AManTo天然芸術研究所

大地のため、時代のため、消費されないアートを求めて…
EART(天然芸術)の今を紹介するブログ

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天人5周年の言葉

2006年07月26日 | Weblog


ついにSalon de AManTo天人も5周年記念の日を向かえ6年目に突入します。
ここまで支えてきてくださった皆さん!
本当にありがとうございました。
そしてこれからも本当によろしくお願いします。

この5年長いようで短い一瞬の出来事のようでした。
世間の喧騒とは隔離して着実にコツコツと、
わき目も振らず積み重ねてきた事が
今やっと水面に立ち現れようとしています。

天人2.0計画…

この6年目に突入するに当たり、
全く新しいバージョンとしての「天人2.0」が展開しようとしています。

天人が一軒のカフェとしてスタートした経緯は
当時2001年、かなりインパクトの或るものだったようです。
廃材をださない改装「100%リサイクル」。
知識知恵、資金なくてもできる「空家再生パフォーマンス」。
そのどれもが地域に与える影響は、街づくりを
画策しなくとも、「町は自然になる」事を証明した事例として
世間に大きく取り上げられました。

ある意味カリスマ不在で自然に方向性が決まり、
調和の方向を見出せる日本的「yura-ism」の存在だと感じています。
(僕ら日本人が強力なリーダーシップを必要としてきたのは歴史上最近の事です)


天人がキッカケで中崎町が注目された、町が活性化したなどと言っていただく事があります。
しかしそれは、たまたまそのように見えるに過ぎません。
僕は一介のアーティストにすぎません。

下町を巻き込んだ地域密着型のカフェとして大きく取り上げられきた事は
相対的に多少世間の注目を集めるお役には立っただろうとは思います。
しかし中崎町にある多くの店が地域密着型ばかりではありませんし、
文化創造、アート発信を目的にしている店ばかりでもありません。
この町は独自の集合意識で進化をつづけているのです。
我々はそれに学ばさせていただきながら、自分たちのやるべき事を模索し続けてきました。

天人の目標は明確です。
文化を生み、次世代の生きる糧となる「天然芸術(EART)」のをつくる事であり
新しいライフスタイルの提唱でした。
その立場が如何に人の地域の役に立てるか…それが私たちの道です。
その結果天人は、僕らにしかできない事で独自の発展を目指し、痒いところに手の届く
存在にならなくてはなりません。

そこには社会、いや世界と言ってもいいのでしょうが、その動向も大切です。

最近、天人は「エコ」、「街づくり」という注目から
「スロー」や「ロハス」の拠点として様々な媒体で紹介されるよう変わりました。
時代の変化でしょう。

確かに「エコ」「街づくり」「スロー」や「ロハス」は天人には含まれますが、
あくまで一部分を切り取ってん見た表現でしかありません。

天人の文化は個人のスタイルや価値観の提案だけでなく
そのための仕組みや社会の方法論の提案までを研究する事を含みます。

実店舗である天人で、実験を繰り返す事で、
現在の社会との接点でどんな方法論がスローなりエコなりを実践できるのか
提案していく必要があると考えています。
それが僕らに出来る仕事(仕える事)だと思っています。

でないと勘違いされたスローやロハスが横行し、
憧れだけで言葉が消費され、ムーブメントは社会に根付かないで
終わってしまうのではと思うのです。

どんな理想論も時代が早すぎたり、日本の風土や現状にマッチしなければ
所詮役に立つものにはなりえません。

カフェ天人が去年1年、「あまんとみち」や「カフェ大学」で行ってきた
実験イベントを元に、確信をえた僕は「天人」という単体の店の行ってきた企画を
「天人としての現象」の名前としていこうと考えました。
その確信をえるための1年だったと思われます。
それが「天人2.0」の試みです。

「Salon de AManTo天人」は、そのムーブメントの発祥の地、誕生した場所。
ここで起こった事が広く他の地域でも通用するのか、
現代の役に立つ思考ツール足りえるのかを
実験していく段階になったと考えています。


もちろん全てのムーブメント発祥の地「SALON DE AManTo天人」は世界でここだけ。
天人が大きく展開してもカフェ天人自身は、メニューの見直し、サービスの向上、設備の充実など、
様々な点でカフェとして進化をしていく予定です。ご安心ください(^^)

