のんびりでいいじゃない。

日常の雑事やら、宝塚やら、色々と…。

宙組『黎明の風』『Passion 愛の旅』 2/9 11時

2008-02-10 04:46:42 | Weblog
観てきました。

物語の暗い時代背景から、全く期待せず客席に着きました。冒頭の終戦直後の描写を
観るなり早くもつら~くなってきました(^_^;)。…が、意外や意外、熱いお芝居にかなり
のめり込んで観てしまいました。いしちゃんのお芝居は予想通りと言うか、これぐらいは
普通にこなすだろうと思っていたのでさほど驚きませんでしたが、驚いたのはタニ!
タニはやはり無駄に経験を積んではいなかった(笑)!華やかさだけが売りではないの
ですね。いしちゃんとのセリフをやり取りに迫力があり、拮抗した実力を垣間見せまし
た。リピートにふさわしい作品だとは思いませんが意外におもしろい作品でした。
ちなみにこの作品の功労者は間違いなく汝鳥伶、ゆうちゃんさんです。うますぎる~。

いしちゃんは完全にお芝居、ショー共に主役でした。(ショーのアナウンスまではちょっ
と(^_^;)…)。うめ休演の一大事にいしちゃんの存在は大きかったろうと想像できます。
昨年の金髪のロンゲを振り乱した「Kean」のような作品もありだとは思いますが、やはり
“日本男児”がお似合いです。石田先生もいしちゃん主演だからこの作品を宛てたのだ
ろうなと思いました。

タニは成長著しい!“キラキラ”が魅力のタニだけれど、今回はお芝居でも魅せてくれま
した。いしちゃんとのやりとり、たまちゃんへの迫力あるセリフ、非常に良かったです。
ショーは前作に比べると出番的にも物足りない感がありました。話題の女役はあんま
り(^_^;)…。もう少し似合うかと思いましたがそうでもなかったです。“膝折”が板に付いて
いないのもぎこちないデュエットの原因かと…。そのあと、超早替わりで男に戻るとホッ
としました。

たっちんの代役は全く心配していませんでした。いしちゃんのフォローもあったでしょう
が、立派に代役を果たしていました。初新公ヒロインだったおりょうに少し似た雰囲気
でした。

らんとむは相変わらず熱い芝居でした(笑)。歌も揺れながらの熱唱にはちょっと笑って
しまいましたが(^_^;)。ショーでは大階段の群舞の真ん中にいるのを観ると“ザ・花組”な
感がありました。やはり、“ショーの花組”出身者はどこか違います。

ほっくんは私の癒しでした。上3人の男役が揃ってがなり系の歌なのがかなり苦手
で(^_^;)、ほっくんの声がするとホッとしていました。お芝居でも目深にかぶった帽子で
姿がすぐに確認できなくても声ですぐにわかりました(^ ^)。

今回が退団公演のまりえさん。退団にひっかけた石田先生の書かれたセリフ(いし
ちゃんが言う)が泣かせます。千秋楽には涙なくして観られないかも。

このお芝居で絶対なくてはならないのがゆうちゃんさん演じる吉田茂。完全に影の主役
でした。特に終盤での“背中”のお芝居が印象的でした。隣のいしちゃんも“背中”も
2枚目としてかっこよかったですが、あそこはゆうちゃんさんがすごかったです。



ショーはやはりうめの不在を感じてしまいました…。代役さんたちはみんな頑張ってい
ましたけどね。タニうめのデュエットはもともとなかったのかな?
復帰したら是非、また観たいな…。

夏、梅田で待ってるよ~>うめ!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。