不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Vigilia della Festa ?

2004-06-24 03:02:38 | 日記・エッセイ・コラム
6月24日はフィレンツェの守護聖人
San Givanni Battista(洗礼者ヨハネ)の日で
フィレンツェは堂々と祝日。

この日は古式ゆかしい衣装を身にまとった選手が
凶暴な獣と化して闘う伝統行事
Calcio Storico(古式サッカー)があったり
(例年は決勝戦がこの日ですが
今年は選挙の関係などでこの日から試合スタート)
夜にはミケランジェロ広場あたりで花火大会。

ところがです。
23日23:30頃。
俄かに夜空が明るくなり続いて轟音。
花火上がっちゃってるじゃないの・・・。
どういうことなのだ?
ビリーは吼えるし、
チッチーノはテラスで飛び回るし家中大変な騒ぎです。
何が起きているのでしょう。
前夜祭?まさか。

実は友人に誘われて24日の夜には
いいところで花火鑑賞をしようということになっているのですよ。
だから今ごろ花火上げられても・・・。

イタリア人のことですから、
明日の準備でもしていて
何かの拍子に火薬に火がついて
思わぬ花火大会になっている
なんて結末でないことを祈ります。
明日の花火が残っているのか、本気で心配なのです。


Che problema c'e'?

2004-06-24 01:40:39 | 日記・エッセイ・コラム
「ココロに小さなしあわせを」~一生懸命なんだろうけど笑っちゃう
その先の
「やまねこの日々徒然」~ローマの一番よい三流のホテル
そのまた先の
「アンモナイト-Ammonite-」~三流のホテル
へパラパラっとトラックバック

ここがその噂のローマで一番よい三流ホテル。
お腹が痛くなるほど笑える日本語です。
なぜこんなことになってしまったのだろう?
誰も今までこの間違いを指摘してあげなかったのかしら?
でも、このTBの嵐のおかげで
結構な宣伝になっているかもしれないよねぇ、このホテル。

私は敢えてイタリア語のサイトを見ていませんが、
イタリア語のわかる人なら
この日本語訳から安易に
オリジナルのイタリア語を想像できる類まれな代物です。

確かに母国語から多言語への翻訳というのは
とんでもなく難しいことで間違いは尽きないものです。
元々ボキャブラリーの数が違いますからね。
私がどんなに自信をもって書いたイタリア語でも
イタリア語を母国語とする人々が読んだら
「ニュアンスも伝えたいこともわかるけど、妙な感じ」になるのです。

それがアルファベットの言語から
書き文字の多い日本語への翻訳となったら…。
このホテルのサイトでは
漢字やひらがな・カタカナの書き間違いは比較的少ない。
(そこの間違いにみられるのは語彙力の問題なのですよ。)
でもイタリアの街に溢れる「誤った日本語」のなかには
漢字・ひらがな・カタカナ(特にカタカナ!)の書き間違いが山ほど。
ツとシがわかりにくかったり、ルとリが混ざっちゃったり。
アとマとヤ、ソとリ、タとク上げればキリがないほど。

フィレンツェの街にある中華レストランとかに行くと
ご丁寧に日本語表記もありますが、
これも笑えるものがたくさん。
それはいつかまた紹介しようかな。

でもねぇ、あまり笑ってばかりもいられませんよ。
日本にあふれ出ているイタリア語にも
とんでもない間違いがいっぱい隠されているのでねぇ。
見ていて赤面することもあります。うん。