そしてもうひとつ大きな変化は中崎町にオープンする「AManTo 天然芸術研究所」です。
「天人」は、様々な実験的なプロジェクトをするには今までの天人で十分でした。

そして「地域の寄り合い所」のような場所と「最先端のアートの現場」を兼ねる事によって
日本の土地に根ざした「アート」、もしくは「アーティスト」を輩出できるという仮説が
正しかった事はこの天人に関わった方の活躍を見ればこの5年で十分証明されたと思います。

しかし、この5年で予想外だった事は、周りにほぼ何もなかった天人の数百メータ圏内に
数十店舗もカフェがひしめく一流のカフェ街としてこの街が変貌を遂げたことでしょう。
店舗としてどんな年代、職種の人も同時集える「公園」という
コンセプトを貫くには場所が手狭になってきました。
余り実験的な事ばかりやるには向かない地域になりつつあります。

そこで実験的な事をする場所「AManTo 天然芸術研究所」と、
誰でも集える「SALON DE AManTo天人」二つを運営することが考えられました。
それにはこの街の元町会長のご協力なくしてはなり得なかったのですが
この二つをやらせていただく事で
訪れる人の枠をさらに拡げ更なる文化交流と地域活性化の
両方を盛り上げる事ができるだろう考えたのです。

「大衆と最先端は互いを入れ子状に内在する時、文明に繋がる文化が生まれる」
という僕の信念が正しければ幅を広げれば高さもさらに増すはずです。
それが天人が進化し続ける秘訣だと考えています。

バーチャルな世界と、口コミは成り行き任せだった天人…
6年目以降は、実店舗だけでなく、バーチャル世界、口コミ(心の世界といってもいい)ともに
「天人ならこうする…」という天人流のやり方を提示していくつもりです。

具体的にいくつかの事がスタートしますが
表面的な出来事から整理して御報告させていただきます。


その1WEB HP 前面リニューアル!!
   この5年でウエブ環境は著しく進化し、それに対応した形の天人現象への窓口を
   今特別チームが編成され作っていただいてます。このチームにより
   時代に合わせ絶えずHPを最新の形に対応し続ける事ができるようになります。

その2天人にネットラジオとネットテレビ局が誕生!!
   その名も「AManTo Noroshi cast」
   Pod cast、 Video cast の技術をつかい去年開拓したネットワーク「あまんとみち」を
   ?ぐ地域情報発信がたの市民メディアを立ち上げます。

その3天人にオンラインショップ「純環」(junkan)が誕生!
   アーティストの商品とオリジナル企画商品を販売、利益の10%が
   さまざまなNPO、NGO活動に寄付されます。その対象は購入時に選べるシステムです。
我々に必要なライフスタイルの変化には「消費スタイルの変革」が最も必要だと
   考えたからです。これはsその手始めです。

その4天人のゲストハウス「天女庵」が正式スタート女子専門のチープな安宿が天六に
   できます。 文化交流の鍵は口コミ、それは旅人によって伝わるという僕の経験から
   「リアルな情報波及装置としての宿」かれこれ4年間模索してきました。
   近い将来正式に安宿の少ない大阪にゲストハウスを作って
   アート発信に効果があるが実験して展開してみるつもりです。

こうして天人は中崎町の一店舗から「天人的現象」の名前へとその枠を広げていくための仕掛けを
はじめて行く…それが今年度の宣言であり目標です。

僕らの、ささやかな中崎町実験ファイル…「天人」は、新たな展開を迎えます。
そしてこれは当初から僕だけの思考によるものではなく
サスティナブルアート(参加型、維持継続型アート?)として成立している事には変わりありません。
皆さんのアイデアとパッションなくしては成り立たないのです。

少しでも多くの人が参加する事で時代に必要なアート(Eart=天然芸術)の価値観が創造されると
信じています。それが僕のいう経済のシステムの中のアートから
経済を含む社会現象自体をアートするという「ArtistからEartistへの道」の提案なのです。


皆さん社会全部をアートしちゃいませんか!
皆さんの参加をお待ちしています。
そしてこれからの天人をどうぞよろしくお願いします。
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天人2.0の緩やかな始まり!

2006年07月14日 | Weblog
今日も1日HP製作…
なれない事はナカナカすすまない…!

