【雀庵の「大戦序章」420/421/通算853/令和7年8/7 木曜】 マッカーサーの創った日本/7 “シーチン”修一
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天国へ旅立った渡部亮次郎氏の縁で、小生のブログ記事、引用記事などについて渡部”亮ちゃん”ファンの先輩からメールが届くようになった。有難いことだ。例えばこんなアドバイスや情報で、とても勉強になる。
8月6日:石破が個人的に談話をしたとしてもそれは石破談話として反日の材料にされてしまいます。中国の現在の経済環境からは庶民の溜飲を下げるための反日は必須となるでしょう。韓国もいつでも反日の準備は出来ています。そのきっかけとして石破談話が使われることになるでしょう。なんとしてでも引きずり落とさないとなりません。
7月28日:(S.マルカード著「陸軍中野学校の光と影」について)「(今や列強による植民地支配の時代ではないということは米国諜報機関の)OSSはわかっていた」「CIAも見抜いていた」にも関わらず、米国は意図的にその流れを押しとどめる側に立った。それが結果的に冷戦という“自己矛盾の泥沼”を招いた…。その視点は痛烈で、どこか現代の「民主主義vs統制国家」という構図にも通じているように思います。
また、敗れた日本軍が武器を残し、植民地に独立という未来と夢を託していった――「野望」ではなく「志」だったのかもしれません。この視点を持つことで、戦後史の見え方がまったく変わってきます。
7月24日:「自民の『大テント党』瓦解のその先」(産経、「正論」、谷口智彦氏)から。
≪自民党は英語なら大テント党とも呼ぶべき大きな幕屋であって、中ではなんでもござれだった。ただし天幕を支持したのは保守の柱1本で、近年は安倍元首相が両の腕でこれを支えた。そのころテントは高く上がって世界から良く見えたと思ったら、安倍氏がいなくなった。柱からは針金様のステーが何本も伸び地面に刺さっていたけれど、これは岸田前首相が根こそぎ外した。幕屋は倒れないと思ったのだとしたら、その短見浅慮をいかにせん。事実我々は7月20日、参院選の開票と共に、天幕は吹き飛び幕屋が倒れる音を確かに聞いたのである≫
自民党の大テントは安倍氏が暗殺されてから、紅テントとなり、岸田元首相が支えを外し、石破首相が潰しました。その潰した紅テントの上に居座っているのが石破首相でしょうか?
その昔、花園神社で紅テントの芝居を見たことを思い出しました。広くはない紅テントの中で役者と観客の一体感が良かったですね。安倍氏の時の大テントもリベラルから保守本流まで色々な政治家がいましたが、一体感がありました。主宰者が変わったら、前主宰者の派閥を追い出し、テントの色まで変えてしまい、次の主宰者に引き渡したのですが、小さなテントも持たなかった孤独な男にはテントの運営は無理でした。
天幕や幕屋と言う言葉はキリストを思わせます。谷口氏が意識されているかどうかは分かりませんが、これも昔話で元NHKの大谷さんと数名の保守の方の講演会に行きました。その時に会場にいた数名の女性が「クラウン・ブレイド」と呼ばれる三つ編みを頭にぐるぐる巻く姿でいて、「大谷さん、気が付きましたか? あの女性たちの髪型」「君、調べてみたら」と。女性たちは「キリストの幕屋の信者」だと分かりました。幕屋の思い出です。
7月15日:日本人は12歳 ユダヤ教では、13歳で成人式(バル・ミツワー)を迎え、宗教的・法的に大人と見なされます。
その前段階、つまり12歳は「まだ責任を負わない純粋な存在」とされています。
カトリックでも、12歳前後で「堅信礼(Confirmation)」という信仰的自立を象徴する儀式が行われるなど、12歳は「信仰と自立の狭間」にある年齢です。
老獪な欧米人と純粋な日本人・・・マッカーサー元帥の中では日本人は12歳だったのでしょうね。(以上)
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12歳の日本は今、遅ればせながら高校生か大学1年生あたりになりつつあるのか? 先輩が指摘し危惧したたように、今や世論の趨勢は『軟弱自虐系ですこぶる怪しいマッカーサーチルドレンのような石破茂首相」を引きずり落とす勢いだ。イケイケドンドン、日本をリニューアルすべし!
