AManTo天然芸術研究所

大地のため、時代のため、消費されないアートを求めて…
EART(天然芸術)の今を紹介するブログ

天人3周年を目前に控え

2004年07月25日 | Weblog
明日で天人は2001年7月26日に再誕祭をしてから3年が経ちます。
今日、7月25日はマヤ暦で時間を外した日、大阪では天神祭。
天人はこのマヤ暦を基にした13の月の暦で元旦にあたる、7月26日が誕生日です。

新しい文化を創りたい。
この地から未来に生きる人の雄叫びを世界の人に届けたい。
そんな思いと、様々な試行錯誤を繰り返してきました。
そのためにはまず自分自身が再生し、
日本の地に生きる一個人として
人としての生き方を学ぶ必要がありました。



2年目には多くの人が集まり新しい場の運営
を模索した年でした。国内外から様々な
お客さんがみえ、皆さんに天人の可能性を
図っていただいたように思います。
皆さんに支えられた事を感動した年でした。
また多くの人が天人から卒業していった年でもありました。

3年目にはいると
驚くスピードで中崎町が賑わいを見せました。
多くの店舗が増え、交流が盛んになり、
マスコミなどに注目され始めました。
それとは反面地域の人々の心のよりどころ済美小学校の閉校。
それによる地域コミニティの行事の開催が出来なくなる
危機にも見舞われ、今もその状態は続いています。

新しい文化を創るのにその大地が生きていることが必要不可欠です。
その点、中崎町は古い町並みだけでなく、住んでみると
多くの文化、しきたり、伝統が息づいている場所でした。
ここが大阪の中心地である事を考えると、
切り取られたように昔と繋がった今があるこの町は奇跡であり
作って作れるものではない貴重なものです。

我々が生活の場で90代のお年寄りと普通に接することのできる
町はそうざらにはありません。
それがこの大地の安定感や力強さの源だと思います。
新しい若者文化のミックスカルチャーだけでは流行に過ぎません。
グローバル化された現代社会、
私たちが日本の文化力で世界の一員として活躍するには
この二つの文化、揺らぐものと揺らがないものの交点に
創造する力でないと世界に通用するものは
産まれないのではないでしょうか?

積み重なってできたものの上に立脚して
創造されたものに息吹が入るのです。
ここにはその大地性がまだ息づいていると思います。

3年目を向かえ4年目にはいる天人は
この地域貢献の課題と新しい文化創造に
全力で取り組んでいきたいと考えています
地域力と文化力、両軸を統合したライフスタイルづくりを模索してみます。

楽しみに来ていただく天人から
喜びを作りに行きたくなる天人へ、
そうなれるよう全力で取り組んで行きたいと考えています。
そうです。みんなの「寄合所」、みんなの場所である「公園」が
天人の変わらぬコンセプトです。

そして天人は今、質、量、ともに
最大限に多くの人にささえられて生き延びています。
みなさん!本当にありがとう!そしてこれからも宜しく!

どうか今後とも暖かい目で天人を見守ってくださいね!
                           
JUNの日記[JUNgem]

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