最近映像に力をいれている天人の天影公司…
其の関係で僕が出演させてもらった映画「或る探偵の証明」のHPをヒョンな事から
僕がつくる事になったのだか…

願望達成の時代から必然達成をうたっている天人。
その中でも「必然達成」の言い出しっぺなのが僕なのだからしかたない(^^)
出来ない事でもできるようにさせて頂いていると考える…

僕は元々現場の人間で叩き上げでここまで来ている。
だから、今の大部分の人のように「何が正しいか」とか「何がしたいか」などという事より
「何をなすべきか」を優先させてきた…。

僕自身の喜びって自分の過去を正義で理屈つける事でもないし、
欲が達成した時でもない…
それは多くの場合、ゴミがでて無駄なエネルギーが使われ、争いがおこる事すらあるから…

必然達成的な喜びとは

「なすべき事を見つけられた事を喜び、
それに挑戦させてくれた環境に感謝し、
そしてなすべき事を行う事を喜びと出来る自分を誉めてあげる事」

なのだ。それは多くの人を癒し、調和のために一役買えるという事なのだから…
やりたいやりたくない関係なく喜びなのである…

僕はそんなに偉くないので正義の定義は政治家と宗教家にまかせておいて、自分が今、隣の人に役に立てる事をしよう…
そこから生まれたのが現場主義の「必然達成」。


ちまたの「願望達成法」は、自分に縁あるもののすべてを生かす事は出来ない。(利益の在るもの以外は切り捨てるから…)
あれがしたい、これがやりたいという人ばがりだと競争が耐えないし、弱肉強食なとても疲れる世界だ。スローな時代というけれど、
それを「ノンビリ」という意味と勘違いしてる人がおられる。
「ノンビリでいいんだよ、好きな事だけ自分のペースでやっていけば…」

これはいかがなものかと…

今はやりのスローはファーストフードに対抗してのスローフードだった。
その過程を楽しみ、人と豊かな時間を過ごし環境にやさしく自分の時間を取り戻す…
そこからスローライフという言葉も生まれた。
これもノンビリというより当初は経済至上主義からの人間界回帰のニュアンスが強かった。
今ではスロービジネスという言葉まであり、本来の意味からはずれ、ひどい人になるといい加減でもゆるしてくれる、
したい事だけやっていけばいいと逆に個人主義に戻って、
ビジネス未経験の人々にスロービジネスなら私もできるかも…などどいう幻想をいだかせ、
地球は彼らの無駄と無理によってエコから逆に遠ざかるケースまで現れてきている。
これは真のスロービジネスでもファーストビジネスでもなく単なる地球環境のむさぼりだろう。

本当にスローにするという事は自分と地域、社会、そして地球環境すべてにわたって深い洞察と努力が必要なのだ。ノンビリやっていては継続維持可能な社会を迎える前に僕らの人類史は幕をとじるやもしれない…。毎日のささやかな日常に地球規模の意識を感じて生きるそこから自分のなすべきを考える…地球のその生態系に生きさせてもらっている意義を感じ意識的な進化を周りの人に生き様として見せる…僕はいつもそうなりたいと努力している。

僕は不慣れなHP製作をしているが、それが多くの人の意識的な進化に役に立てるなら目標からの遠回りだって惜しまない…
そんな意味のスローだ。そしてそれは全力疾走なのだ!
人とは争わないかわりに自分が死ぬまでにどこまで精進できるかの自分との競争だ…。

天人というカフェは夢と出会える場所、夢が叶う場所といわれている…、
それは多くの人がコミュニケーションをとる場所だから、結果、自然発生的に人が化学反応を起こして互いを生かし合っていろんな事がおこる。
つまり、そう見えるだけで僕やお店が何かしているわけではない…
(だからそういう意識をもっていない人には何もおこらない^^)

だから、ある意味こんな事も言える…
天人ってこんな所だという人がいるとしたら…それは自分の事なのだ。
自分が自分に波長の合う人同士で作って現象を作っている…
それを天人だと勘違いし喜んだり悲しんだりしているのだ。


「権利があれば責任もある」シンプルな真理…
それが理解出来ない人は残念な事に文句をいってここを去っていく場合がある。
「なーんだ夢をかなえてくれるんじゃないのか!」って…

