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『緑の牢獄』 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶  単行本 – 2021/3/13

2021年08月03日 | 本と雑誌

『緑の牢獄』 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶 単行本 – 2021/3/13
黄インイク (著), 片岡力 (編集), 黒木夏兒 (翻訳)5つ星のうち4.6    9個の評価


本書のタイトルと同名のドキュメンタリー映画『緑の牢獄』の監督・黄インイク (著)
沖縄在住、台湾出身のドキュメンタリー監督・プロデューサー。33歳と若い。

 

映画『緑の牢獄』予告編
9,999 回視聴2021/03/22

https://youtu.be/iDljAzKoyeE

返却期限がきてしまって、まだ読んでいない。映画も見ていない。そもそも知らなかったが、
予告編だけ見て、本もパラパラ読みですませた。

いずれネットで映画が見られるようになったら、と思い、メモがわりにこの記事を書いた。

1853年、幕府に開国をうながすため来日したペリー艦隊は、「琉米修好条約」の締結という目的もあったため、
、岐路も琉球へも立ち寄っている。

この時ペリー一行は、西表島の炭鉱資源興味をしめしたという。


wikipedia ペリー艦隊は53年5月琉球に初めて来航して以来前後4回にわたって琉球を訪れたが、東アジアに占める琉球の地理的重要性に着目し、同地を拠点の一つとして確保するため琉球側に条約の締結を求めた。琉球側はこれを拒否したが、日米和親条約(54年3月)の締結を知りペリーの要求を受け入れることにした。

明治19年(1886年)、西表炭鉱の初めての正式な採掘が「三井物産会社」によって始まった。(P62)明治日本の近代化政策の一環だ。
西表炭鉱開発は、戦後沖縄の米軍統治時代の1960年までつづく。

タイトルと副題をみて、いわゆる「徴用工問題」、大日本帝国陸軍、非人道的、などを想起したが、すくなくともそれがメインの話ではなさそうだ。

それよりもっともっと興味深い内容がつまっていそうだ。

片手でページをめくっていくだけでも、ページ数とほぼ同じ件数とおもえるほどの写真も興味深い。
映画のシーンのような、ハッとするものや、えっと驚くような古いなつかしいものあり、あきない。
力作だ。


 amazon 歴史の狭間に埋もれていた衝撃の史実。
かつて 10 歳で台湾から炭鉱のある沖縄・西表島へ渡り、以後 80 年以上島に住み続けた一人の老女。彼女の人生の最期を追いかけて浮かび上がる、家族の記憶と忘れ去られた炭鉱の知られざる歴史。
現代日本人が最も注目する二つの場。それは台湾と沖縄。日本人が思い出さなければいけない歴史の原点がここにある。

出版社からのコメント
台湾の若き異才、黄インイク監督の最新作「緑の牢獄」。 本書は映画では描き切れなかった記録の集大成である。 映画同様の妥協を許さぬ文章製造過程を経て、本書は執筆された。 よくある映画のオマケ本の類ではないことを強調しておきたい!

 


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