ソクホー 15:53分 この記事は書きかけです。
大相撲秋場所2日目
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いや、いや、いや、里山ってのは、うまいもんだね。
おどろいたねぇ、土俵中央、あざやかだねえ、えー、
どうだい!見事にきまっちゃったねぇ、かいなひねり
安壮富士、またしても敗れたり!
トトラ山さん、少しお待ち下さい。
北桜 豊桜 片山 潮丸 栃栄といった、幕内でもおなじみの力士が続々登場した後、十両最後の一番。
来場所の幕内昇進を狙う、里山、安壮富士両者の取り組。
立ち合い、里山の出方を見た、安壮富士の踏み込みは弱い。
しかし、直ぐに里山を突き放し、激しい突っ張りに出た。
丸い土俵を大きく使って、動き回りながら里山は、それをしのぐ。
しのげたのは、足腰の強さがあるからでもあっただろう。
今場所、肌艶のよさにその好調さが現れている安壮富士の攻めは、精彩を放っている。
一度動きが止まったあとも、なおも突っ張りに出る安壮富士。
おじさんの心臓は高鳴った。
両者、互いの廻しに触れることなく、再び動きが止まった土俵中央。
さあ、どうなるか?、館内のお客さんも、そしてアナウンサーも息をのんだ、ように思えた、その瞬間、安壮富士が土俵に腹ばいになり、行司、 木村恵之助は軍配を西、里山に挙げた。
アナウンサー「最後、相手の右かいなを、さっと、引張るような形・・・」と言ったが、その最後にいたる、その前の、左、右のゆさぶり、そのための里山の足の運びにも注目したい。
トトラ山氏がうまいねぇ、と言ったのは、その1秒間の里山の技のことである。これは、あの「伝え反り」(画像)を思わせる動きである。里山は常に何かをしかけているのである。
これは、VTRを少なくとも3回は、見ないと分からないだろう。
ホッ、ホー
花道を下がる安壮富士の表情に悔いはない。
カメラはすぐあとから、それに続いた里山の後姿。
太ももからお尻のあたりに付いた、稽古で鍛えた筋肉を見て段ひら氏は、来場所の新入幕を早くも確信したのであった。