まで包括的戦略的パートナーシップの関係にあったのは、中国、ロシア、インド、そして2022年に加わった韓国だけだった。ベトナムは中国政府を刺激しないよう、長年米国の格上げを保留にしてきたのだ。
米国の国家安全保障担当大統領副補佐官であるジョン・ファイナー氏は、これは「言葉で表現する以上の前進だった」と述べる。同氏はバイデン大統領と共にハノイに向かう機中にて、戦略的パートナーシップに関し次のように語っている。「ベトナムのような体制の国では、(トップ同士の)協調の深さや連携の度合いが、政府そして官僚全体の行動を左右する」
ベトナム共産党の最高指導者グエン・フー・チョン書記長は、米国との協調関係は「飛躍的に」向上したと語った。バイデン大統領はベトナムについて、「世界で重要な大国であり、活力に満ちた東南アジアの先導者だ」と語った>(以上)
米越のWinWin 的連携、協調、あるいは野合・・・新婚時代は結構なことで、バイデン米国は喜んでいるが、ベトナムは「してやったり」とほくそ笑んでいるだろう。「永遠の友も永遠の敵もいない、昨日の敵は今日の友だ!」というのが米国流だから、アフガニスタンのように米国は逃げ出すかも知れない。なにやら狐と狸の化かし合い、外交はそういう狡猾的な裏面もあるのだろう。
習近平・中共は、自由世界とは“経済では同志、外交では時々喧嘩”であったものの、今では「自由世界共通の敵」になりつつある。自業自得だが、同じ共産主義独裁国家のベトナムが露骨に親米、反中になったのはショックだったろう。習の夢「毛沢東時代への回帰」は夢のまた夢に遠のいた、と言って良い。
追い詰められた習は相変わらず「俺は正義だ、私利私欲に走る党内の腐敗分子が危機を招いている、一掃すべし」とばかりに重鎮を次から次へと抹殺しているが、ドタバタばかりでオーラのなくなった習は最早末期症状の様相。普通の国なら「体調不良」で引退する場面だが、邪道の「夢」の実現を生き甲斐とする習は最期まで悪あがきしそうだ。
中共軍や上海閥、共青団派などトウ小平流の「改革開放派」による早めの習近平&太子党一派の殺処分こそが中国のみならず世界のために望まれる。グズグズしていると「裏切り者の腐敗分子」として習一派に殺られることは確実だ。
中共国歌「義勇行進曲」に曰く「起て! 隷属を望まぬならば! 我らが血肉で新たな長城を築かん! 中華民族最大の危機、各々今こそ最後の咆哮の時。起て! 起て! 起て! 我らは一心同体、砲火の中を進め! 砲火の中を進め! 進め!進め! 進め!」
文革の残滓、習近平一派を絶滅すべし。
・・・・・・・
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
https://note.com/gifted_hawk281/n/n9b3c7f4231f9
https://www.facebook.com/shuichi.ishii.14
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」
“シーチン”修一
【雀庵の「大戦序章」226/通算657 2023(令和5)年9/29/金】このところ加齢による呆けなのだろう、記憶力が低下して同じことを何度も書くようになった気がする。いわゆる「老人の繰り言」。そういう記事を見たらハハハと笑ってくれ。寄せては返す波の如し。ま、歴史は繰り返すというから人間とか生物はそういうものなのだ。それなりに精一杯生きれば御の字、大往生。「精一杯生きる」、これまた難しいことだが・・・
1962年、小学5年生の頃、南北ベトナム戦争が始まり、NHKテレビの特派員報告を見て「大人になったら特派員になろう」と思った。2月の早生まれのせいか、5段階評価の通信簿は2と3ばかり、これではとても特派員にはなれないので、どうしようと思っていたら、中学になって英語の授業が始まった。できる子もできない子も同じスタートライン、それなら「英語でトップを目指そう」となり、勉強したり考えるのが苦手だったから英語の教科書を丸暗記することにした。瓢箪から駒、これで英語だけはトップクラスになれた。
ただ、読書の習慣がなかったから国語の「文章理解」は最低だった。21歳で千葉刑務所の独房に招待され読書と物書きを学んでいったが、かなり遅過ぎ。慙愧の念があるものの、今更悔やんでも仕方がないが・・・ただ、こうは言っておきたい。「18歳までにそこそこ世間のことや良識を知っていないと、アカや邪教、偏向メディアや似非学者、ルフィなど強盗・詐欺師などに洗脳されやすいから気をつけよ」と。
ところで近年、かつて子供の小生を刺激したベトナムは共産主義独裁国ながら「反中」の姿勢が西側陣営から好感されるようになった。昨日の敵は今日の友? 米国がベトナムの南北戦争に本格的に介入したのは1964年から。派兵された米軍は18万人に及んだが、北ベトナムは強烈な空襲に耐えた。
<1975年春の攻勢で北ベトナム軍が南ベトナムの首都サイゴンを占領、最後のアメリカ兵がヘリコプターでサイゴンを脱出し、戦争は終結した。その時北の指導者ホーチミン死後6年を経過していた。北ベトナム及び民族解放戦線(南の反政府勢力)は、膨大な犠牲者と荒廃した国土を引き換えに、勝利者として国際社会から認定され、翌年には南北ベトナムが統一された>(WIKI)
