星組『眠らない男・ナポレオン ―愛と栄光の涯（はて）に― 』新人公演 1/21 6時

観てきました。

この壮大な物語を少ない人数で上演するのはさぞかし大変だったろうなと思います。戦闘場面に可愛らしい軍服（娘役）姿をみつけるとみんな頑張っているなぁとシミジミ。本公演同様、歌える人がちゃんと選ばれていてなかなか見応えのある仕上がりでした。

ナポレオンのまこっちゃん。最初の方は歌はうまくてもあまり映えない印象だったのですが、中盤からは銀橋、本舞台ソロと堂々と歌い上げる姿に感動しました。私はやっぱり歌うまが好きですわ(^ ^)v。お芝居もところどころ“大人”が垣間見えて成長振りがうかがえました。「何故、パリを明け渡した？」と言い放った力強さは印象的でした。

風ちゃんはうまいんですけど、やっぱりヒロインではないなと思いました…。「自分を刺して…」と鬼気迫る歌や死ぬ間際の歌など素晴らしい歌の数々でしたが、そこだけが残念でした。

マルモンの瀬央くん。宙組のちーに似た面差しで誰？状態でしたが、マルモンの誠実さが伝わる好演でした。銀橋のソロは技術的な未熟な面はありましたが、気持ちの伝わるいい歌でした。

バラス／フランツI世の夏樹くん。ベンに続いて今回も良かったです。歌もセリフもしっかりしていて今後が楽しみです。

タレーランのぽこちゃん。たっぱもあり、見た目も良かったのですが、この役は難しい…。役のイメージがわかる言い回しなどが微妙で、ひとくせある雰囲気がイマイチ出ていませんでした。

テレーズの綺咲くん。相変らずの大根振りはもう笑うしかない(^_^;)。歌ぐらいは聞かせてくれるのかと思いきやベチャベチャした歌い方が不快でした。ころちゃんの良さを再確認いたしました…。

マリーの城妃くん。前回、ジュリエットで見せた可憐さが見えました。歌もしっかりしていました。

組長のあんる。ジュリママより今回の母の方が良かったです。

ナポレオン二世の紫藤くん。見た目は２枚目でおさにちょっとセリフ回しが似ていました。

ウジェーヌは研１ですか(@_@)。いかにも下級生の居方でしたが、抜擢されるだけあって歌はなかなかでした。

ところどころ本役よりうまい歌（笑）に出会えて良かったです。


追記
ラインナップで居並んだ時にわかばがいることに気が付きました…。はるこの役を演っていたとは(^_^;)。