AManTo天然芸術研究所

大地のため、時代のため、消費されないアートを求めて…
EART(天然芸術)の今を紹介するブログ

インディーズムービーフェスティバル5位入賞!

2006年08月26日 | 天然映像芸術 <天影公司>
結果発表!
天人でお客さんに声かけて作った映画ハローホライズンは応募総数366中
全国五位になりました!
吉川監督おめでとう!
そして応援してくださった皆さんありがとうございました!

思えば1年前、ベスト20位に選ばれ、そこから1年間戦い続けてきたインフェス
全国の皆さんのおかげであちこちで宣伝活動をさせてもらい、旅をしました。

映画作りのあたらしい方法論として、「CAFEに集う人に声かけて撮る」という手法が全国にどれだけ通用するかというチャレンジだった今回の企画…

これは他人の夢は僕の夢、僕の夢はあなたの夢という
「この指とまれ方式=天人」を具体的な形にしたものでした。

互いのかかわりの中で上下関係のない相互の学びあい(響育)は、見事にハロホラチームにも無意識的に影響し、驚くほどアットホームで、
それでいて規律のとれた仲間を生みました。

それしてそんな必然で生まれたグループに全国の多くの人が共感し、上映会を開いていただいて本当に感謝です。

このシステムは教育の学校。物づくりの現場、仕事。そして消費と経済が
有機的につながり混在したシステムなのです。
昔、日本は丁稚奉公で働く事が学校だった。
読み書きを地域の寄り合い所で町内の仕事に関わる場所、寺子屋で学んだ
消費や、経済はその土地にすこぶるエコだった。
そこで生きる人は粋で美しいかった。


このシステムを現代風によみがえらせようとするのが天然芸術研究所の様々な取り組みです。

そして今回は「ハロホラ」一年(製作から数えると2年)の活動は
この「天然芸術」は、個人の意識から無意識、潜在意識を繋ぎ、現象を動かすアートなのだという事を発見させてもらった
大きな実験でした。

天然芸術の定義や研究は天然の芸術が太古からあって
あまりに伝統的で取り立てて意識化する事が難しかったレベルの意識構造だったため現代までほとんど手をつけられずにいたように思います。

つまり芸術を意識化する科学であるので
世界で一番、当たり前で、なおかつ、
もっとも解明させていないアートであるといえるのです。

天然芸術はエコでロハス、スローなアートであるのは当然で、
我々の立場からすれば
逆にもともとあった天然なる生き方がアート以外の何者でもなく、
それがバラバラになってしまった現代、
もう一度それを軌道修正し統合しようとする人の無意識が
処方箋(またはキーワード)として生み出したのが
「エコロジー」であり「ロハス」、「スロー」という言葉なのだといえるのです。

WEB2.0の技術革新は我々に、物づくり、流通、循環社会のあり方に
様々な可能性を示してくれています。
が、それを使う人の意識(EART=天然芸術)の研究開発は
手つかずの状態…

オープンソースやSNSという考え方自体が、
人と人の脳みそが繋がっていく事なので、
僕らはその繋がり方にもっと敬意払って、注目しなくてはいけません。
(ある意味、安易に繋がらないように)

科学幾ら進化しても我々がウエブネットワーク以上に
深く大きな地球生態系ネットワークとの関わりを開発しなければ、
我々の存在は地球にとって、さらに加速度的にこの星の生態系を
乱す可能性のある両刃の剣なのです。

我々がこの星の次世代神経ネットワークになるために、
個人の夢(言い換えると欲望)の消化、昇華の仕方を学ばなければなりません。

天然芸術として、ある意味最もエゴティックな映画づくりはに取り組む事は
挑戦であり、必然です。
我々も、まだまだ研究開発途上であり、これに関わった人々が認められていく事で社会に物づくりのソフトで美しいやり方を提案、啓蒙していこうと思います。

そしてこのプロジェクトに関わった人がそれぞれのジャンルで相互に学び、
天然の芸術家と言われるような次世代のアーティストになれるよう
そのために少しでもお役にとれるように僕はがんばっていきます。

全国に共感してくださった皆さん本当にありがとうございました!
そしてこれからもどうぞ
よろしくお願いします!(^^)