南米料理と音楽の店 ペーニャあまんかい

アルゼンチンから一番遠いペーニャ(南米の音楽酒場)へようこそ

貴重な音源が見つかりました

2023-02-20 17:57:39 | 南米の音楽Musica

1980年代のシルビオライブの
VHSをDVDに移し
確認作業をしていますが
沖縄に来た当初のアルベルト城間さんと  
中高生くらいでしょうかSaigenjiさんの  
貴重な音源が見つかりました


Silvio y harmónica

2023-02-07 23:28:20 | Silvio Moreno       プロフィール

スペインのマジョルカ島出身の母と
フランスのコルシカ島出身の
父を持つお母さんと
サウジアラビア移民の父と
アルゼンチントバ族の母を持つ
お父さんとの間に生まれたシルビオ。

お父さんは飛行場整備や鉄道員などの仕事を
していましたが、ハーモニカがとても
上手かったそうです。

軍政が終わった1988年
シルビオが沖縄からアルゼンチンに戻った際
ステージでの演奏があったため
恥ずかしがるお父さんをステージに
引っ張りあげると、何も持っていないのに
リズミカルなハーモニカを鳴らすので
びっくりしながらギター伴奏していると
口に入るくらいのミニハーモニカを
吹き鳴らし会場を沸かせ
さらにクロマチックハーモニカに持ち替え
ものすごい演奏をしたのだそうです。
 
ある日沖縄で毎年1月に行われる
アルゼンチンの音楽祭コスキンフェスティバルを聴いていると素晴らしいハーモニカが
聴こえきました。
シルビオは思わず立ち上がり
ボリュームを大きくして
「誰なんだこの奏者は!」
と興奮していました。

そのハーモニカ奏者はフランコ・ルシアー二
シルビオの友人でもあったハーモニカの
名手ウーゴ・ディアスを彷彿とさせるような
エモーショナルな完璧な演奏。

ちょうどその頃、アルゼンチンから来ている
トリオが沖縄のホテルで演奏していました。
あまんかいに来てくれた際、この話をすると
バンドネオン女性奏者が彼の友達で
そこからフランコ・ルシアー二さんと
コンタクトが取れ交流が始まりました。

その後フランコ・ルシアー二さんが
ウーゴ・ディアスのドキュメンタリー
制作チームにいて、これはシルビオではないかと送られてきた写真には
ウーゴ・ディアスさんの葬儀に
悲痛な面持ちのシルビオが写ってました

1977年シルビオ34歳


Silvio y Mercedes Sosa

2023-02-07 09:26:48 | Silvio Moreno       プロフィール

言わずと知れた
アルゼンチンの国民的歌手
メルセデス・ソーサさんに誘われ
シルビオは1968年ヨーロッパ公演の
ギタリストをつとめています

その年に録音されたソーサのアルバム
「El grito de la tierra」のアレンジを担当。
シルビオは彼女の歌声を表現する時
宇宙一の声だと言います。

レーサーのライセンスを取得している
彼女は、若い頃はシルビオも震え上がるほど ものすごいスピードで車を飛ばしていたそうです。

沖縄の自宅に彼女から
電話が来たことがありました。
シルビオも小さい頃からよく知っている
ソーサのマネージャーをしていた息子のファビアンさんから連絡を受け私が取り次ぎました。

私はびっくりして
目をぱちくりさせていましたが 笑 
シルビオはもう本当に嬉しそうでした。

1997年頃にはアルゼンチンで生き別れになったシルビオの長女がメルセデス・ソーサさんの
事務所に駆け込み お父さんの行方を知らないかと尋ねると日本にいると風の噂で聞いたことがあるとファビアンが言い
事務所の電話をいくらでも使っていいからお父さんを探したらいいと協力して下さいました。

そしてアルゼンチン大使館からシルビオを探している人がいると連絡があり、再会を果たすことができました。

メルセデス・ソーサさんは2009年71歳でこの世を去り、数年後には息子のファビアンさんも
旅立っていかれました

(この写真はメルセデス・ソーサさんの
お母様も写っている貴重な写真です。
水口さま写真ありがとうございます)


