AManTo天然芸術研究所

大地のため、時代のため、消費されないアートを求めて…
EART(天然芸術)の今を紹介するブログ

仮想現実の最大手、ついに日本上陸!…

2007年03月09日 | Weblog
セカンドライフが日本上陸かぁ
http://pc.nikkeibp.co.jp/article/NPC/20070208/261404/
ついに来たかという感じ…


セカンドライフショックとは、一言でいえば
仮想マネーを現実の米国ドルと兌換可能にしたこと…


時代が大きく動いているそのパラダイムシフトを感じる。
とはいっても
RMT(リアルマネートレード)が色々な犯罪の温床になっているのは間違いな、多分この現象は止めようがない 。
つまりそれだけこの仮想現実がリアルを投影しているという事。

否定するんじゃなくて現実を受け止めて対策を立てないと…
現実に「出稼ぎ」といってアジア系の人から安価な労働力で人を連れてきてゲームの達人にしてオンラインゲームをさせ続け
ゲーム通貨をためてRMTして金儲けをするというビジネスモデルもある…

BOTというモンスターを殺し続ける自動実行プログラムを放っているケースも多発していてゲーム業界の社会問題になっているらしい…(絶句)

日本ゲーム業界がガンとして一線を越えなかったLMT…

あーこうしてはるか未来、マトリックスの世界は案外
ゲーム業界から始まったのかも…など悠長な事はいってられない
このセカンドライフ日本上陸したら爆発的に参加者は増えるだろう
(現在2万人程度…)




この現象間違いなくWEB2.0的な現象で僕らがアチラの世界にピッパリ出されて活動する事をあらわしている典型的な事例だと思う。



ミクシィなんかのSNSもそうだけど
このオンラインゲームとSNS的ソーシャルとの協調という動きは
企業としては参入障壁も低く、有能はプログラマーがいれば
比較的起業しやすい。(その分、差別化は難しいが…グーグルをまねてもグーグルは超えられない、ミクシィをまねてもミクシィは超えられないように…)

この現象、簡単にいうとゲーム空間のオープンソース化だといえる。

一部の評論家がいうようにニートがニートのまま恩恵を受け、
引きこもりが加速されるとは全く思わない。
(また引きこもりが悪いとも全く思わない^^)

僕にとっては、現実と仮想が融合していくという予想が現実に進行しているという事が大事なのだ。

一流の頭のいい人たちはその価値を解っているようだ。
今セカンドライフだけでも1億ドル以上のお金が流入されてる現在、ソニーBNGやトヨタ、アディダスなど一流の世界企業が進出している…
この事は市場としての新大陸発見だと彼らに認識されているいえる。社会性のない人が太刀打ちできる場所ではない。

引きこもっていても、表にでていても、社会性のない未来の見えない人はこの新たな仮想現実のショックには、ついてこれないということだろう。

結果、これらの資本は仮想新大陸でも一大勢力となることは間違いない。
彼らはリアルでもバーチャルでも能力を発揮するだろうから…。
ただ僕らに下克上の時代が来たとはいえるから
時代は繰り返すなあ…という事だ。

現実はかなり進んでる。ニートが仮想マネーで大儲けは一部の特殊な例でその個人の能力が高かったので誰もがマネのできることではない。

それより注目すべきは、アマゾンの仮想空間への進出計画であったり、
スターウッドホテルグループは仮想ホテルでプレゼンテーションをかね仮想ホテルを建設して2008年リアルホテルを建てる事だったり…
すでに米国トヨタのショールームがあり
日産が仮想世界の自社工場でデザイン製造した車を実際販売していたりしている現実だ。

ロイター通信まで仮想支局を建て実際記者をおき、
彼はセカンドライフ内の事件をブログ発信している(b3 annex)

いよいよ来た…

僕らはヤフー楽天などのWEB1.0的なポータルメディアが
ミクシィ、セカンドライフなどのソーシャルメディアが飲み込んでいく過渡期をリアルタイムで体験している。
ヤフー楽天なども間違いなくこのソーシャルよりのサイトになるに違いない。
(なんせコンテンツの量がSNSとは違い半場でない…)

今年はロングテールモデルによるマッチングビジネスが一般化されたからには
この現象が、あらゆる階層で起こって、ソーシャル化されたコンテンツが
統合し恐ろしく巨大なデータベースになっていくに違いない。
これはまさしく攻殻機動隊のベース世界の登場だ。

天人2.0も可能な社会がもう近い…