奄美 海風blog

写真。植物や本 ネットで映画感想。相撲見てツイート
04年4月~14年11月ブログ人
トップへはタイトルをクリック

『うらやましい孤独死』――自分はどう死ぬ?家族をどう看取る? 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/19

2021年06月22日 | 本と雑誌

『うらやましい孤独死』――自分はどう死ぬ?家族をどう看取る? 単行本(ソフトカバー) – 2021/2/19
森田 洋之  (著)
5つ星のうち4.6    26個の評価

タイトルもそうだが、表紙の写真は、かなり衝撃的だった。
草むらに倒れている老人の顔は、老眼のわたしには、笑っているように見えたからだ。

頭にかけたタオルが半分だけのサングラスにも見えた。着ているものもなんだか、
状況からして現実感がないし、コントの一コマにも見えてしまったのだった。

しかし、(不謹慎ながら?)それが面白くて、読んでみる気になった。

読み始めてみて、最初のそんな印象は一変した。
著者はユニークな経歴で、豊富な経験を持つ現役の医者だった。
本文は、すべてデータに基づいていてポイントをついていて
数字や図表で説明され、わかりやすい。
取り上げられた多くの実例も写真がついていて、主張もバランスがとれていて非常に説得的だ。

読み終えてみてタイトルの「うらやましい」も「孤独死」も、思ったより実は多義的だったのだが、
二つ組み合わせると、なんだか深い。ppk(ピンピンコロリ)の話だけではない。

写真は裏表紙にもあって、二つ合わせると、もう感動的である。

一部切り取り

本書は「現代の医療システムへのアンチテーゼとして「孤独死なのにうらやましい」といえる事例と、その理論的背景を集めたものである」。

カバーの写真は、そのうらやましい実例のひとつ。(鹿児島の山間部で独居)80歳。
amazonで詳しく読めます。

========ー


著者のその他の著作

あおいけあ流 介護の世界 これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ 2016/09/01
森田 洋之, 加藤 忠相

日本の医療の不都合な真実 コロナ禍で見えた「世界最高レベルの医療」の裏側 (幻冬舎新書) 2020/09/30
森田洋之

破綻からの奇蹟: 〜いま夕張市民から学ぶこと〜 これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ 2015/09/14
森田 洋之, おがたちえ

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。