JRAから来年の競馬開催についてアナウンスがありました。オープン競走のリステッド格付け、降級制度の廃止、クラス名称の変更、女性騎手の減量制度など、近年では一番大きな改正になると思います。
リステッド格付けについては、実際に運用されてみないとピンときませんが、要は「リステッド競走」って、海外で言うところの準重賞ってこと?つまりは、オープンと重賞の間に一つクラスを設けるというイメージだ。降級制度を廃止することでオープンまで上がる馬が今より増える→新たに一つクラスを設ける、そういう流れであれば、そもそも降級制度を廃止せんでもいいのにねぇ。
降級制度の廃止については、各方面から反対意見が多いと思います。降級がないと、頭打ちでにっちもさっちもいかない馬が「降級待ち」することができなくなるので、引退するしか道がなくなります。逆に、偶然にも恵まれて勝ってしまって昇級したけど、上のクラスでどうにもならんいうパターンも。どっちにせよ、馬の循環スピードは早くなるでしょう。一口的にも、「未勝利→500万→降級して500万」という黄金3勝パターンが無くなってしまうのは痛い(笑)
そして一番アカンのはレース名の呼称変更。500万→1勝クラス、1,000万→2勝クラス、1,600万→3勝クラス、ってガキじゃあるまいし、何じゃそのセンスない呼び名は。
「次走は東京開催の1勝クラスを予定しています。」
「関西の2勝クラスは関東よりレベルが高いから厳しいよね。」
「平場の芝の2勝クラスは除外ラッシュだよな。」
「トライアルより堅実に1勝クラスを狙いましょう。」
うーん、全然イケてない。お客様にとってより分かりやすい呼称とするための改正だそうだけど、めっちゃカッコ悪いぞ。まだ、Aクラス、Bクラス、Cクラスの方が良い。思い切って日本らしく、甲乙丙にしたら?