日本は大東亜戦争で欧米列強に収奪されていた植民地の解放を目指した。植民地の被抑圧人民の協力を得なければとても欧米列強に勝てないというリアルな現実があるし、誰もが認める「大義」がなければ日本国民の戦意が高揚することもないからだ。戦争は「大義」を振りかざし、平和は「カネ」を鳴らす、チャリーン、チャリーン・・・カネの力は偉大なり? 日経2023/9/12「社説 米国とベトナムの連携を地域安定に生かせ」から。
<バイデン米大統領はインドでのG20首脳会議後、ベトナム(越)に立ち寄り、グエン・フー・チョン書記長との会談に臨んだ。ベトナムが米国との外交関係を一気に2段階引き上げ、中国やロシアと同格に位置づけた。歴史的に中露と関係が深いベトナムが、複雑な地政学の下で大国とのバランスをとろうとする動きだ。
かつてベトナム戦争を戦った米越の急接近は、中露の覇権主義的な動きを抑止するうえで日本にとっても望ましい。緊張を高めるのではなく、地域の安定に生かしてほしい。
米越は1995年に国交を正常化し、2013年に「包括的」パートナーシップを結んだ。通常なら次の段階は「戦略的」だが、今回はいきなり最上位の「包括的戦略的」に格上げし、「広範な戦略的」である日越関係を上回った。合意した経済や安全保障などの連携強化は双方に利点がある。
ベトナムにとって米国は輸出の3割を占める最大の相手国だ。米主導の「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」にも参画済みで、米企業の投資誘致が見込める。安保面でも中国と領有権を争う南シナ海問題での後ろ盾や、従来はロシアに依存してきた兵器の調達先の多様化が期待できる。
一方、米国にとりベトナムは、同盟国のフィリピンと共に中国の海洋進出に対峙する最前線だ。半導体や重要鉱物の対中依存を見直し、友好国で供給網を再編する「フレンドショアリング」を進めるうえで有力な受け皿になる>(以上)
日経ビジネス2023/9/26「ベトナムが米国との外交関係を最高ランクに 対中にらみ接近」では――
<バイデン大統領は、米国とベトナムの外交関係を「包括的戦略的パートナーシップ」へと引き上げる合意を取り付けた。これは米国との外交関係を2段階格上げするもので、ベトナムでは最上位のものとなる。長年にわたり、米国はベトナムに格上げを求めてきた。それだけに、変更は象徴的かつ重要な出来事となった。
ベトナムが今まで包括的戦略的パートナーシップの関係にあったのは、中国、ロシア、インド、そして2022年に加わった韓国だけだった。ベトナムは中国政府を刺激しないよう、長年米国の格上げを保留にしてきたのだ。
米国の国家安全保障担当大統領副補佐官であるジョン・ファイナー氏は、これは「言葉で表現する以上の前進だった」と述べる。同氏はバイデン大統領と共にハノイに向かう機中にて、戦略的パートナーシップに関し次のように語っている。「ベトナムのような体制の国では、(トップ同士の)協調の深さや連携の度合いが、政府そして官僚全体の行動を左右する」
ベトナム共産党の最高指導者グエン・フー・チョン書記長は、米国との協調関係は「飛躍的に」向上したと語った。バイデン大統領はベトナムについて、「世界で重要な大国であり、活力に満ちた東南アジアの先導者だ」と語った>(以上)
米越のWinWin 的連携、協調、あるいは野合・・・新婚時代は結構なことで、バイデン米国は喜んでいるが、ベトナムは「してやったり」とほくそ笑んでいるだろう。「永遠の友も永遠の敵もいない、昨日の敵は今日の友だ!」というのが米国流だから、アフガニスタンのように米国は逃げ出すかも知れない。なにやら狐と狸の化かし合い、外交はそういう狡猾的な裏面もあるのだろう。
習近平・中共は、自由世界とは“経済では同志、外交では時々喧嘩”であったものの、今では「自由世界共通の敵」になりつつある。自業自得だが、同じ共産主義独裁国家のベトナムが露骨に親米、反中になったのはショックだったろう。習の夢「毛沢東時代への回帰」は夢のまた夢に遠のいた、と言って良い。
追い詰められた習は相変わらず「俺は正義だ、私利私欲に走る党内の腐敗分子が危機を招いている、一掃すべし」とばかりに重鎮を次から次へと抹殺しているが、ドタバタばかりでオーラのなくなった習は最早末期症状の様相。普通の国なら「体調不良」で引退する場面だが、邪道の「夢」の実現を生き甲斐とする習は最期まで悪あがきしそうだ。
中共軍や上海閥、共青団派などトウ小平流の「改革開放派」による早めの習近平&太子党一派の殺処分こそが中国のみならず世界のために望まれる。グズグズしていると「裏切り者の腐敗分子」として習一派に殺られることは確実だ。
中共国歌「義勇行進曲」に曰く「起て! 隷属を望まぬならば! 我らが血肉で新たな長城を築かん! 中華民族最大の危機、各々今こそ最後の咆哮の時。起て! 起て! 起て! 我らは一心同体、砲火の中を進め! 砲火の中を進め! 進め!進め! 進め!」
文革の残滓、習近平一派を絶滅すべし。
・・・・・・・
*読者諸兄の皆さま、御意見を! ishiifam@minos.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目安箱:ishiifam@minos.ocn.ne.jp
https://blog.goo.ne.jp/annegoftotopapa4646
https://note.com/gifted_hawk281/n/n9b3c7f4231f9
https://www.facebook.com/shuichi.ishii.14
まぐまぐID 0001690154「必殺クロスカウンター」