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映画『ふるさと』1983年(昭和58年)

2022年09月09日 | 映画

日本映画史に残る名作だという。

ダム建設で沈む村が舞台とあっても、反対派活動家などは登場しない(しなかったと思う)。認知症の話でもない。さいごになって、地味でシンプルなタイトル「ふるさと」が心に沁みます。
それで、加藤 嘉(かとう よし)さんの演技がいっそう光ります。
独特の風貌と味わい深い声のセリフがいまも脳裏に残る。奇をてらわず、何も主張しないこのタイトルは、しかしこの映画全体をよくあらわしていると思う。

じいが最後に少年にかける言葉は深い。”あわてるな” ”ゆっくりとな”などにつづくセリフは聞かせどころ。なんども10秒戻しした。

エキストラと思われる住民の歌う歌も演技だとは思えないほどリアルでこころをゆさぶられる。
確かに日本映画史に残る名作だった。
高画質高音質でみたい。

撮影当時加藤 嘉さんは現在の私と同じ歳だったというから驚きだ。
といっても急峻な谷底の川底をあんなにかくしゃくとは歩けないのだが。役者魂を見た。

あと揖斐川と聞けはやはり宝暦治水事件を思いだします。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ふるさと』は、1983年(昭和58年)公開の日本映画。配給は東宝東和。監督は神山征二郎、主演は加藤嘉。

揖斐川の上流部で徳山ダムの建設により、やがて湖底に沈みゆこうとしている岐阜県揖斐郡徳山村(現:揖斐郡揖斐川町)を描く。徳山村の出身で、同地で分校の教師をしていた平方浩介の著書『じいと山のコボたち』(童心社)を映画化したもの

加藤 嘉(かとう よし、1913年1月12日 - 1988年3月1日)は、日本の俳優。本名:加藤 嘉〈かとう ただし〉。

宝暦治水事件(ほうれきちすいじけん、ほうりゃくちすいじけん)は、江戸時代中期に起きた事件。幕命によって施工された木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の治水事業(宝暦治水)工事中に薩摩藩士51名が自害、33名が病死し、・・・


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