誰の役にもたっていない人を、皆が手伝ってその人の願望のために動くはずがないのだか
この基本的な事すらほとんどの人が理解していない事も多い。

必然達成の世界って Give and Takeの世界ではなく結果を求めないGive awayの世界だともいえるのだ。take and take 何か得な事ないかなあという人は関係すら成立しない…
でも…これはその人が悪いのではないと思う。
現代の消費優先の教育がそうさせるのだろう…テレビやネットばかり見ていたらその大半の情報である「もっと消費を!」という声に染まってしまってもしかなたない…
これでは商品は売れても新しい文化は生み出せない。


少し話しを変えよう。
製作といえば、天人で「純環」(JUN KAN)というブランドをつくる。
エコロジー商品を皮切りに
天人にあつまるアーティストの作品など
ネットとリアル店舗で販売…

売り上げの一部に寄付と募金が最初から含まれている。
購入者は環境、福祉、エイズ対策など寄付対象を選んで購入する。
来年度からは寄付先の選考委員を一般公募。
その模様をこれ又新しく始める「狼煙(noroshi)」というポッドキャストサイトで
番組として追っかける…

今は第一弾の企画として「マイ箸運動」を進めていこうと思ってる。
着物の端切れをリサイクルして携帯お箸と一緒に売る。天人でマイ箸や毎カップを使ってくれたら
何かサービスさせてもらう企画もある…

箸袋、今は柄の選別をしているのだけど、最低500は作ってもらわないといけない。
共同購入ものを募って全国に広げよう!

このような企画もすべて僕の直ぐ隣にあるニーズを最大公約数的にできるだけ多く組み合わせた結果うまれた…これは
必然達成の企画で消費の構造を返るささやかな天人の挑戦なのだ…

天人って今まで大阪のおもしろカフェの名前だった。
天人から始まったカフェムーブメントですね…などとよく行って頂ける。
確かに、町にも多少は影響あったと思う(善くも悪くも…^^)

これを「天人」という現象、ライフスタイルの名前としていこうというのが天人2.0なのだ。

『AManTo』いちカフェの名前から一つの現象へ…
今日も実験プロジェクトは続く。
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「或る探偵の証明」のHPつくり

2006年07月11日 | 天然映像芸術 <天影公司>
大阪の下町
中崎町、浮田町の有志が集まって作られた
映画「或る探偵の証明」…
浮田町にある「和み屋さん」のマスター山口監督作品だ。
苦労の末撮影が終わり、只今編集真っ最中…

そこで宣伝のためのHPを中心とした告知を
なんの因果か僕が担当する事になった。
(僕はありがたくも主演の直江白男役で出演中)

確かに半端でなく思いいれのある作品なのだが
責任重大!

是非、多くの素晴らしい監督に出会えるこの町で
この作品も世に広めて行きたい!
僕は中崎町を日本の下町ハリウッドにしようと企んでいるの
だけど、今回、この両方の町の人間がガッチリ手を組んだのは
とても素晴らしい!
そして今年この2つの町の中間にプラネット+1という会員制の映画館が
引っ越してきた。
これもこのムーブメントの大いに確信が持てる事実だ!
代表の安井さんは以前から中崎周辺に引越し場所をさがされていた。
何度も物件を一緒にみにいったが木造が多いこの近辺は映画のフィルムには
大敵だ。安井さんは大重潤一郎監督の紹介で色々ご一緒させてもらった日本有数の
フィルムコレクター。そしてその右腕である富岡さんは日本の若手映像作家を
海外に紹介されている日本屈指の映像キュレーター…。

これに僕ら庶民の映像作家たちがこの町で世界に通用する文化を発信できれば…
きっと下手な開発の手もストップさせる有効な力になるに違いないと考えている。
商業ベースにならざるをえない映像芸術とこの町にある大阪駅から徒歩圏内なのに
昔のしきたりや祭りが焼け残っている不思議な地区の不思議な「天然芸術」を
うまくプロヂュースする事で、下手な町おこしで商業的に成功し、文化的には
敗北する多くの町おこしとは違うオルタナティブな道を提案できたら
それこそ天人らしいと考えています。
そのためにはやったことないウエブにも恐れず挑戦しよう!
がんばるぞ!


是非、監督一家、山口組の皆さんにお役にたてるよう努力してみます!
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