島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

家族のお米を用意する

2013-01-07 | 村の暮らしと仕事
  2日前の記事の続き

米を搗くのは石臼のこともあれば木の舟のこともある。
写真を撮っていたらお兄ちゃんが出てきてポーズを撮った。
少し開けた村にはクボタの精米機などがあるのだが、それが普及してないところではこうして毎日のように手で米を搗かなければ御飯が食べられない。お手伝いではなく、立派な働き手だ。
けれど、汗水たらして必死でという感じでもなく、「おしん」のような厳しさや哀しさも漂っておらず(インドネシアでおしんは人気だ)、あくまでのんびり、和やかだ。叱りつける大人もいない。学校にも行っている。
この子たちにとって、家の仕事をするのは当たり前のことだ。その表情は明るい。日本の夜9時、地下鉄で見かける塾帰りの子たちよりずっと。働くことが日常の暮らしだということが身についている。

写真/スラウェシ島タナ・トラジャ(2008年)
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