ペーニャあまんかい40周年記念/沖縄の南米音楽家シルビオ・モレノ展「~僕の荷物はギターひとつだった~」

2023-02-01 23:25:06 | イベント

正確に言うと1982年の年末(1983年)
南米料理と音楽の店
ペーニャあまんかいが開店し今年で
40周年を迎えます。
シルビオ・モレノは12歳でアルゼンチンラジオLT9でギタリストとしてデビューしてるので
今年で音楽家として68周年。

シルビオは軍政により手を負傷しまた、今から25年前にパーキン発病し、彼の人生の中で何度もギターを置くことを覚悟した瞬間がありましたが、彼の音楽に対する凄まじい情熱と本当にたくさんの人々に支えられて、音楽家として演奏活動を行うことができました。

皆様には心より感謝を申し上げます。

現在シルビオは入院中ではありますが
彼がアルゼンチンや沖縄
パーキンソン発病後に湧き出るように
描いた絵画展を開催します。

現在チームオキクルミの優秀なメンバーが
がシルビオの作品をまとめているところです。

期間中はペーニャあまんかいにて素晴らしいアーティストによる演奏やパーティを企画しています。ぜひお越しくださいね。

詳細が決まりましたら
随時お知らせいたします。

40 aniversario de Peña Amancay
 Exposición del músico argentino residente en Okinawa Silvio Moreno
~Mi guitarra fue mi unico equipaje~

ペーニャあまんかい40周年記念
沖縄の南米音楽家 シルビオ・モレノ展
〜僕の荷物はギターひとつだった〜
2023/4/27~5/14
琉球新報ギャラリーA   
沖縄県那覇市泉崎1-10-3 (2F)

ペーニャあまんかい
沖縄県那覇市前島1-5-7 
お問合せ 098-862-6055

後援 アルゼンチン大使館 琉球新報 他

ポスター(仮)


木下尊惇フォルクローレライブ

2023-01-21 00:58:13 | イベント

フォルクローレ音楽家 弾き語り
木下尊惇氏が沖縄にやってきます。 
日本そしてボリビア
南米フォルクローレ音楽を
牽引してきた素晴らしいアーティストの
演奏をお楽しみに
ポスターには木下氏が描いてくださった
Amancayの花がデザインされています

木下尊惇フォルクローレライブ 

TAKAATSU KINOSHITA Folklore Live 
en Peña AMANCAY

2023年3月5日 (日)
OPEN18:00  START19:00 ~
電話予約2,000円/当日 2,300円

ご予約・お問合せ
南米料理と音楽の店
ペーニャ あまんかい 
沖縄県那覇市前島1-5-7
 098-862-6055

木下尊惇 Takaatsu Kinoshita 
ギター、チャランゴ、 弾き語り 82年、エルネスト・カブールの招きでボリビアに渡る。カブール・トリオのギタリストなどを経て、86年よりボリビアのグループ「ルス・デル・ アンデ」のリーダーとなり、明確なコンセプトと独自の音作りで、現在に至るまでボリビア・フォルクローレ界に多大な刺激を与え続け ている。カブールと共に映画「橋のない川」の音楽を制作。 NHK 「美しき日本百の風景」 でテーマ音楽、「世界の名峰~グレートサミッツ」 楽曲の提供など、 各種映像音楽を手がける。 日本では1枚のソロアルバムを発表。「ボリビアを知るための章」(明石書店)、 「中南 米の音楽 (東京堂出版)に執筆。 08年より沢山麓ので稲作を始める。 17年ラバス市文化庁より、長年の文化功労を えた認定表を贈られる。 18年よりフランス、サガルナガ・アソシエーションのフォルクローレ特別講師 ボリビアを代表する音楽家、 ギタリストとして、多くのボリビア音楽家たちからリスペクトされている