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奄美 海風blog

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『海から来た植物』―黒潮が運んだ花たち (単行本) 中西 弘樹 (著)

2009年11月19日 | 本と雑誌

091119bookumi 『海から来た植物』―黒潮が運んだ花たち (単行本)
中西 弘樹 (著)
 google

2008年6月25日初版弟一刷発行

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奄美へ旅するもの、

人のほかに、渡り鳥やチョウ、回遊魚など。

そして忘れてはならないのは、植物。

海岸には漂着物に混じって、さまざまな植物たちが名も知らない遠くの場所からやってくる。

海岸は、高等植物の生存には厳しい環境である。塩分、強い日差し、風によって吹き付ける砂。

こうした環境で分布域をひろげる海流散布植物には、内陸の植物にはない特徴的な構造をもち、植生や生態にも環境に適応した興味深い特徴が見られる。

黒潮の流れにのって北上する海流散布植物ハマユウ(ハマオモト)を追って、
植物生態学者にして漂着物学の第一人者である著者は各地を旅し、そして万葉集、源氏物語、枕草子などの文献にあたって時間の旅をする。

ハマユウは平安時代から鎌倉時代まで、多くの文献に登場し、あれほどよく知られたにも関わらず、江戸時代になると園芸家によって呼び名がいつの間にかハマオモトに変えられてしまったと共に、その存在が忘れられていった。p 171

それはナゼか?

日本人として、いやヒトとして、自然との関わりが薄れつつある現代人の生活観にも一石を投ずる。

ほかに、ハマボウ 日本のハイビスカスふよう、グンバイヒルガオなど。

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内容(「BOOK」データベースより)
海辺に咲く花の名前を知っていますか?万葉集に詠われて以来、源氏物語、枕草子にも登場する、日本人に最も親しみ深い海流散布植物ハマユウ(ハマオモト)を主な題材に、黒潮が運んだ海岸植物に秘められたふしぎの数々を、植物生態学者にして漂着物学の第一人者である著者が丹念に読み解く。


九州場所五日目

2009年11月19日 | 大相撲

大相撲九州場所五日目 goo大相撲

東十7 旭南海2勝3敗●押し出し○土佐ノ海4勝1敗  東十11
東幕9 里山 0勝3敗  ●  寄り切り ○  1勝2敗  北園 西幕12

里山 過去3年の 九州(11月)場所の成績

2006●①②●③ ④⑤⑥⑦● ●⑧●■休 8勝6敗西十5枚目
2007●①●●● ●②③④⑤ ●●●⑥● 6勝9敗東十9枚目
2008○-■-や  ややや-● ○ --●- 2勝3敗2休 西幕下9

里山 今年の成績

2009
1月 -●-○○ --●-○  ●-○-- 4勝3敗 東幕25
3月 ○--●○ -○-○- -○●-- 5勝2敗 西幕下18
5月-●-○● --○-● -○○-- 4勝3敗 東幕下11
7月●-●-● -○-●- ●---○ 2勝5敗 東幕下9
9月○-●-○ -○--○ -○○-- 6勝1敗 東幕下22

今場所●-●-● 東幕9

場所前、不況のせいか、チケットの売れ行きが不振、のニュースも流れた九州場所ですが、
なんとか九州場所で勝ち越したい里山。

In Sumo,

幕下の厚い壁を抜けるとその上に十両があり、力士はここで、いわば一人前になり関取とよばれるようになる。待遇面で格段の差がある、大きな壁だ。
さらにその上に最上位の幕の内があるわけですが、
ここのところ、土俵上の里山の紹介には、「幕の内経験者の」ということが枕詞のように付くようになっています、幕下の放送席です。早い関取復帰が望まれている里山です。

さて、

長いトンネルから抜け出したい幕の内の経験のある、里山と

一方の北園(きたぞの)は、長崎市出身。里山よりひとつ年下の昭和58年生。
最高位 幕下 9 東洋大卒、初土俵は、日大卒の里山に後れること2年、平成18年3月。
平成20年7月、西幕下16の0勝7敗以外は、ほぼ順調に勝ち進んで、そろそろ新十両が見えるところ。

今場所の両者、ここまで2連敗。
たがいに、ご当所の九州場所、流れを変えるためどうしても勝ち星が欲しい三番相撲。

時間です。

立ち合い、「里山、もぐりこんで右差し」
「左はすでに、まわしを取っています」
「もぐりこむ里山、半身のようなかっこうです」
上体をねじ込むように、極端に腰を低くして、頭をつけ、両前まわしを引いた里山ですが、
と、そのとき、長い胴体を生かした北園(きたぞの)は、がばっと、里山の肩越しの上手を取ります。
腰を低くしすぎた里山にとって、これは、計算外の急襲(きゅうしゅう)でしょう。九州だけに。
北園(きたぞの)そのまま、里山を持ち上げるように、ふりまわして寄りきりの勝ち。