産経2025/8/1「緯度経度」 三井美奈・産経パリ市局長の「欧州から見た『日本人ファースト』」は秀逸だった。以下転載する。
≪参院選での参政党の躍進は、欧州でも注目を集めた。「礼儀正しく物静かな人たち」とみられていた日本人が、突然「日本人ファースト」に沸き、自民党支配を揺るがしたので驚きが走った。
折しも欧州は、移民削減を掲げる右派旋風が吹き荒れている。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネは「日本もようやく潮流に乗った」と論じた。フランス紙のフィガロは「追い風に乗るポピュリスト政党」である参政党が、日本政治に激変をもたらすかもしれないと予想した。
欧州では2015年、難民危機で約100万人が流入し、反移民を掲げる右派政党が台頭した。もはや彼らは「ポピュリズム勢力」で片づけられない存在だ。オランダやイタリア、オーストリアでは国会で第一党になった。老舗というべきフランスの極右「国民連合」は昨年、欧州議会選で3割以上の票を獲得。2年後の大統領選での政権奪取も視野に入る。
各国の中道政権は、煽(あお)られるように移民規制を強化する。「このままでは食われる」という焦りがにじむ。ドイツのメルツ首相は「もっと管理を強め、帰還させる」と連邦議会で宣言した。10年間、なし崩し的に移民を入れすぎたと述べ、ドイツ伝統の「寛容な受け入れ」を転換した。
現実には近年、欧州に渡る不法移民は減っている。それでも、各国が強硬策に傾くのには別の理由もある。移民への不安に便乗して極右のヘイト(憎悪)犯罪が急増し、社会の緊張を高めているからだ。
猛暑さなかの7月、スペイン南部ムルシア州では物騒な事件が起きた。覆面姿の男の集団が4夜連続で、移民居住区を棍棒(こんぼう)や鉄パイプで襲った。60代の高齢者が殴られた事件を機に、「北アフリカ移民の犯行」「やつらを追い出せ」という文言がSNSで流布され、暴動に火をつけた。続いて英ロンドン北郊では、難民収容施設前の抗議デモが暴走。警察と衝突し、約10人が負傷する騒ぎとなった。
スペインと英国は旧植民地から移民を受け入れてきた歴史があり、欧州で長く統合のお手本だった。ヘイト犯罪は許されないが、炎上の背景には「政府は移民流入に対応できなくなった」という不満があることも忘れるべきではない。
先進国は、どこも高齢化と低成長の時代に入った。先行きが不透明になり、国民は「外部からの脅威」に身構えている。政府が移民受け入れで規律を定め、厳しい姿勢を示すことは、国民の信頼回復に不可欠だ。合法的に滞在する外国人を守ることにもなる。「差別はダメ」「多文化共存を」という正論だけで、不安を封じるべきではない。
一方で、移民規制を掲げて支持を伸ばす右派政党には課題がある。政権入りとなれば、「人手不足にどう対応するのか」への答えを求められる。技能を持つ外国人材の獲得が必要なのは議論の余地がない。
欧州の反移民政党はいま、過渡期にある。時に露骨な差別発言が飛び出す一方、実務経験を積んだ弁護士や元官僚、さらに中道政党からのくら替え組の参入も相次ぐ。古い政党は保革を問わずベテラン議員が牛耳っており、国政を目指す若者は勢いのある新党に集まる。政治に風穴を開けたいと思う有権者の支持を集めるのは当然だろう。
激変する世界で「どうやって国を守るか」は日欧を問わず、共通の課題だ。「国民ファースト」の論議が、各国の保守再編につながるかに注目したい≫以上
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天国へ旅立った渡部亮次郎氏の縁で、小生のブログ記事、引用記事などについて渡部”亮ちゃん”ファンの先輩からメールが届くようになった。有難いことだ。例えばこんなアドバイスや情報で、とても勉強になる。
