のんびりでいいじゃない。

日常の雑事やら、宝塚やら、色々と…。

月組『ラスト プレイ』『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』 10/10 11時

2009-10-10 20:22:16 | Weblog

観てきました。

お芝居は正塚作品らしい自分探しのお話。相手役がいないので恋愛が絡まないのが何とも
物足りない感じがしました。正塚作品で描かれる“友情”は大好きだけれど、あくまで恋愛が
あって、その上に友情のお話も絡むのがベストだと思えます。

登場時のあさこは後ろ髪が長くて、二都物語を思い出しました。幼馴染のしずくが思いを寄せ
ているのは何となくわかるけれど、それだけ。“何か”あってもよかったのにぃ。暗い過去と孤
独を抱えるのは正塚作品の主役の定番だけれど、ピアノコンクールでの出来事以外にもなに
ゆえ孤児院育ちかなど、出生時の話も当然出てくると思ったのにそれは全くなかったのは
ちょっと肩すかしでした。正塚作品の主役は「マジシャン」についで2回目。前回の詐欺師まが
いの軽い雰囲気とは一転してかなり暗め。個人的に暗い役のあさこの方が好きなので最後に
見られてよかったです。これで恋愛が絡めば~。(←しつこい(^_^;))
今回あさこの仮面をかぶった(笑)影が登場。プログラムには名前がないので誰か今のところ
わかりませんが主役の影をやると出世すると言うので興味津々です。ちなみに「バロンの末裔」
でのんちゃんの影をやった水とタニは共にトップ!すごいね~。

きりやんは正塚作品が似合うなぁ。「Practical Joke」も「La Esperanza-いつか叶う-」も印象的
な役で忘れがたいです。今回も絶妙であさこに対して敬語ばかりだった「マジシャン」とは違って
出会った時から、上からの物言いであさこにポンポンと言葉を投げるのがおもしろかったです。
ピアノを拒むアリステアに「死にはしない!」と言い放ち、自らの過去を話すムーアの姿が痛々し
かったです。そんなムーアの“最後の”頼みのピアノ演奏を叶えるアリステアが感動的。“オチ”
も素敵(笑)。

あいあいはきりやんの恋人役。きりやんとは何度も組んでますね。下級生の時から真ん中に立
つべき活躍をしてきた人がその手前で去ってしまうのは何とも残念です。その思いが頭から離れ
ずちょっと冷静に見られませんでした…。

しずくはやっぱり綺麗。実力はまだまだなんだろうけれど、彼女も真ん中に立つのを見たかった
な…。せっかく、最後の作品であさことも絡むんなら恋愛も混ぜてくれ~。(←本当にしつこい(^_^;))

あひは強面の顔なのにどこかドジでそのかとズッコケコンビでした。「ハードボイルド」のみつえ&
ずんこコンビを思い出しました。

ショーは耳馴染みのある曲が満載で楽しめました。群舞あり、デュエットあり、ソロ(ダンス)あり
とあさこファンには最高の構成ではと思います。椅子がたくさん出てくる場面とあさこときりやんの
場面(プログラムには「S&K」と(^ ^)」が印象に残りました。最後が黒燕尾の群舞で銀橋のあさこ
を本舞台の男役大勢で見送るような感じでした。それゆえ、パレードは先に娘役ばかりが先に下
りてきて、後から男役ばかりが下りてくるあまり見たことのない構成になっていました。エトワール
のおときちからしずく、あいあいは一人下り(@_@)。やはり、最後だからでしょうね…。一方、男役
の一人下りはあひから。銀橋のラインナップはしずく、きりやん、あさこ、あいあい、複雑な並びで
すこと(^_^;)…。

色々と思いはありますが作品自体は気に入ったのでまた行こうと思います。
(チケットがあれば(^_^;)…)





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