新郎新婦は豪華な衣装。きらびやかで、二人とも若いのでさしずめ「おひなさま」のように端正できれいだ。新婦が頭につけている飾りはなんだかアニメキャラっぽくもある。その土地伝統の民族衣装は本当にすばらしい。
新婦の父は頭に黒い布を巻きつけているのだけど、それが日本のサムライのチョンマゲのように形作ってある。とても珍しくて後ろからガン見してしまった。
新郎新婦は静かであまりしゃべっておらず、うっすら微笑むだけで、緊張しているのか、それがお行儀なのか、はたまたお見合い結婚なのかと思った。
今の40代ぐらいの人は、ほとんどお見合い結婚だと聞いた。お見合いというか、親同士が決めた結婚。両方の父が友だちだったりして、お前の息子と俺の娘と結婚させようぜ、そうだな、みたいなことで軽く決まってしまうらしい。そして親には逆らえないとジョグジャの知人たちは言っていた。
まあ、だめならもう一人別のお嫁さん貰えばいいし……って違うか?
大きい通りの、家へ入る路地のところに、若いヤシの葉で作った飾りがあって、それが結婚式があることを表す。見事な細工。
この飾りは、バリではお祭りのとき通りに10メートル間隔ぐらいでずらりと並ぶ。最初、バリでは結婚式が盛大なんだわ、と思っていた……。
*ジョグジャカルタ(2008年)
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