8月6日:石破が個人的に談話をしたとしてもそれは石破談話として反日の材料にされてしまいます。中国の現在の経済環境からは庶民の溜飲を下げるための反日は必須となるでしょう。韓国もいつでも反日の準備は出来ています。そのきっかけとして石破談話が使われることになるでしょう。なんとしてでも引きずり落とさないとなりません。
7月28日:(S.マルカード著「陸軍中野学校の光と影」について)「(今や列強による植民地支配の時代ではないということは米国諜報機関の)OSSはわかっていた」「CIAも見抜いていた」にも関わらず、米国は意図的にその流れを押しとどめる側に立った。それが結果的に冷戦という“自己矛盾の泥沼”を招いた…。その視点は痛烈で、どこか現代の「民主主義vs統制国家」という構図にも通じているように思います。
また、敗れた日本軍が武器を残し、植民地に独立という未来と夢を託していった――「野望」ではなく「志」だったのかもしれません。この視点を持つことで、戦後史の見え方がまったく変わってきます。
7月24日:「自民の『大テント党』瓦解のその先」(産経、「正論」、谷口智彦氏)から。
≪自民党は英語なら大テント党とも呼ぶべき大きな幕屋であって、中ではなんでもござれだった。ただし天幕を支持したのは保守の柱1本で、近年は安倍元首相が両の腕でこれを支えた。そのころテントは高く上がって世界から良く見えたと思ったら、安倍氏がいなくなった。柱からは針金様のステーが何本も伸び地面に刺さっていたけれど、これは岸田前首相が根こそぎ外した。幕屋は倒れないと思ったのだとしたら、その短見浅慮をいかにせん。事実我々は7月20日、参院選の開票と共に、天幕は吹き飛び幕屋が倒れる音を確かに聞いたのである≫
自民党の大テントは安倍氏が暗殺されてから、紅テントとなり、岸田元首相が支えを外し、石破首相が潰しました。その潰した紅テントの上に居座っているのが石破首相でしょうか?
その昔、花園神社で紅テントの芝居を見たことを思い出しました。広くはない紅テントの中で役者と観客の一体感が良かったですね。安倍氏の時の大テントもリベラルから保守本流まで色々な政治家がいましたが、一体感がありました。主宰者が変わったら、前主宰者の派閥を追い出し、テントの色まで変えてしまい、次の主宰者に引き渡したのですが、小さなテントも持たなかった孤独な男にはテントの運営は無理でした。
天幕や幕屋と言う言葉はキリストを思わせます。谷口氏が意識されているかどうかは分かりませんが、これも昔話で元NHKの大谷さんと数名の保守の方の講演会に行きました。その時に会場にいた数名の女性が「クラウン・ブレイド」と呼ばれる三つ編みを頭にぐるぐる巻く姿でいて、「大谷さん、気が付きましたか? あの女性たちの髪型」「君、調べてみたら」と。女性たちは「キリストの幕屋の信者」だと分かりました。幕屋の思い出です。
7月15日:日本人は12歳 ユダヤ教では、13歳で成人式(バル・ミツワー)を迎え、宗教的・法的に大人と見なされます。
その前段階、つまり12歳は「まだ責任を負わない純粋な存在」とされています。
カトリックでも、12歳前後で「堅信礼(Confirmation)」という信仰的自立を象徴する儀式が行われるなど、12歳は「信仰と自立の狭間」にある年齢です。
老獪な欧米人と純粋な日本人・・・マッカーサー元帥の中では日本人は12歳だったのでしょうね。(以上)
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12歳の日本は今、遅ればせながら高校生か大学1年生あたりになりつつあるのか? 先輩が指摘し危惧したたように、今や世論の趨勢は『軟弱自虐系ですこぶる怪しいマッカーサーチルドレンのような石破茂首相」を引きずり落とす勢いだ。イケイケドンドン、日本をリニューアルすべし!
