Wikipedia『王の運命(さだめ) -歴史を変えた八日間-』原題:사도)は、2015年の韓国映画。監督はイ・ジュニク。主演はソン・ガンホ、ユ・アイン。
韓国で観客動員数624万人を記録[2]。第52回百想芸術大賞で大賞を受賞した。
ストーリー
李氏朝鮮第21代国王の英祖(ソン・ガンホ)は40歳を過ぎてから生まれた息子の思悼(ユ・アイン)を、自分と同じく学問と礼法に秀でた世子(セジャ/後継者)に育て上げようとする。しかし、王である父の望みとは裏腹に、世子は芸術と武芸を好む自由奔放な青年へと成長。英祖が抱いていた世子への期待は怒りと失望に転じ、世子もまた、親子として接することのない王に憎悪にも似た思いを募らせていく。
心のすれ違いを埋められぬまま、小さな歪はやがて大きな確執へと膨らんでいった。世子を失脚させようとする反対勢力の策略も加わり、1762年、ついに歴史を激震させる出来事が訪れる
英祖自身の生涯もとてもドラマチック。英祖のことを調べてから見ると面白さは倍増する。英祖の生涯を掘り下げたドラマのほうが面白く描けそうだ。
英祖 (朝鮮王)
粛宗の次男として生まれ、1699年に延礽君に冊立された。生母の淑嬪崔氏は宮廷の水賜伊出身(雑事を担当する下女)とされる説もあるが、針房(チムバン、침방)に所属していた。生母が賎しい身分のため、延礽君は同じ王子ながらも世子である異母兄の李昀(景宗)とは全く違う扱いを受け、周りの慇懃な蔑視を受けながら育った。
ーーーー英祖は一方、民が兵役の代わりに税金として納める布帛を2疋から1疋に減らす均役法を実施して国民の税負担を大きく減らし、国家に対する義務を身分に応じた負担とした。また朝鮮通信使として日本へ行った趙曮(朝鮮語版)が持ち帰ったサツマイモを、凶年の際には主食の代用とできるようにした。