あだかずはショートコースのゴルフから帰ると、直ぐ三社祭に出かけるというので、
簡単に食べられるように、おにぎりを作って待っていた。
出かける元気があるのはいいことだが、大丈夫かいな？
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病気になるとお金が掛かりますね。つくづくそう思いました。
院内で友達になった人から、
「個室に入っている人って、どんな奥さんかと思ったよ」って。
「普通のおばさんよ。たまたま、生命保険に加入していたので、我がままをしただけ」と。
それも、最初から個室を希望したわけではなかった。
4人部屋（部屋代が要る）を希望していたが、空きがなくて、
「一日だけ個室に入って下さい。明日は4人部屋が空きますから・・」と言われて、
入ってみれば広々として居心地がいい。
世の奥さん達は男性の病室でも平気で、ご主人の世話をやいたりするが、反対になると、そうはいかないみたい。
そんなこともあって、あだかずが来ても他の人に遠慮しなくて済むし・・ということで、個室にしたのだった。
妹が、ある生命保険会社の仕事をしていて、成績にもなればということで契約した。
当時、あだかずも現役だった故、銀行からの引き落としもさほど気にならず、
妹の勧めてくれるまま契約。
しかし、掛け金もけっこう高額だったので、あだかずが退職してからは、
掛け金を減らすように変更したが、病気、怪我に関してはそのままにしていたのだった。
妹を助けるつもりが、助けられた形になった。
しかし、このような保険に加入できたのも、真面目に勤め上げてくれた、あだかずのお陰。
無事に勤め終えたのには、私の影の力もあったのであって・・。
色々考えていたら、本当に有難いことだ。
市からの高額医療費の支給も、初めて受けたが・・・有難かった。
何はともあれ、健康が第一です。