産経2025/8/1「緯度経度」 三井美奈・産経パリ市局長の「欧州から見た『日本人ファースト』」は秀逸だった。以下転載する。
≪参院選での参政党の躍進は、欧州でも注目を集めた。「礼儀正しく物静かな人たち」とみられていた日本人が、突然「日本人ファースト」に沸き、自民党支配を揺るがしたので驚きが走った。
折しも欧州は、移民削減を掲げる右派旋風が吹き荒れている。ドイツ紙フランクフルター・アルゲマイネは「日本もようやく潮流に乗った」と論じた。フランス紙のフィガロは「追い風に乗るポピュリスト政党」である参政党が、日本政治に激変をもたらすかもしれないと予想した。
欧州では2015年、難民危機で約100万人が流入し、反移民を掲げる右派政党が台頭した。もはや彼らは「ポピュリズム勢力」で片づけられない存在だ。オランダやイタリア、オーストリアでは国会で第一党になった。老舗というべきフランスの極右「国民連合」は昨年、欧州議会選で3割以上の票を獲得。2年後の大統領選での政権奪取も視野に入る。
各国の中道政権は、煽(あお)られるように移民規制を強化する。「このままでは食われる」という焦りがにじむ。ドイツのメルツ首相は「もっと管理を強め、帰還させる」と連邦議会で宣言した。10年間、なし崩し的に移民を入れすぎたと述べ、ドイツ伝統の「寛容な受け入れ」を転換した。
現実には近年、欧州に渡る不法移民は減っている。それでも、各国が強硬策に傾くのには別の理由もある。移民への不安に便乗して極右のヘイト(憎悪)犯罪が急増し、社会の緊張を高めているからだ。
猛暑さなかの7月、スペイン南部ムルシア州では物騒な事件が起きた。覆面姿の男の集団が4夜連続で、移民居住区を棍棒(こんぼう)や鉄パイプで襲った。60代の高齢者が殴られた事件を機に、「北アフリカ移民の犯行」「やつらを追い出せ」という文言がSNSで流布され、暴動に火をつけた。続いて英ロンドン北郊では、難民収容施設前の抗議デモが暴走。警察と衝突し、約10人が負傷する騒ぎとなった。
スペインと英国は旧植民地から移民を受け入れてきた歴史があり、欧州で長く統合のお手本だった。ヘイト犯罪は許されないが、炎上の背景には「政府は移民流入に対応できなくなった」という不満があることも忘れるべきではない。
先進国は、どこも高齢化と低成長の時代に入った。先行きが不透明になり、国民は「外部からの脅威」に身構えている。政府が移民受け入れで規律を定め、厳しい姿勢を示すことは、国民の信頼回復に不可欠だ。合法的に滞在する外国人を守ることにもなる。「差別はダメ」「多文化共存を」という正論だけで、不安を封じるべきではない。
一方で、移民規制を掲げて支持を伸ばす右派政党には課題がある。政権入りとなれば、「人手不足にどう対応するのか」への答えを求められる。技能を持つ外国人材の獲得が必要なのは議論の余地がない。
欧州の反移民政党はいま、過渡期にある。時に露骨な差別発言が飛び出す一方、実務経験を積んだ弁護士や元官僚、さらに中道政党からのくら替え組の参入も相次ぐ。古い政党は保革を問わずベテラン議員が牛耳っており、国政を目指す若者は勢いのある新党に集まる。政治に風穴を開けたいと思う有権者の支持を集めるのは当然だろう。
激変する世界で「どうやって国を守るか」は日欧を問わず、共通の課題だ。「国民ファースト」の論議が、各国の保守再編につながるかに注目したい≫以上
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